J@Dの備忘録(食べ歩き編)

おっさんの備忘録 食べ歩き編(2022年~)

今日の夕食(グリルチキンステーキ440g@いきなりステーキ 高円寺南口店)

2023年01月13日 | 食べ歩き(肉料理)


今日は晴れのち曇り時々雨。今朝は上空に暗い空が広がっていて、数個の星が煌めいているのが見える。天頂付近には月が浮かんでいて、煌々と光を照らしていた。今朝の気温は-1℃で、西よりの風が吹いている。凍り付いたようなアスファルトの路面から冷気が立ち上っていて、吐く息が白く見えた。外に出てみると、寝不足気味の頭に冷たい空気が流れ込んで、身も心も引き締まるような陽気である。ダウンコートを着ていても、凍えるように寒い朝となった。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。玄関の扉を開けるとまるで冷凍庫を開けたような冷気が室内に流れ込んできて、思わずそのまま玄関の扉を閉めたくなるような衝動に駆られる。日野駅から乗った電車はそれほど混んでおらず、車内が少し寒い。シートに腰を下ろして居眠りをしていたが、電車が駅に着くたびに開いたドアから冷たい外気が流れ込んできて、その度に目が覚めた。

電車が新宿駅に到着すると、地下道を歩いて職場に向かう。職場の窓から外を見渡すと、東の地平線付近には朝焼けで赤く染まった空が広がっていて、手前のビルのシルエットが影絵のように映えている。東京の市街地はほの暗く、西の地平線付近には山々の淡いシルエットが横たわっていた。正面には富士山の白い姿が鎮座しており、その上空には淡いロゼ色の空が広がっている。西の空高くには、白く石化したような月が浮かんでいた。
今日は午前中、都内に出張のため外出する。朝は快晴で、上空にはスッキリとした青空が広がっていたが、日が昇るにつれて次第に薄い雲が広がってきた。昼前に職場に戻った頃には、上空に薄いヴェールのような雲が広がって、雲を透かすようにして日が射している。昼間の最高気温は14℃で湿度が低く、午後から南よりの風が吹いてきた。日射しの温もりが感じられるものの、カラカラに乾いた空気がヒンヤリと冷たい。風が涼しく感じられた。

夜、仕事を終えると職場を出た。外に出ると、上空には綿を敷き詰めたような雲が広がっていて、北よりの風が吹いている。湿っぽい風が冷たく感じられて、空気が氷のようにヒンヤリと感じられる。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。新宿駅から中央線快速電車に乗ると、先日夕食を食べた高円寺駅に下車した。改札を抜けると駅南口に出ると駅前のロータリーから南に延びる高南通りを歩いていった。

ロータリーから1つめの信号のある交差点角のビルの1階にステーキ店「いきなりステーキ 高円寺南口店」がある。


今日はこの店に入店することにした。


いきなりステーキの店に入るのはかなり久しぶりである。もう3年ぶりになるだろうか。店に入ると店員に手指のアルコール消毒をするように指示が有り、その指示に従ってアルコール消毒液を手にかけて両手を揉んだ。その後、店員に案内されて店の奥のカウンター席に座る。
店内は店の奥に厨房があり、その手前のスペースの中央に6人掛けのカウンター形式のハイテーブル席が設けられている他、窓際に4人掛けのハイテーブル席が1卓と入口から見て右手の壁際に2人掛けのハイテーブル席が2卓配されている。また奥の壁際にはカウンター席が3席設けられていた。テーブル席の中央には間仕切りとなる棚と板が設けられている他、隣同士の席のテーブル状にも仕切板が設けられている。店の奥の厨房の窓側に設けられたカウンターテーブルはかつて立ち席だったのだろうが、今はカトラリーなどの食器類やメニューなどが置かれていた。

席に座ると、店員がお冷やと紙おしぼり、紙エプロン、メニューを運んできた。お冷やを飲みながら、メニューを眺める。メニューは以前のいきなりステーキと比べると一新されているように見える。最初のページはオーストラリア産のオージービーフサーロインステーキが掲載されている。


ページをめくると、各種オーダーカットのステーキのメニューが掲載されていた。下段はセットメニューやトッピング類が掲載されている。


次のページはワイルドステーキやコンボメニューである。ラミネートされた数枚のメニューが挟まれている。年末年始フェアとして「和牛リブロース乱切りステーキ」が掲載されていた。


メニューをめくると、「ヒレカットステーキ」「乱切りカットステーキ」が掲載されている。


最後のページには「ワイルドハンバーグ」「グリルチキンステーキ」「チキン&ハンバーグ」が掲載されている。


裏表紙にはドリンクメニューが掲載されていた。


いきなりステーキで鶏肉のステーキというのも新鮮に思えた。そこで、今日はこの「グリルチキンステーキ」を注文することにした。ちなみに「グリルチキンステーキ」の値段の左上には220gとあり、下段には440gの文字と値段が書かれている。ということは1枚のチキンステーキの量が220gで、440gの数字があるのは2枚ということか。
料理はテーブルで注文するとのこと。店員を呼ぶと、料理を注文した。「グリルチキンステーキ220g」では物足りない気がしたので、「グリルチキンステーキ440g」を注文することにした。更にサラダ、自家製ビーフスープ、ライスの3点がセットになったいきなりセットを注文する。ライスは大盛りでもらうことにした。ちなみにライスは1回までお替りができる。

料理を注文すると、店員がステーキソースの入ったポットと箸・ナイフ・フォークの入った食器立てを運んできた。
卓上の上に設置された棚の上には塩とミル付コショウ、醤油、マスタード、おろしわさび、おろしニンニク、いきなりソース(甘口)、いきなりドレッシング、ペッパードレッシング(醤油味)といった調味料や薬味の他、楊枝と紙ナプキン、アルコール除菌スプレーが置かれている。

