3月7日厚生年金のASIAライブに行ってきました(奥さんと)。今回の来日は80年代初頭のオリジナルメンバーと言うことでホントのスーパーグループ編成での公演でした。
John Wetton(1949年生まれ 57歳)Base Vocal (元キングクリムゾン、UK、ユーライアヒープ)
Geoff Downes(1952年生まれ 54歳)Key (元バグルス、ちょっとだけYES、ASIA)
Carl Palmer(1950年生まれ 56歳)Drums (元エマーソン・レイク&パーマー)
Stave Howe(1947年生まれ 59歳) (元YESって今も、GTR)
の4人編成でやってきた。平均年齢56歳のバンドは結構元気だった。企業で言えば重役バンドだぜ。
周りを見回すと・・・平均年齢が高い。80年代バンドだからなー。実は私自身はASIAへの思い入れは少ない。80年から95年まで音楽から遠ざかっていた事もあり、彼らの全盛期に立ち会っていないのだ。でも個々のメンバーはおのおの好きなバンドのメンバーだったりするので、まああまり期待しないで行きました。
音を聞いてみて思ったのは、やっぱり達人の技はすごいなと言うこと。CDでは「歌ものバンド」の印象なのだが、ライブだと演奏のポテンシャルが結構高くって、SteveHoweのギターが結構演奏の要で全体を引っ張っている。近年の若手ギタリストに押され気味な印象だったが、ステージのSteveの演奏はやっぱりうまい。というか、楽曲のどこでもソロ弾いていて、Johnが歌ってる時も平行でソロ弾いてるんだもん。なんだかTFKのRoineStoltと共通点があった。で、見た目ホントおじいさん(絶対70台だと思ってた)なのに骨っぽい体でぴょんぴょこ飛んだり、鶏みたいにアクション取っていて、何かけなげだった。頭髪の薄さは気にしていない用だ。(こっちは気になるんだが)
近年のハイテクに背を向けて、ギターアンプとギターの間が有線接続なので、足回りを気にしていて、歩き回れる範囲も気を遣っていた。エレクトリックとアコーステイックのギターを使い分ける曲では、スタンド付きの「立ったままギター」と肩にかけたギターを交互に弾きながら器用に演奏してました。
カールパーマーは体型が若かった。中学の時にELPで一回見てるはずなんだが、記憶は遠い霧の中。改めて見ると、すんごいパワーヒッターで、早引きではないものの、ドラムスをぶったたく力が強くて、音が重いんだわ。
で、演奏はこの4人でやってた頃の初期アルバムの曲を中心に、「サプライズ曲」とか言って、4人の在籍バンドの曲を各1曲やっていた。Yesのラウンドアバウト、ELPの庶民のファンファーレ、キングクリムゾンのクリムゾンキングの宮殿、バグルスのラジオスターの悲劇、アンコールは大ヒットのHeat of the momentで大合唱という内容。
JohnWettonは最後まですごい声量で歌を聴かせ続けた。これも56歳とは思えない。Jeff Downesはちょっと影が薄いかも・・だったが他の3人が大物過ぎだよね。若いときはこのメンバーでやってたら全然まとまんないだろうな。みんな50台になって、大人になり協調性も出てきたんで再結成出来たんだと思う。
でもSteveの頭はアデランスを検討した方が良いんじゃないかしら・・・と思った夜でした。
参加された方のブログ回りをしています。
(私は7日の東京公演に行きました。)
奏法に関する詳細レポ、すごく興味深く拝見しました。
>若いときはこのメンバーでやってたら全然まとまんないだろうな。
同感です!
今回ライブ、演奏曲含めて4人にもファンにも意味がありますね!
楽しかったライブに感謝です!!!
※TBさせていただきます。
もしよろしければこちらにもご参加ください。
書き込み感謝です!
正直、良いライヴだったと思います。
日本の中年ファンもこんなにいるんだと
心強く思いました。日本人もだんだん楽しみ方が
うまくなってきたかな?
TB 拝見させていただきます。