酔いどれ山ガラス

リタイア後のエンジョイライフ
登山・スキー・旅行・社交ダンス・アマチュア無線・工作などを、写真を中心に紹介しています。

山と酒(なぜ山に登る・・・)

2006-07-28 15:22:11 | 山の雑学&小話
写真は、朝日連峰小朝日岳(後方は大朝日岳 1966.08.28)


「そんな難儀なめをしてどうして山に登るの?」

 「頂上に行くと何か珍しいものがあるの?」

と親や知人から聞かれたことがある。

 そんな時、イギリスの登山家、ジョージ・マロリーの言った言葉(※)を真似て、「そこに山があるからさ」と気取って答えたことが何回かある。(昔々の話)

  山登りを始めた頃は山での飲酒の概念はなく、泊まりで山へ行くときでもせいぜい気付薬としてウィスキーのポケットビンを持って行く程度だったが、地元の山岳会に入れてもらってから、「山へは酒を飲みに行くんだ。」というこを教えられた。いや、具体的に言葉で教えられた訳ではないが、山の夜はいつも酒盛りだったから・・・

 もともと酒は嫌いでなかったのでこの教えはすぐに身に付いた。 一日の登山を終え幕営地に着き、夕日に染まる山並みや今日の来し方を眺めながら、また、食事当番をしながらの一杯は五臓六腑にしみ渡る至福のひとときだ。

 夕食後はテントの中でまた一杯。心地よい陶酔と共に仲間との語らいや山の歌を歌い終えると、明日の行程を夢見つつ深い眠りにつく・・・

 こんな訳で、私の山行には酒が欠かせないものになってしまった。 私の山仲間には酒に強い者が多く不思議と酒で乱れる者はいなかった。類は友を呼ぶで、そういう人達としか山へ行かなかったのかも知れない・・・・・。

 最近は、車を利用した山行も多く幕営することもなくなり、このような機会が減ったのは少し寂しいが、私から山と酒は切り離せない。

 なぜ山に登るのかって・・・・酒を飲みに行くんですよ。

   
【※ ジョージ・マロリーの言った「そこに山」の「山」は山を普遍的に指すのではないくエベレストのことだと言われている。】

  

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1 コメント

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はじめまして、「ジョージ・マロリー」で検索して... (ルーシー)
2006-11-04 06:00:00
はじめまして、「ジョージ・マロリー」で検索して来ました。

 彼の登頂への足跡はいまだに謎のままですね。

けれども、彼が成功したかどうかというよりも、あの当時果敢に軽装備でエベレストへ挑んだ勇気と信念にはとても感動するものがありましたね~。

私も今回、「ジョージ・マロリー」について記事にしました。よかったら一度いらしてみて下さいませ~ではまた!
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