最初にサラダと自家製ビーフスープが運ばれてきた。それからしばらく待っていると、店員が来て、「油がはねるので、紙エプロンを身に付けるよう」に案内されたので、紙エプロンを身に付ける。それを待っていたかのようにして、「グリルチキンステーキ440g」とライス大盛りが運ばれてきた。


棚の上から紙ナプキンを1枚取り、箸とナイフ、フォークを並べる。
紙おしぼりで手を拭くと、まずは自家製ビーフスープを飲んだ。「自家製ビーフスープ」はカップの中に牛肉のダイスカットが3切れとタマネギ、ニンジンが入っている。


カップを持ち上げて、スープを飲む。スープは牛肉の旨味に野菜の甘みや旨味が絡み合った味わいで美味しい。スープと一緒に牛肉や野菜のダイスカットも口の中に流れ込んできた。牛肉のダイスカットは、舌の上でホロホロ崩れていくのを感じる。よく煮られてとろけるような味わいの野菜は、スープをたっぷりと吸って、ジューシーな味わいである。
スープを飲み干すとカップを卓上に置いて、今度はサラダを食べる。サラダはちぎったレタスの上に千切りのニンジンとスライスしたタマネギが載せられ、その上にほんのわずかに千切りにしたレッドキャベツが載せられて彩りを添えている。


サラダにはいきなりドレッシングをたっぷりとかけて食べる。ドレッシングを適量サラダに注ぎ、箸で野菜をドレッシングと混ざり合うように適度にかき回すと、箸でサラダを食べた。みずみずしいレタスにタマネギの辛味とニンジンの歯応えがアクセントになっている。ドロリとしたドレッシングは爽やかな酸味と甘みがあって、生野菜が美味しい。サッパリと食べられた。
いよいよステーキを食べる。鉄板の上にはチキンステーキが2枚が載せられていて、その脇にニンジンとブロッコリーのカットとコーンが添えられていた。


まずはナイフとフォークを両手にとって、肉をカットする。直径10センチほどの丸いチキンステーキの肉の厚みは1センチほどで、断面が白っぽく見える。


肉を全て適当な大きさにカットして食べることにして、2枚の肉をナイフとフォークで全てカットした。その内の1カットを何も浸けずに口の中に放り込む。
肉は柔らかいながらも適度な歯応えで美味しい。肉の旨味が濃く、噛めば噛むほど肉汁が口の中にほとばしるようである。ただ、皮の焼き方が甘いのか、少し柔らかくて、グチャッとなっている。皮を熱い鉄板に擦りつけるようにして口に運んだ。

1カットを食べると、カットした肉の山の上からステーキソースを注ぎ、肉とよくかき混ぜて口に運ぶ。鶏肉の旨味にステーキソースの旨味が混ざり合って口の中に入ってくる。鶏肉の脂とソースが絡まってなかなか美味い。鶏皮は甘く、ソースの旨味との相性もいい。いくらでも食べられそうである。
鶏肉を食べながらライスを食べる。大盛りのライスは平皿に盛られている。


ライスはもちもちとした食感で、粘り気があって美味しい。鶏肉とライスを交互に食べた。時々、ニンジンとブロッコリーも食べる。熱が入った野菜は甘くて美味しい。いい気分転換になる。
ライスが無くなると、ライスをお替わりする。以前に比べて、だいぶ胃袋が小さくなったのか、結構お腹も膨らんできた。そこで、お替わりのライスは並盛りとした。


ライスが来ると、再びライスと肉を交互に食べる。一心不乱に食べていると、鶏肉が無くなった。鉄板の上にはソースとコーンが残っているだけである。これに平皿に残ったライスを投入し、ソースとコーン、ライスをかき混ぜると、フォークでライスを掬って口に運んだ。肉の旨味とソースの旨味をたっぷりと吸ったライスは、食べ応えがあって美味しい。コーンの甘さと粒々とした食感がアクセントになっている。
ライスを食べて、鉄板の上を綺麗に片づけてしまうと、コップに残ったお冷やを飲み干して完食。食べ終えてみれば、ベルトがキツイくらいに満腹である。

体が熱くなったが、帰り支度をしてダウンコートを羽織ると、棚の上に置かれた伝票を持って入口脇のレジに進んだ。代金を支払って店の外に出てみると路面はしっとりと濡れている。食事をしている間に通り雨が降ったようだ。熱くなった体に夜風が気持ちよかった。
高円寺駅に戻ると、電車に乗って帰宅の途についた。電車の車内は混んでいたが、荻窪駅を過ぎた辺りで車内が少し空いてきた。

電車が日野駅に到着すると、電車を降りて改札を抜ける。日野駅北交差点で信号を待ちながら空を見上げると、上空には雲が広がっているのが見えたが、西の方の雲が切れて暗い空が顔を出していた。

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今日の夕食(五味丼と半ラーメン@鶏五味 グランデュオ立川店)

2022年05月17日 | 食べ歩き(肉料理)


今日は曇りときどき雨。今朝は上空にどんよりとした厚い雲が広がっていて日射しの無い朝となった。今朝の気温は14℃で、弱い北よりの風が吹いている。昨日降った雨で濡れた路面はほぼ乾いていたが、まだところどころに濡れた跡が黒いシミのように残っていた。上空にはスズメやオナガが飛び交っていて、朝から賑やかである。空気がシメシメとしていて、風がヒンヤリと感じられた
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。駅に到着して中央線のホームに昇ると、西の方角に見える山々のシルエットが水墨画のように霞んで見える。日野駅から乗った中央線快速電車はいつもよりも混んでいた。新宿駅に到着すると、職場に向かう。職場の窓から見える東京の市街地の上空にはガス状の雲がかかっていて視界が悪かったが、日が昇るにつれて次第に視界が広がってきた。

