今日は晴れ。GW後半の4連休2日目の今日はみどりの日で日曜日である。今日は8時過ぎに起床した。カーテンを開けて窓の外を見ると、上空には雲が多いものの、青空が広がっていて日が射している。ベランダに出てみると、空気が幾分湿っぽいものの、風が涼しくて心地よい。弱い風が団地の前庭の木々の枝を微かに揺らしている。遠くから鳥のさえずりが聞こえていた。
今日は仕事のため、昼前に外出した。日野駅から中央線特別快速電車に乗って都心に向かう。新宿駅に到着すると、電車を降りて改札を抜けた。新宿駅に到着したのはお昼になる直前だった。職場に行く前にお昼を食べていくことにして、地下道に入る。
新宿ワシントンホテルの地下フロアに入った。以前、夕食を食べたラーメン屋「太陽のトマト麺 新宿ワシントンホテル支店」は閉店したが、その跡に昨年、再び蕎麦屋「ゆで太郎 新宿ワシントン店」が出来た。この店は「もつ次郎」も併設している。
今日はこの店に入ることにした。
店の入口の手前右手に券売機が2台並んでいる。その内の1台に向かった。
ちなみに券売機の右脇にはメニューが掲載された看板が置かれている。
今日は「もつ次郎」の定食メニューを食べることにした。トップ画面から「もつ次郎メニューへ」のボタンを押す。
画面が切り替わり「定食」「単品・アルコール」「お持ち帰り」の3つのアイコンが現れた。
この中から「定食」のアイコンを押すと、「定食」が表示された。
他のタブもクリックしてみる。「単品・アルコール」のメニューを表示させてみた。
「お持ち帰り」メニューは「販売中止」になっている。
注文することにしたのは「合い盛りもつ定食(もつ煮・もつ炒め)」(ごはん大)である。「定食」メニューから料理のアイコンを押すと、代金を支払う。支払いは電子マネー(Suica・パスモ)または現金となっている。
現金を入れて食券を手にすると店内に入った。店内は入口から見て左手前方に厨房があり、その手前に注文口がある。注文口で食券を店員に渡した。店員はアジア系の外国人女性が2名である。
厨房の正面にはカウンター席が2席配されている他、右手のスペースの3方の壁に面してカウンター席が16席配されている。スペースの中央には中央に仕切板が設置されたテーブルが1卓置かれていて、その周囲にカウンター席が6席配されていた。ちなみにテーブルの上にはそば湯のポットが置かれている。
注文口の左脇には返却口があり、右脇には冷水器が置かれている。冷水器の手前には重ねられたコップが並べられていた。冷水器の右手に置かれた台の上にはソースと七味、一味、赤鬼(辛み調味料)、ラー油、唐辛子、すりゴマ、ホワイトペッパー(パウダー)、マヨネーズ、酢、ゆず粉、生しょうゆといった各種調味料が並べられている他、小袋に入った塩、おろしわさびが用意されている。また、揚げ玉やキュウリの醤油漬け、紅生姜といった漬物やトッピング、薬味が用意されていて、その脇に箸と楊枝、スプーン、レンゲ、紙ナプキンが置かれていた。
まもなく食券の半券に記載された番号が呼ばれたので、注文口に進んだ。料理が一式載せられたトレーを受け取って、カウンター席の1つに運んだ。トレーの上にはもつ煮ともつ炒め、小鉢、お新香、ご飯、温蕎麦が載せられている。
更に箸と紙ナプキンを1つずつ取り、冷水器の前に置かれたコップを1つ手に取ると、冷水器で冷水を注いでカウンター席に運んだ。まずお冷やを飲んで喉を潤すと、箸を取り、まずは温蕎麦から食べることにした。定食の温蕎麦はお椀に入っていて、刻みネギが散らされている。
