私はスパム

７月末にポーランドのCDショップに３枚発注したのに、８月末に２枚だけ、送って来やがったので、なんとポーランド人に英語で文句のメールを打ったのですよ。「こんな内容で通じるかな？」などと心配しつつ返事を待つが、一向に手応え無し。もしやと思って削除メールを調べてみたら・・・・なんとCD_Silesiaのメールサーバーから送信直後にエラー応答が返って来ているではないか！

 The original message was received at Tue, 26 Sep 2006 10:43:27 +0900 (JST)
 from [192.168.10.10]

   ----- The following addresses had permanent fatal errors -----
 <sklep@cd-silesia.com>
    (reason: 553 your message looks like a spam... twoja wiadomosc wyglada  na spam...)

翻訳「おまえのメッセージはスパムと断定したぞ」ということで、メールが届いていないのだ。

がっかりだよ！

GENESIS

最近、J-POPばかり聞いていた息子（高一）と音楽の趣味が少しづつ重なり始めた。親父のCDライブラリーを漁って気に入った曲をI-Pod　Shuffle（抽選で当たった）に入れて通学しているようだ。最近は１０年以上前に購入したGENESISの曲を漁っていた。で先頃「お父さんBroadWayが入っているCD持ってないの？」と聞いてきたのだ。

私は、１９８０年頃まではGenesisの大ファンで、当時出ていたアルバムはLPで持っていました。それ以降仕事が忙しくなったこともありしばらく音楽に縁のない生活をしていましたが結婚し子供が小学校に上がるタイミングで家を建てたのを機に１９９５年にオーデイオ機器をそろえて音楽のある暮らしに戻ってきました。１５年を隔てて再び洋楽（プログレ）を聞き始めたのですが、その間に音楽媒体はLPからCDに変わっており、デジタル全盛の時代になっていました。最初はレコードプレーヤーも持っていたのですが、あまりに使わないので廃棄。８０年までに収集していたLPレコードは捨ててはいないのですが現在聞く方法が有りません。GENESISの「BroadWay」もそんなLPの１枚になっておりました。

ま、自分でも親バカかと思いましたが、早速購入してきましたですよ。リマスター版のCDをね。でも、久しぶりに聞いてみるとこれが結構モダンな音で曲やアレンジも３０年前の作品とは思えぬフレッシュさがあり、自分が当時なぜハマっていたのか改めて分かる作品でした。やはり、ピーター・ガブリアルがいる頃のGENESISは先進性が際立っていて、ひと味違います。シュールだけど聞きやすい、難解だけど楽しい。素直に買って良かったです。

これでまた息子と少し趣味の接点が広がると楽しいな！

オトナのロック

デイブ・ギルモアの新作ソロが出たので、今年早々にすでにGETしていたのですよ。でもSBBのコレクションの消化が大変なのやTFKの新作がまた２枚組で長かったりで、やっとMDに落として通勤オーデイオルームにかかったのが最近なのですよ。

いやー渋い。派手さは全然無いけど一つ一つの音がいいんですね。特に泣きのギターがほぼ全曲についてくるのでPinkFloydの「対」のサウンドが好きな私には好感が持てますね。ギルモア氏はギタリストとしてはハイテクニックな人では無いと思うのですが、ストラートキャスターにいい音を出させるという技が素敵です。またボーカリストとしてもバカウマでは無いと思うのだけれどもある種の雰囲気を持ってますね。独自の。SCNYの二人をコーラスに使っちゃうくらい大物なんですよね。

奥さんのポリー・サムソンさんが、作詞やピアノや歌やアートワークに出てきて、良い関係が伝わってきます。特にこのCDのジャケットとアートワークは豪華なのに、落ち着いた大人の雰囲気で、齢を重ねある種の領域に達したミュージシャンの世界観をよく伝えている気がします。もっと速く聞けば良かったかも。

あ、ちなみにタイトルは「On　An　Island」です。

オーデイオルーム

家ではリビングで受験生が勉強しているし、テレビもみるので休日に私のＣＤがかかることはあまりありません。そもそも帰りも遅い方なのでふだんの生活で我が家にプログレ音楽が流れることは有りません。ええ、家族もそれぞれ好きな音楽ありますし、今受験でもリスニングの問題とかもあったりして、お父さんのＣＤがかかる余地は少ないのです。私はＣＤを購入すると、まずそれをＭＤにダビングします。だいたいＣＤ×２に対してＭＤ×１の割合でＭＤをストックしています。ＬＰ２モードではだいたいＣＤ×２枚分がＭＤに入ります。私は毎日家から最寄り駅まで徒歩２５分の道のりを歩くのですが、このときＭＤを聞きながら行くわけで、これが私のオーデイタイムとなります。