日中は小雨がぱらつく生憎の空模様となった。昼間の最高気温は18℃で湿度が高く、弱い北よりの風が吹いている。お昼休みに外に出てみると、日射しが無いことも手伝って、湿った風が涼しい。水分をたっぷりと含んだ空気がジメジメと感じられて、少し肌寒いくらいの陽気となった。
今日はそれほど忙しくなかったが、それでも帰るのは遅くなってしまった。夜、仕事を終えて帰宅の途につく。今日は夕食を食べて帰ることにしていて、新宿駅から電車に乗って立川駅で下車すると、コンコースからグランデュオ口を抜けてグランデュオ立川に入った。エレベーターで7階に昇り、レストランフロア「ごちそうダイニング」に到着する

以前、夕食を食べたことのある自然食レストラン「さんるーむ グランデュオ立川店」が閉店して、その跡に鶏料理専門店「鶏五味 グランデュオ立川店」が今年3月8日に開店した。


今日はこの店に入ることにした。


入口左脇に置かれた小さな台の上に置かれたアルコール消毒液で手指を消毒して、店内に入る。店内は以前あった自然食レストラン「さんるーむ グランデュオ立川店」と同じ配置で、入口から見て左手に厨房があり、右手と厨房の奥に4人掛けのテーブル席が6卓と2人掛けのテーブル席が8卓配されている他、店の中程に6人掛けのテーブル席があって、中央を板で仕切って、カウンター席のようにしたテーブル席が設けられている。
出てきた店員に「お好きな席にどうぞ」と言われて、カウンター席に座った。

卓上にはメニューと紙ナプキンが置かれている。店員が冷水の入ったコップを運んできたので、お冷やを飲みながらメニューを開いた。


最初の見開きは店の紹介と丼のメニューとなっている。ちなみにこの店の鶏肉は全て福島の銘柄鶏「伊達鶏」を使用しているとのことである。


ページをめくると各種定食と鶏白湯そば、セットメニューが掲載されていた。


最後のページは単品メニューとドリンクが掲載されていて、ラミネートされたお子さまセットの紙が差し込まれていた。


店員を呼んで料理を注文する。「鶏白湯そば」は美味そうなのだが、看板メニューは最初のページに掲載されている丼メニューの最上段にある「鶏五味丼」なのだろう。そこで、「五味丼と半ラーメン」を注文することにして、五味丼はご飯大盛りで注文することにした。
しばらくして料理が一式載せられたトレーが運ばれてきた。トレーの上には「鶏五味丼」とハーフの「鶏白湯そば」、香の物、箸、レンゲが載せられている。

あらためてお冷やで喉を潤すと、最初に「鶏白湯そば」を食べることにした。


「鶏白湯そば」の麺は平打ちの太麺で白濁したスープに浸かっている。麺の上には鶏チャーシューが1枚とメンマ、刻みネギが載せられていて、丼の縁に海苔が1枚添えられている。


まずはレンゲを取って、スープを掬って口に運んだ。「伊達鶏」を煮込んで作った白湯スープの表面には薄い膜が浮かんでいる。鶏の旨みと甘みが複雑に絡み合って、濃厚で、少しこってり目のスープである。
レンゲを置くと、今度は箸を取って麺を食べる。平打ちの太麺はコシがあり、弾力のある歯応えとモチモチとした食感で美味しい。麺にはスープをたっぷりと吸った刻みネギが絡んで口の中に入ってきた。麺の上に載せられた鶏チャーシューは脂身が無く、柔らかい肉質系で、淡泊な旨味が美味しい。麺を食べていると、メンマの食感がアクセントになっていて、なかなか飽きさせない。あっと言う間に麺が無くなってしまった。

今度は「鶏五味丼」を食べることにする。「鶏五味丼」は丼に盛られたご飯の上に唐揚げが2個と6切れほどの焼き鳥、刻んだ鶏チャーシューと玉子そぼろ、半個分の味玉が載せられている。これで、鶏の5種類の料理が載せられている訳である。ちなみに、鶏の唐揚げにはタルタルソースがかけられている他、焼き鳥には刻んだ青ネギがトッピングしてあって、白ゴマが振られ、焼いた白ネギが添えられている。丼の隅には刻み海苔が載せられている。


箸を取って「鶏五味丼」を食べる。最初に唐揚げを食べた。大きな鶏の唐揚げにかぶりつくと、サクサクとした食感の衣の中にジューシーな鶏肉が詰まっている。柔らかい肉質の鶏肉は淡泊な旨味で、あっさりとした味わいにタルタルソースの甘さが絡んで美味しい。
焼き鳥はしっかりとした歯応えがあって、うまみとコクが凝縮されている。青ネギのシャキシャキとした食感と香ばしい白ネギの味わいがアクセントになっていた。

鶏チャーシューはふっくらと柔らかく、味が濃くて美味しかった。味玉は黄身が濃い味わいで美味しい。
ちなみに丼は高台が高くて、見た目ほどにはご飯が多くない。残ったご飯を玉子そぼろで食べる。刻み海苔を玉子そぼろと軽くかき混ぜながらご飯をかき込んだ。玉子は甘くて美味しい。刻み海苔の風味がアクセントになっていて、ご飯が進んだ。