蕎麦を食べる。やや濃いダシが麺に絡まって口の中に入ってきた。麺は柔らかく、刻みネギの食感がアクセントになっている。蕎麦を食べてしまうと、ダシは最後に取っておくことにして、いよいよモツを食べることにした。
最初に食べることにしたのは「もつ炒め」である。「もつ炒め」は豚の白モツと刻んだニンジンやタマネギ、ニラを味噌で炒めた料理である。
「もつ炒め」をご飯で食べる。大盛のご飯はお碗に盛られている。ほんのりと湯気が立っているご飯は美味しそうだ。
ご飯にモツを載せて口に運んだ。モツはプルプルとして柔らかいながらも、歯応えがあって美味しい。味噌の味わいにモツの旨味が重なり合って、ご飯と一緒に喉の奥を通り過ぎていく。モツと一緒に炒められた野菜の食感がアクセントになっていて美味しい。
「もつ炒め」を食べてしまうと、小鉢を食べることにした。小鉢はほうれん草のお浸しで、かつお節がトッピングされている。
お浸しに醤油をかけるのを忘れていたが、量も少ないので、そのまま食べることにした。口にお浸しを運ぶと、ほうれん草のお浸しはジューシーで、かつお節の旨味が効いていて、醤油が無くても美味しい。お浸しでご飯が結構進んでしまった。
小鉢を片付けてしまうと、「もつ煮」を食べることにする。「もつ煮」は豚もつをコンニャクと一緒に味噌で煮た料理で、刻みネギが散らされている。
ご飯の上に豚もつとコンニャクを載せて、ご飯をかき込んだ。豚もつはジューシーな味わいで、甘くて美味しい。コンニャクの歯応えとシャキシャキとした刻みネギの食感がアクセントになっている。残ったご飯に「もつ煮」の汁を注いで、お新香と一緒にかき込んだ。
お新香は刻んだタクアンや野沢菜、浅漬けのニンジンを混ぜたものである。
お新香のシャキシャキとした食感と塩分が濃厚な味噌の味わいと合わさって美味しい。ご飯が足りないくらいである。考えてみれば、定食と一緒にビールを注文すれば、ビールのつまみにモツ料理を食べ、〆にご飯と蕎麦を楽しめたわけだ。もっとも昼間からビールを飲むわけにはいかないので、ご飯をもっと食べたいという気になったわけだが、お替わりは有料となっている。ここは我慢するしか無い。
ご飯をかき込んでしまうと、残していた蕎麦のダシを飲み干し、完食。美味かった。満足である。コップに残っていたお冷やを飲み干すと、席を立って食器を返却する。
食器の返却口は注文口の左脇にある。食器が載ったトレーを返却口に置くと、店を出た。お腹も満足したところで、職場に向かう。
日中はよく晴れて、上空には青空が広がった。初夏を思わせる陽気だが、風が心地よい。昼間の最高気温は26℃で、夏日となった。やや湿度が高く、東よりの風が吹いている。外に出ると、日射しが燦々と降り注いでいて、空気が少しムシッとしていた。街路樹の緑が濃くて、風に揺れている。木々の茂みの中から鳥のさえずりが聞こえた。
午後、仕事をしていると、窓の外が薄暗くなってきた。西側の窓から外を見渡すと、市街地の先に横たわる山々から雲が湧き起こって、都心の空に覆い被さるように広がってきている。
夜になって雨がパラパラと降ってきた。雨は1時間ほどで止んだようだ。
夜、仕事を終えて職場を出る。外は雨は止んでいたが、路面はしっとりと濡れていて、空気もシメシメとしている。昼間の暑さが雨で急冷されたように、湿った風が涼しく感じられた。
新宿駅から中央線快速電車に乗った。日野駅に到着すると電車を降りて、改札を抜ける。駅の外に出ると、路面は乾いていて雨が降った形跡も無かった。上空には暗い空が広がっていて、雲がゆっくりと西から東に流れているのが見える。西の方の雲が切れていて、雲の下に半月が煌々と光っているのが見えた。