Prog-ING日記

現在進行形Progressive Rockを中心に音楽や本の話題、日頃の楽しい出来事を掲載

Polska・Polska!

2006-08-30 21:18:16 | 日々の出来事

来た、来た、来たー!7月27日にポーランドのcd-silesia.comに発注したCDが8月29日に到着した!ホントにスリルあるんだよね。ご覧のように小包の表面には所狭しとPolskaと書かれた切手のようなものに覆われている。Webで文字登録しているのに宛先はどう見ても手書きだ。しかも、注文した内容と中身は異なっていた。3枚購入したのに中身は2枚。しかもそのうち1枚は購入した覚えの無い、いかにも手抜きっぽいCD。最初は「おまけ」かと思ってしまいました。こんなやつです。

あわてて、注文確認メールを見てみると、「注文したことになっている!」。きっと注文画面のバグで別のCDが入っちゃったのね!さて問題は、クレジットの引き落としはどうなるのだろうか?何ズウオテイの請求が来るのか?1ズウオテイって何円なのか?そもそも残りのCDは来るの?そしてポーランド語の分からない私はどうやって問い合わせすれば良いのでしょうか?

それにしてもPolskaって何なんだろう。こんなにペタペタとパッケージを覆い尽くすPolskaの文字にあれこれ想像を巡らせた一日でした。


ホールズワース

2006-08-27 21:00:52 | 音楽

UKに参加していた、伝説のJAZZ&ROCKギタリストのAllan Holdsworthが世に出た実質的デビュー作がこれ「Tempest」(バンド名=アルバム名)。JAZZ・ROCKの伝説的バンドColosseumの創設者であるドラマーのJon HisemanとMarc Clarke(B)がColosseum解散後に立ち上げたバンドで、当時としてはとてもProgeressiveでギターがバカテクだけでなくリズム隊も相当な技巧派で73年の制作とは思えない品質。すでにこの頃Holdsworthのギターテクは常軌を逸していてソロは速いしコードはほかに聞いたことのない(ロックの世界では?)ユニークさです。時代を反映してか曲によってはクリームっぽいブルースロックもありです。

Holdsworthはここでも1年持たずにすぐ脱退。ずバンドに落ち着かない性格はすでにこの頃から。このバンドで一緒に脱退したヴォーカルのPaulWilliamsとは後年IOUというHoldsworthのバンドで再び共演することになります。

ちなみに、この後HoldsworthはSoftMachine、Gongとプログレ街道に入り、その後80年代からJAZZ寄りになっていきます。Jon HisemanはGary MoorとColosseum?をやった後、妻のBarbara Thompson のバックバンド。Marc ClarkeはちょこっとMountainやUriah Heepの仕事もしていたそうです。


スーパーグループ

2006-08-23 21:44:01 | 音楽

Progfest97にも出ていたJohn Wettonさんが70年代の最後に結成していた「UK」。プログレ界のスーパーグループと呼ばれるにふさわしい有名人大集合の豪華メンバー。King Crimson、YesのBill Bruford(D)、Tempest、SoftMacineのAllan Holdsworth(G)、King Crimson、AsiaのJohn Wetton(B,Vo)、Roxy MusicのEddie Jobson(key)のメンバーで1枚、BillとAllanが脱退したあとTerry Bozzio(D)を迎えて2枚のアルバムを残して解散。

このアルバムは当初の4人編成で行ったライブの模様を収録したもの。3人編成アルバムに収録されている曲を4人編成で演奏した貴重な音源2曲を含み、楽しめる内容になっています。アドリブ志向の強いAllan Holdsworthのギターがやや浮いていて、一人で勝手なことしようとしているのが面白い。決めた通りにやりたいJohn Wettonとは合わなかったのかすぐに脱退してしまったのは惜しい限りです。


昨日の友

2006-08-20 10:38:54 | 音楽

Progfest97のアルバムで発見した3つめのバンドがこれ。新生Le Orme。(あと2つはFlowerKingsとSpock’sBeard)。70年代に大活躍したイタリアのキーボードトリオだそうだが、私は70年代の彼らは知りませんでした。「新生」という位なので、メンバーチェンジがされていて、70年代の時のVocal&Bass(Aldo Tagliapietra)とDrums(Michi Dei Rossi)に加えてKeybord(Michele Bon)とPiano(Francesco Sartori)の4人となっています。

このアルバム「Amico Di Ieri」は彼らの71年から76年の過去のアルバム曲を現在メンバーで再録音した「新録ベスト」の位置づけなので、過去の代表曲を最新技術とベストな録音で聴けるという入門用にはうってつけの1枚。当然ELP的プログレなのですが、ソフトな歌声&優しいメロデイの良い曲が次々出てきます。特に専従ピアニストがいる事でピアノの音色が美しく、クラシカルで美しいシンフォニックがお好きな方向きだと思います。それにしても、Micare Bonが弾いている、あのギターソロの音がする不思議な楽器が見てみたい!