ご飯を食べながら香の物を箸休めに食べる。香の物は刻んだしば漬けである。


しば漬けのパリパリとした食感を楽しみながらご飯を食べる。更に、「鶏白湯そば」の丼の海苔をたっぷりとスープに浸すと、玉子そぼろといっしょにご飯を巻いて口に運んだ。スープの旨味に玉子の甘みが重なって、かなり美味しい。鶏の旨味と甘みが一体となって喉の奥に消えていく。あっと言う間にご飯が無くなり、丼が空になった。
最後に「鶏白湯そば」の丼を傾けてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。

コップに残ったお冷やを飲み干すと、身支度をして伝票を持ち、入口脇のレジに進んだ。代金をクレジットカードで支払うと、店を出る。既にグランデュオ立川はレストランフロアを残して営業は終了している。エレベーターで1階に降りると、グランデュオ立川を出て、立川駅のコンコースに出た。
改札を入って中央線下りホームに降りると、ホームに停まっていた電車に乗り込んだ。隣駅の日野駅で下車し、改札を抜けると駅西側のロータリーに出た。上空には綿を広げたような薄い雲が広がっている。雲を透かして暗い空が見えた。

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今日のランチ(牛もつラーメンとハラミ焼肉のセット@李宮 新宿アイランドタワー店)

2022年05月03日 | 食べ歩き(肉料理)


憲法記念日の今日は晴れ。今朝は東の空に薄い雲が所々に浮かんでいるものの、上空には澄んだ青空が広がって、朝日が燦々と降り注いでいる。今朝の気温は12℃で、弱い北よりの風が吹いている。外に出ると、風がヒンヤリと涼しく感じられるものの、日射しが照りつけて、熱いほどである。昨夜降った雨で濡れた路面はほぼ乾いていて、日射しを反射して眩しく見えた。
GW後半の3連休の初日は特に予定も無かったが、午前中は所用があって新宿に向かう。日野駅に着いてホームから西の方を見渡すと、山地の青いシルエットの上空に綿雲がかかっているのが見えた。

日中は晴れて、上空には青空が広がった。所々に大きな綿雲が浮かんでいるものの、日射しがたっぷりと降り注ぎ、過ごしやすい陽気となった。昼間の最高気温は20℃で、空気がカラッと乾燥している。強い日射しで汗ばむくらいに暑いが、午後から吹いてきた南よりの風が涼しくて、爽やかに感じられた。
所用を終えると、遅いお昼を食べて帰ることにした。新宿駅西口は、相変わらず混んでいるので、人混みを避けて新宿アイランドタワービルに行ってみることにした。

前に夕食を食べたことのあるうどん屋「三国一 アイランドイッツ店」の近くに焼肉店「李宮 新宿アイランドタワー店」がある。今日はこの店に入ることにした。


店に入ると店員が出てきて、入口を入ってすぐ右手にあるレジカウンターの棚に置かれた消毒液で手指を消毒すると、店の奥に進んだ。店内は入口から見て左手奥に厨房があり、その手前右手奥に3室の個室があって、8人掛けの掘り炬燵形式のテーブル席がそれぞれ1卓ずつ配されている。ちなみに3室の個室は相互に引き戸で仕切られており、1つの部屋としても使えることが出来るとのこと。その手前には8人掛けの掘り炬燵形式のテーブル席が6卓配されたスペースがあり、一番レジ側には個室があって、8人くらいが座れる丸テーブルが6卓配された部屋があった。但し、この丸テーブル席は現在使われていないとのこと。
厨房に向かって左手には4人掛けのテーブル席が9卓配されたスペースがあり、その席に通された。奥のテーブル席に座ると、店員が紙おしぼりを1つ置いていった。卓上には焼き肉のタレとコチュジャンの他、箸と鉄のスプーン、楊枝、2種類のトング、冷烏龍茶のポットが置かれており、重ねられたコップと小皿が並べられている。

更に、QRコードとラミネートされた1枚の紙が置かれていた。この紙を見ると、この店の注文形態はセルフオーダー方式となっているとのことで、客のスマホでQRコードを読み込ませ、注文をしたり、会計をする。


裏面には各種注意事項が記載されていた。


残念ながら、自分のスマホはバッテリーが心許ない状態になっていたので、店員を呼んでメニューをもらう。メニューはラミネートされた紙が2枚ある。片方はランチメニュー、もう片方は「牛もつラーメンフェア」と書かれた紙である。


裏面は各種単品メニューとドリンク類が記載されていた。


店員を呼んで、料理を注文する。注文したのは「牛もつラーメンとハラミ焼肉のセット」である。ちなみに牛もつは芝浦直送の牛もつで、ハラミはアメリカ産とのことだった。ハラミは肉大盛で注文する。また、ライスとキムチはお替わり自由とのことなので、ライスを大盛りでもらうことにした。
料理を注文してテーブルの中央のコンロに火が点けられた。更にキムチが盛られた小皿が置かれていった。

りょうりを待つ間、卓上に重ねられたコップを1つ手に取ると、ポットから冷烏龍茶を注ぎ、お冷やを飲みながら料理が出来るのを待つ。しばらくして、料理が一式運ばれてきた。


卓上の箸立てから箸を取り、更に小皿を1枚取ると、小皿にコチュジャンを適量入れて、その上から焼肉のたれをかけた。


トングは「焼き用トング」と「取りわけ用トング」がある。2つのトングを取った。
まずは「牛もつラーメン」から食べることにする。


「牛もつラーメン」の麺は中太麺で白い牛骨スープに浸かっている。麺の上にはたっぷりの牛もつとモヤシ、ニラ、白ネギが載せられていて、糸唐辛子があしらわれている。スープにはラー油が垂らされていて、かなりやばそうなくらいに美味そうなラーメンである。