電車に乗っている間は読書タイムとなりますので音楽は聴きません。ええ、私は典型的男脳ですから同意に二つの趣味は楽しめないんです。音楽がなっていては読書は進みません。一度にひとつ。テレビに没入しているときは家族との会話は出来ません。それが男脳なのです。女脳ではドラマみながらおしゃべりしても筋がちゃんと分かるんです。非常に分が悪いと言わざるを得ません。

話の筋がそれましたが、朝晩の駅と自宅の２５分間の歩き時間に音楽を聴くんですね。プログレを。現代の日本に生きている事に感謝。テクノロジーは通勤時間をオーデイオルームに変えた。

Ｕｄｏｎ

娘の高校の学園祭に行った。娘は部活で毎年手打ちうどんを作って売っているのだ。地元のロータリークラブの叔父さん達が毎年協力してくれて、前の日から大量のうどんを仕込んでいる。当日も叔父さん達は、大きな鍋を持ち込み麺茹でをしてくれてました。ちょうど映画でＵｄｏｎをやっているせいか、結構な人気で完売しました。

フェアリイランド

この表紙とタイトルが絶対誤解呼びますね。私も「オタクになったか？」と言われました。実際はアーサークラーク賞、ジョン・Ｗ・キャンベル賞を受賞したポール・Ｊ・マコーリイ原作の本格ＳＦである。もう一つの２１世紀。温暖化で水没したアジアからの移民で荒廃したヨーロッパでは、ドールが労働力を支えていた。子供大の大きさで青い皮膚を持ち、頭部に埋め込まれたマイクロチップにより行動を規定されたドールは生殖能力を持たず工場生産されていた。

第一部は荒廃したロンドンが舞台。この物語の主人公である化学オタクでデブのイギリス人アレックスは、企業の実験で天才的な知能を与えられた少女ミレーナと知り合う。ミレーナはドールのマイクロチップを改造し知性を与えた上、アレックスに合成させたホルモンを使って生殖能力を与えて生物種として機能する「フェアリイ」を作り出した。「フェアリイ化技術」を持ってミレーナは失踪。第二部ではアレックスはミレーナーの行方を追ってフランスの崩壊したデイズニーランド跡地に現れる。そこではフェアリイ達が奇妙な生態系を作り上げ、ミレーナが単為生殖で作り出した双子の娘がフェアリイの王として君臨していた。フェアリイの殺人を目撃してしまった医療ボランテイアのモーラグはフェアリイが分泌するドラッグにとらわれフェアリイ側のスパイとなった元兵士に命をねらわれることになった。アレックスに助けられ、モーラグは他の人間グループとフェアリイが支配する元デイズニーランドに突入するが、ミレーナは先手を打って事態を収拾すると再び消息を絶つ。第三部ではフェムボットという精神を支配するナノマシンに感染した「子供十字軍」の大集団の行進が進むアルバニアとギリシアの国境の森を舞台に自分の精神をＷｅｂにアップロードしようとする大金持ちグラスの軍団と「子供十字軍」の制御プログラムを入手して利用しようとするグループと、野生化したフェアリイの三つどもえの最終決戦に関与し「子供十字軍」を解放しようと奮戦するアレックスの前に現在は環境モデル「アントワネット」としてグラスに荷担するミレーナがバーチャル接触してきて自分はすでにネット上にアップロードされている事を告げる。

全体的に退廃し暴力とナノテクが蔓延した近未来社会を舞台に、少しもかっこよくない登場人物が正義感など無縁に繰り広げる駆け引きを描いたアウトロー小説になっております。決して羽の生えた妖精が飛び交う美しい世界などは出てきません。最後に人間の目を逃れて生き延びたずるがしこいフェアリイの存在が「フェアリイランド」への発展を暗示させる程度です。ＳＦファンにはおすすめ出来る内容です。

ズウオテイの請求

ついに来ました。ポーランドのサイトで購入したＣＤ代金の請求明細書。

国内ショップで見つから無かったＣＤ２枚を調達した時の請求が１ヶ月遅れでついに到着。ついにＰｏｌａｎｄ通過である「ズウオテイ」と日本円の交換レートが明らかになった。

ＣＤ×２枚、１４３ズウオテイは￥５，４６８円、換算レートは１ズウオテイ＝３８円でした！

ポーランドからの送料含めて新品ＣＤ２枚で￥５，４６８円ならやすいよね。