JA7NI - AKITA GRABBER

2200m band Grabber for DX

スーパーラドアンテナ 136KHz 直列共振

2012-08-24 18:10:38 | インポート
スーパーラドアンテナは並列共振でなければ、性能が悪いとラド愛好者は声高に言っていたが、
本当だろうか?136KHzで直列共振と並列共振の電界強度を測ってみた。
電界強度の比較なので、画像のように高さ1m程度で実験した。
リンクコイルは青白線でコイル直下に3回捲かれている。


最初は並列共振のR,X測定モードである。

次は直列共振にした時のR,X測定モードである。
インピ-ダンスが57Ωなのでこのまま給電できますが、インピーダンス整合トランスを使いました。

下は直列共振のコイルの写真、リンクコイルは無い。
コイルの下側に別の線種で、赤1回青白2回、コイルを捲き足しています。


*試験設備*
送信機:TX2200A  137.779KHz 出力 5W(10Wでは2KV耐圧バリコンがスパークしたため)
同軸8D2W 53mを地べたにおいている。 アースは単管杭を50cm打ち込んだ簡易アース
受信機:1.2Km離れた山、IC7800(プリアンプOFF,CW-Rモード250Hz帯域)
受信アンテナ:ビバレージ
”*比較結果*

50m高さのT型アンテナで5Wで送信した場合は9+17dBです。
今回はSメータ1以下、耳で聞いて549、全く同じ強さでした。

アンテナの種別    リンクコイル  同調C        受信電界強度     コモンモード電流又はアース電流
①並列共振ラド   3回       測定しない     S1以下②と同じ   アース=1.4mA 同軸=0.5mA
②直列共振ラド   なし       測定しない     S1以下①と同じ   アース=1.4mA 同軸=4.1mA

・AA-30の液晶の曲がりに気がつきませんでした、脚立から落としたためでしょう。販売代理店さんから直し方
のメールを頂きました。

AA-30のLCDの取り付けが曲がってしまっているようです。
修復は可能です。その際の注意点はフラットケーブルの
コネクター側のロックを外してからケーブルを抜くことです。
LCDはメッキ線で止められているだけですので、じわ~っと
元の位置に戻せます。  ” と
ラドの販売者とは大違いですね。



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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (JA7NI)
2012-08-25 08:48:40
並列共振のR,Xグラフはリンクコイルを介しての測定なので、直列共振と等価かもしれない。
http://www.h4.dion.ne.jp/~ja5fp/serial-para.pdf
Unknown (JA7NI)
2012-08-25 15:21:29
直列共振の「R,X測定モード」はコイルとバリコンを直列にして、その両端を測定した。バリコンの回転側がアースされています。136Khzのローデングコイルのコイル抵抗を測定する時と同じです。同調した時、コイルのロス抵抗がずばり見れます、輻射抵抗はmΩなので無視出来ます。今回測定したラドはロス抵抗だけで、57Ωと言う事になり、輻射抵抗はほぼゼロなのです。コイルは多捲きループアンテナとしての動作はあっても、アースと同軸からの輻射が無ければ通信には使えません。

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