添えられたレンゲでスープを掬って飲んだ。甘い牛骨スープはクリーミーな舌触りで、旨味が詰まっているような味わいで美味しい。ラー油の辛さが後から効いてきたが、それほど辛くなく、スープに濃くを与えているような味わいである。
レンゲを置いて麺を食べる。中太の麺は弾力のある歯応えで、もちもちとした食感が美味しい。麺にはたっぷりのスープとニラやもやし、糸唐辛子が絡んで口の中に入ってきた。牛もつはふんわりと柔らかく、脂が甘くて美味しい。噛めば噛むほど、肉の旨味が口の中に染み出すような味わいである。

麺をおおかた食べ終えたところで、続いて焼き肉を楽しむことにした。大盛りのハラミは9切れある。メニューの写真を見ると、皿の上に6切れ載っているので、大盛りにすると、1.5倍の量になるということか。下味を付けられたハラミには白ゴマが散らされている。


「焼き用トング」で肉を持ち上げると、まずは4枚コンロの網の上に載せた。


塊のような肉は熱が入ると、トングで広げられるようになった。頃合いを見計らって、肉を裏返す。脂身の無いハラミの肉は火が入って、白っぽい茶色に染まってきた。


まだ火がよく入っていない部分もあったので、再度裏返して、肉によく火を入れると、今度は「取りわけ用トング」で肉を持ち上げ、タレに浸ける。


箸でたっぷりと肉をタレにくぐらせると、そのまま口に運んだ。焼いたハラミ肉は弾力のある歯応えで、噛めば噛むほど、口の中で肉汁がほとばしる。その旨味を味わいながらご飯を食べることにした。ご飯はお碗に山盛りに盛られている。


焼き肉を楽しみながらご飯をかき込む。ご飯はやや固めに炊かれていて、米粒一粒一粒が弾力のある歯応えで、美味しい。肉汁が米粒を包み込み、喉の奥に消えていく。後から肉と米粒が一体となって、喉の奥に消えていった。コチュジャンの辛さの中に甘みのある、奥深い味わいにタレの旨味が加わって、焼き肉が美味しい。
残りの3切れの肉を次々とタレの入った小皿に浸しては、ご飯と一緒に肉を楽しむ。ハラミの厚さは一様では無く、厚さのある肉もあれば、薄い肉もある。それぞれの歯応えを楽しみながら、ご飯をかき込んだ。肉を4切れ食べたところで、キムチでご飯を食べる。

キムチは白菜キムチである。


見た目の赤さとは裏腹にほどよい辛さで美味しい。しんなりとした白菜の旨味に唐辛子の辛味が加わって、ご飯が進む。キムチを半分くらい食べたところで、箸を置いた。
今度は、残ったライスに先ほどの「牛もつラーメン」のスープをかける。レンゲで残りのご飯がヒタヒタになるくらいにスープをかけると、その上に小皿のキムチを全部載せ、雑炊風にしてライスをかき込んだ。スープの旨味が米粒一粒一粒を包み込み、サラサラとした歯応えで美味しい。キムチの辛さと甘み、そして歯応えがアクセントになっている。かき込むようにして食べてしまうと、ご飯茶碗が空になった。

ここで店員を呼んでライスとキムチをお替わりする。ライスは当然大盛りである。
ライスとキムチが来た。


ここで残りの肉を全てコンロの網の上に広げる。


肉の表面に焼き色が付いたところで、肉を返した。


まずは肉でライスを食べる。2杯目のライスもお碗に山盛りに盛られている。


たっぷりと肉をタレに浸けると、肉をライスの上に載せて、ライスと一緒に肉を口に放り込んだ。タレがご飯にも染みこんで、肉とライスに一体感が生まれている。それを贅沢に頬張って、肉ライスを楽しむ。これは美味い。もう箸が止められない。
2枚目、3枚目と肉が次々に無くなっていく。4枚目の肉もライスと一緒に食べると、最後の5枚目の肉はそのままライスに載せずに、口に放り込んだ。ハラミそのものの歯応えと味わいを楽しみながら、その余韻が消えぬ内にライスを頬張る。肉の旨味の余韻だけご飯が進んだ。

残ったご飯をまずはキムチで食べる。


2皿目のキムチを食べながら、ご飯をかき込んだ。キムチの優しい辛味と白菜の甘さで、ご飯が美味しい。キムチが半減したところで、再び、残りのライスに「牛もつラーメン」のスープをかける。「牛もつラーメン」の丼の底には少し麺が残っていたが、そのままスープをライスに注いだ。残りのスープが全てご飯茶碗に入れてしまうと、小皿のキムチを全てライスの上に載せた。更に、小皿に残していた焼肉のタレも全てご飯に垂らした。
これらをレンゲで軽くかき混ぜると、ご飯をかき込む。スープの旨味にタレの旨味が絡んで、ご飯が美味しい。キムチの辛さと白菜のシャキシャキとした食感がアクセントになっている。あっという間に茶碗が空になった。

最後にコップに残った冷烏龍茶を飲み干して完食。美味かった。満腹、満足である。
通常は自分のスマホを操作して会計をするようなのだが、今回はスマホを使用していないので、店員を呼んで会計することにした。店員の案内に従って、入口脇のレジに進み、卓上にあったQRコードの番号を告げて会計を済ませる。クレジットカードで代金を精算すると店を出た。

新宿駅から中央線特別快速電車に乗って帰宅の途につく。途中、立川駅で下車すると、駅北口にあるビックカメラ立川店に寄った。
夕方になって、上空の雲は一掃されて、澄んだ空が広がっていた。西の山々の上空には綿雲の塊が浮かんでいて、その中に夕日が沈んでいくのが見える。日が沈むと、次第に風が冷たく感じられた。