啓示空間

2006-08-17 07:43:29 | SF本

イギリスの新鋭アステア・レナルズの2000年作品。文庫本の限界を超える1039ページの大ボリュームですが、無駄な装飾など一切無くしっかりストーリー展開しているので、最後まで一気に読み倒せます。

時は26世紀、人類は恒星系への進出を果たしていますが、そこにはかつて異星の文明が栄え滅亡した痕跡が随所に有った。リサーガム星の文明を滅ぼした「イベント」の謎を調査すべく発掘調査隊を率いていた主人公シルベステは、リサーガムの政変により地位を奪われ幽閉されてしまう。一方、太古の戦争で使われた巨大宇宙船で、疫病にかかった為冷凍保存された船長の治療をすべく、シルベステの父親の知識を求めて航行するボリューワの一行はシルベステの故郷であるイエローストーン星に立ち寄った際に地元で暗殺者として生計を立てていたクーリを雇い入れリサーガム星系へと進路を取る。

宇宙空間には、太古の危険な知識を保管して通常空間から隠遁している種族がおり、その隠遁領域がいくつか発見されていた。その「啓示空間」は通常の方法で進入することは不可能だがシルベステとその同僚は精神を改変することで過去に「啓示空間」との接触に成功していた。一方、巨大宇宙船の中では、ボリョーワが前任の砲術管制担当者を発狂させ死に至らしめた原因「サンステイーラー」の謎の解明に取り組んでいた。そしてリサーガム星域で彼らの物語が交錯し、次第にこの宇宙の謎が明らかになっていくという展開。

科学的正確性に、近年のコンピューター技術やナノテクを背景に巧みなストーリ展開を併せ持ち「今年度ベスト1SFだ」との呼び声も高い傑作です。


コラプシウム

2006-08-15 21:22:30 | SF本


この本、表紙を見て退いちゃった方、内容は違います。一見するとキャピキャピ女子高生主人公が宇宙で大活躍しそうですが、ホントの主人公は人付き合いの下手な初老の天才物理学者ブルーノ・ド・トワジ。


太陽系を支配するソル女王国の女王は選挙で決定された、当時地球上に唯一存続していたトンガ王国の王女。そして交通はFAXと呼ばれる物体を遠隔地にコピーする装置。そしてFAXされるたびに身体の不都合を修正されるために実質不死を得た太陽系社会。主人公トワジがかつて開発したコラプシウム(ブラックホールをダイヤモンドの層に閉じこめた変則的な物質)を使って太陽を取り巻くリングコラプシターの建造計画が進行していたが、想定外の事故でコラプシウムが6ヶ月後に太陽に落下し太陽系を蒸発させてしまうかもしれない未曾有の危機が訪れた。


カイパーベルトに自分用のミニ太陽とミニ惑星とウエルストーン(コンピュータ機能を持った建築素材)の家を造って隠遁していたトワジを旧知のソル女王が訪れ、トワジが再び歴史の中に登場するところからこの物語は始まる。


これから始まる連作「ソル女王国シリーズ」の巻頭を飾る一作だが、スペースオペラしていなくて、下地はしっかり物理学に根をおいたハードSFでございます。ハデなバトルもなく、主人公の人間的な悩みとソル女王との微妙な恋愛関係が物語りを彩りますが、通信も宇宙船も光速を超える事が出来ません。限定的な法則破りは別として、物理法則には従順な作りなのです。


この小説では、FAXを使う事により人物のコピーが可能になっていますが、複数のコピーが別のところで活動したうえ、FAXで再統合も可能になっており、また、おのおのがその経験により別人とすてのアイデンテイテイを獲得する事も可能になっていて、情報化時代の「個人」とは何かを考えさせられる内容となっています。


のち


 


Progfest97

2006-08-15 18:01:04 | 日々の出来事


これは私がthe Flower KingsとSpock’s Beardを知るきっかけとなったCDです。97年のProgfestの模様を収録したCDですが、内容が強力。7バンドでているのですが、1発目がJohn WettonバンドでUKの曲とクリムゾンのStarlessをやってます。

次がイタリアの再結成Le Ormeで、この演奏も極めてクオリテイ高く美しい。そしてクライブ・ノーランのArenaが2曲、そしてFlowerKingsがRetropolisとHumanizzimoを、続いてSpock’sがThoughtsとGo The Way You Goを続けて演奏するのですが、曲の大胆さ、演奏のうまさの両方でぶっ飛びました。


それからFlowerKingsとSpock’s BeardのCDをコレクションし始めてHP開設にまで至るわけです。そういった意味でルーツの1枚ですね。あとBig Elfという(当時)新人バンドとSinkadusが出ているのですがこれほど豪華な顔ぶれはその前後のProgfestのCDもチェックしましたが2度と有りませんでした。


メガネとケーキ

2006-08-15 14:38:41 | 日々の出来事

妻の実家から「東武デパートのズーとかゾーとか言うメガネ屋が超安い」と言う情報を得て「黒ブチのメガネほしー」と言う息子を連れて行って来ました。結局、東武にくっついているメトロポリタンプラザのメガネショップZoffの事でした。セットで5250円は確かに安いけど、待ち時間にケーキ食べたら安くなりません!


ラーメン!

2006-08-15 10:05:56 | 日々の出来事
夏休みなので、息子と昼飯を食いに出た。「経験してないモノが食いたい」と言うリクエストに応えて「がんてつ」の「チャーシューメン」を注文。麺どころかドンブリすら肉に隠れて見えないというド迫力に圧倒された。2人前で3100円ナリです。

開設しました

2006-08-14 22:11:07 | 日々の出来事

Prog-INGのサイト更新も結構手間がかかるんですよね。

と思っていたら最近はBLOGって楽そうじゃないですか

でもってちまちました記事はこちらに掲載することにしました。

でも多頻度に更新は出来ないかも・・・・・

配しても仕方がないのでとりあえずGO!

本編はコチラ http://members.jcom.home.ne.jp/j-takahashi-1114/