太陽が雲に隠れると、空が薄暗くなってきた。

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今日のランチ(匠プレミアムカルビ焼肉丼大@匠 イオンモール多摩平の森店)

2022年04月22日 | 食べ歩き(肉料理)


今日は晴れ。今日は1日年休を取って、1日休みである。朝早く起きて、写真を撮りに外出するつもりでいたのだが、枕元の目覚まし時計代わりにしている携帯電話が朝6時に鳴動しても、起きることは出来なかった。あと10分、いや5分と先延ばしにしている内に、カーテンの外は明るくなってきた。ようやく布団から這い出した時には、既に時計の針は8時半を示していた。
カーテンを開けると、上空には所々に雲がかかっているものの、青空が垣間見えている。ベランダの外に出てみると、日射しが燦々と降り注いでいて、南よりの風が吹いていた。過ごしやすい陽気で、風が爽やかに感じられる。昨日降った雨で路面はまだ濡れていたが、ところどころ乾き始めていた。

とりあえず、コーヒーを淹れて朝刊を読みながら、簡単に朝食を摂った。その後、写真の整理をしていると上空の雲は次第に取れて、青空が広がってきた。日射しがたっぷりと降り注いで、気温がぐんぐんと上昇している。強い南よりの風が吹いていて、団地の前庭の木々の枝が揺れていた。
日中は晴れて、上空には気持ちの良いくらいに青空が広がった。所々に雲が浮かんでいるものの、強い日射しが降り注いで団地の前庭の木々の影が濃く見える。昼間の最高気温は27℃で、夏日となった。

午後、遅いお昼を食べに行くことにした。電車に乗って隣の豊田駅に向かった。駅に着くと、駅北口のイオンモール多摩平の森に向かう。外は季節先取りの暑さで、汗ばむような陽気となった。デイパックの中からタオルで汗を拭いながら歩いて行く。涼しい館内に入ると、ちょっとホッとした気分になる。
今日のお昼はイオンモール多摩平の森の中にあるフードコート「森のキッチンコート」で食べることにした。昨夜、夕食を食べたかつ丼・トンテキ専門店「豚屋とん一 イオンモール多摩平の森店」とカウンター席を挟んで反対側に炭火焼肉丼専門店「匠 イオンモール多摩平の森店」がある。今年3月18日にオープンしたこの店は、以前ランチを食べたステーキハウス「テキサスキングステーキ イオンモール多摩平の森店」の跡にある。


今日はこの店で食べることにした。


店の中央に注文窓口があり、その前に立つ。メニューは注文窓口のカウンターに置かれていた。


ちなみに左手には返却口があり、その棚にもメニューが貼られている。


右手の風防の中は店員が肉を焼く網があって、その風防の壁にテイクアウト用の弁当のメニューとアルコールのメニューが貼られていた。


注文したのは看板メニューの「匠プレミアムカルビ焼肉丼」である。「大」「中」「小」とサイズがあり、「大」を注文することにした。更に、セットメニューを注文することにして「肉みそ盛岡冷麺ハーフセット」を注文する。
代金をクレジットカードで支払うと、呼び出しベルとレシートを受け取った。フードコート内の給水器に行って、冷水を紙コップに注ぐと、店の脇のカウンター卓に紙コップを置いた。しばらくして、呼び出しベルが鳴動したので、店に料理を取りに行った。

店の中央の注文口脇の配膳口で呼び出しベルと引き換えに料理の載ったトレーを受け取る。トレーの上には「匠プレミアムカルビ焼肉丼大」と「肉みそ盛岡冷麺ハーフ」、箸が載せられている。トレーを持って確保したカウンター席に運んだ。


風防の前には金属製のラックが置かれていて、その棚の上にタレと七味、ステーキソース、塩タレ、お酢、白ゴマといった調味料や薬味の他、テイクアウト用の2種類の容器と紙ナプキン、紙おしぼり、レンゲ、キッズ用フォーク・スプーン、2種類の小碗が置かれている。紙ナプキンと紙おしぼりを持って席に戻った。
まずは紙おしぼりで手を拭き、お冷やで喉を潤すと、箸を取って「匠プレミアムカルビ焼肉丼大」を食べることにした。「匠プレミアムカルビ焼肉丼大」は丼にご飯を盛って、その上からタレを垂らし、タレを付けて焼いた薄切りの牛カルビ肉を10枚載せて、更にタレをかけて白胡麻を振っている。牛カルビ肉の脇にはキムチとほうれん草、モヤシのナムルが添えられていて、丼に彩りを与えている。


まずは1枚肉を口に放り込んだ。備長炭で焼き上げたカルビ肉は赤身と脂身が半々で、香ばしくて美味しい。肉に絡み合うタレは絶妙なバランスの甘さと辛さが感じられる。タレだけでご飯が軽く一杯食べられそうである。そのタレが絡んだカルビ肉は柔らかい歯応えで、ジューシーで旨い。
2枚目の肉を食べながらご飯をかき込む。ちなみにご飯は北海道産のななつぼしを使用しているとのこと。甘さと粘りが絶妙で、タレと肉汁が絡んで、ご飯が進む。

焼肉丼に添えられたキムチはそれほど辛くなく、むしろ白菜の甘さが感じられて美味しい。モヤシのナムルはシャキシャキとした食感で、焼肉丼に食感のアクセントを与えている。ほうれん草は柔らかく、ジューシーで美味しかった。
焼肉丼をひたすら食べていると、あっと言う間に丼が空になった。ここで、「肉みそ盛岡冷麺ハーフ」を食べる。


鉄の丼に入った「肉みそ盛岡冷麺ハーフ」の麺は中細麺で牛骨ダシのスープに浸かっている。麺の上には半個分のゆで玉子とキムチ、刻みキュウリ、りんごのスライス3切れが載せられた上に肉味噌と刻みネギがトッピングされている。


「肉みそ盛岡冷麺ハーフ」に添えられた柄の長いスプーンを浸かってスープを飲む。冷たいスープはあっさりとした味わいで、スッキリとした飲み口に優しい甘みと旨味が感じられて美味しい。
スプーンを置いて麺を食べる。麺はコシがあって、もちもちとした弾力のある歯ごたえとつるつるとした喉越しが美味しい。麺にはたっぷりのスープとさまざまな野菜が絡んで口の中に入ってきた。

すっきりとした酸味があるキムチは白菜がシャキシャキとして、麺にアクセントを与えている。麺を食べているとスープに浸った肉味噌が麺に絡んで口の中に入ってくる。肉味噌の旨味に茹で玉子の甘みが美味しい。刻んだキュウリとネギのシャキシャキとした食感にリンゴの歯応えが格別である。あっと言う間に麺が無くなってしまった。
最後に丼を持ち上げてスープを飲み干し、完食。美味かった。満足である。

最後に紙コップに残ったお冷やを飲み干すと、帰り支度をする。食器の載ったトレーを返却口に置いて、フードコートを出た。イオンモール多摩平の森の建物を出ると、既に日が傾いてきている。
豊田駅から電車に乗って日野駅に着くと、日野駅東口にあるイオンフードスタイル日野駅前店で買い物をして帰宅の途につく。西の空はオレンジ色に輝いていて、上空には薄藍色の空が広がっている。日中、上空に見えた雲は一掃されていて、雲ひとつ無い空が上空には広がっていた。

昼間の暑さの余韻がまだ漂っていて、少し蒸すような陽気である。家に帰ると、熱い風呂に入って汗を流した。

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今日の夕食(ミックスフライ定食A@豚屋とん一 イオンモール多摩平の森店)

2022年04月21日 | 食べ歩き(肉料理)


今日は曇り時々晴れのち雨。今朝は上空に薄い雲が所々にかかっているものの青空が広がっていて、東の空には薄い雲をかき集めたような雲がかかっている。朝日が雲を通して柔らかい日射しを降り注いでいた。今朝の気温は10℃でほとんど風が無く、湿った空気がヒンヤリと感じられる。南の空には、雲の合間に白い月が浮かんでいるのが見えた。ムクドリやドバトが空を飛んでいて、朝から賑やかである。
今日は通常出勤のため、早朝に家を出た。4月に入ってからも朝が涼しいので、薄手のモッズコートを着て出勤していたが、帰りはモッズコートを脱いで帰宅していた。しかし、帰宅時は荷物になるので、今日からモッズコートを脱いで出勤する。そのかわり、今夜は雨が降るとの予報に大きめの折り畳み傘をカバンの中に入れた。

電車に乗って新宿駅に到着すると、上空を薄い雲が覆っていた。職場に着いて窓から外を眺めると、東の空に昇ってきた朝日から降り注ぐ日射しが街を照らしていたが、上空にかかっているガス状の雲で見通しが悪く、遠くの景色が霞んで見える。午前中に南よりの風が吹いてくると、次第に雲が広がってきた。
日中は曇りで、雲が多いスッキリしない空模様となった。昼間の最高気温は22℃で、薄日が射している。外に出ると、思ったよりも空気が暖かく、南よりの風が心地よく感じられて、過ごしやすい陽気となった。午後になって更に雲の厚みも増してきて濃くなり、日射しはすっかり無くなってしまった。

明日は年休を1日取得することにした。土日とあわせて3連休になる。週末に何か連絡があると対応が遅れるので、業務端末を持って帰ることにした。夜、仕事を終えると、業務端末をカバンに入れて職場を出る。
日が沈んでもまだ空気が暖かく、湿度があって、少し蒸すような陽気である。新宿駅から乗った中央線快速電車は少し混んでいた。八王子付近で線路に人が立ち入ったとのことで、電車が少し遅れている。幸い、西荻窪駅で座ることが出来た。今週はかなり疲れていたこともあって、シートに腰を下ろすと睡魔が襲ってきた。

眠気に身を委ねて瞼を閉じる。気が付くと、電車は豊田駅に到着していた。乗った電車は豊田行きで、終点で目が覚めたという訳だ。豊田行きの電車であったことに少し胸をなで下ろした。
今日は夕食を食べて帰ることにしている。せっかくなので、豊田駅で電車を降りると、イオンモール多摩平の森で夕食を食べていくことにした。豊田駅の改札を出ると、外は雨がパラパラと降っている。傘を差すほどでは無いが、少し急ぎ足でイオンモールに向かった。

イオンモール多摩平の森の建物に入ると、フードコート「森のキッチンコート」に足を向ける。今日はフードコート内のかつ丼・トンテキの専門店「豚屋とん一 イオンモール多摩平の森店」で食べることにした。


フードコート内のテーブル席を1つ確保すると、かつ丼・トンテキの専門店「豚屋とん一 イオンモール多摩平の森店」の注文窓口に向かった。


店の正面右手に食器の返却口があって、その左手に注文口がある。注文口の左手に業務用のドリンクサーバーが設置されていて、更にその左手に配膳口がある。
メニューはドリンクサーバーの上方に掲げられている。左手に各種定食メニューが掲示されている。


右手には各種丼と単品メニューが掲載されていた。


返却口の上には各種ドリンクメニューが掲載された紙が掲げられている。


注文したのは「ミックスフライ定食A(とん唐)」である。看板メニューはとんテキ定食のようだったが、ミックスフライ定食のビジュアルに心惹かれてしまった。定食がご飯大盛り無料となっており、ご飯を大盛にしてもらう。ちなみにお替わりができないのは分かっていたが、単品でもご飯を注文することができないようである。
代金を精算すると、料理の引換券をもらう。フードコート内の給水器に行って、冷水を紙コップに入れると、店の脇のカウンター卓に紙コップを置いた。引換券に記載されている番号が呼ばれるのを待っていると、やがて店員が番号を連呼しているのが聞こえたので、配膳口に料理を取りに行った。

店の正面中央の配膳口で引換券と引き換えに料理の載ったトレーを受け取る。トレーの上には千切りキャベツの上に3種類の揚げ物が盛られた皿と大盛りのご飯、みそ汁、割り箸が載せられている。
配膳口には定食ソースとつぼ漬け、エルドレッシング和風たまねぎ、塩、醤油、七味唐辛子、マヨネーズ、辛子マヨネーズといった各種調味料や薬味の他、箸と楊枝、紙ナプキン、小皿、ストロー、スプーン、フォーク、キッズ用のお碗が置かれている。

最初に料理の載ったトレーを確保したカウンター卓に運んだ。


更に、配膳口に戻ると、小皿にドレッシング、定食ソースを垂らし、つぼ漬けを載せた小皿と紙ナプキンも一緒にカウンター卓に運んだ。ちなみにドレッシングと定食ソースを料理に掛けなかったのは、それぞれの揚げ物と千切りキャベツを相互に汚したくなかったからである。
まずはお冷やで喉を潤すと、最初に味噌汁を飲む。味噌汁は油揚げの味噌汁で刻みネギが浮かべられている。


味噌汁は空腹の胃袋に染み渡るように美味しい。油揚げがダシを吸ってジューシーな味わいで、刻みネギのシャキシャキとした食感がアクセントになっている。味噌汁を半分くらい飲んだところで、味噌汁のお椀を置いた。
続いて揚げ物を食べることにした。


最初にヒレカツを食べる。半分にカットされたヒレカツは縦6cm、長さ8cmの楕円形で厚さが2cmほどもある。


定食ソースはたっぷりと小皿に垂らしておいた。


このソースにヒレカツを1切れ浸して、口に運ぶ。


大盛のご飯はお碗に大盛に盛られている。


ヒレカツは薄い肉を重ねたような断面を呈している。肉の厚さの内、衣の厚さが両側に5mmほどあって、実際には肉の厚みは1cm程度である。サクサクとした食感の中に詰められた豚ヒレ肉は脂身が無く、サッパリとした味わいで歯応えがあって美味しい。ソースの旨味に肉の淡泊な旨味が重なり合って、喉の奥に消えていく。ひと切れのヒレカツでご飯が進む。
やや固めに炊かれたご飯はふっくらとした食感で、米の甘みが感じられる。ご飯にソースが絡み、肉の旨味を受け止めている。

2切れのヒレカツを食べてしまうと、続いてロースカツを食べることにした。ロースカツは最大の長さ15cmで最大幅は10cmある。ロースカツは6切れにカットされていた。厚さは1.5cmくらいあるが、実際の肉の厚みは1cmほどである。白っぽく見える赤身の中に少し脂身が見えている。


ロースカツもソースにひと切れ浸して、口に運ぶ。


サクサクとした衣の中に詰まったロース肉は、ほどよくジューシーな味わいで美味しい。肉の旨味が濃く、脂が甘くてご飯が進む。ソースの旨味が絡んで、いくらでも食べられそうだ。やっぱりご飯がもう1杯欲しくなってしまう。
贅沢にロースカツを食べてしまうと、ご飯茶碗の底にはご飯が残り少なくなっている。ここで千切りキャベツを片付けることにした。千切りキャベツをご飯茶碗に全て入れて、ドレッシングをかけて食べる。

小さな泡が表面を覆ったドレッシングは醤油ベースの和風ドレッシングである。


ドレッシングをかけた千切りキャベツを頬張った。マイルドな酸味と玉ねぎの旨味が感じられるドレッシングは、玉ねぎのみじん切りが入っていて、玉ねぎの具材感もある。ふんわりとした食感のキャベツの千切りは柔らかく、ドレッシングが絡まって気分もリフレッシュされる気分である。ドレッシングはやや辛めで、キャベツが進む。千切りキャベツをあらかた片付けたところで、最後に鶏の唐揚げを食べることにした。
鶏の唐揚げは2個ある。


特大の大きさの唐揚げにかぶりつくとサクサクとした衣の中にほんのり塩気のある鶏肉の旨味が感じられる。歯応えのある鶏肉は味が濃くて、ほんのりジューシーで美味しい。
唐揚げを1個食べると、つぼ漬けで残りのご飯を食べる。


パリパリとした食感を楽しみながらご飯をかきこむと、ご飯の茶碗が空になった。もう1つの唐揚げをじっくりと楽しみながら食べる。最後にお椀に残った味噌汁を飲み干して完食。
美味かった。満腹、満足である。

最後に紙コップに残ったお冷やを飲み干すと、帰り支度をする。食器の載ったトレーを返却口に置いて、フードコートを出た。イオンモール多摩平の森の建物を出ると、外は弱い雨だったが、まとまった雨が降っていた。
傘を差して豊田駅まで歩いて行くと、電車に乗って隣駅の日野駅に向かう。日野駅で電車を降りて改札を抜けると、家路を急いだ。

夜になって雨脚が強くなってきた。

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