ASIA★3/7 東京厚生年金会館

待ちに待ったASIA、予定通り昨日7日に行って参りました。
（やっぱり東京初日に聴きたい、という思いが勝ってしまった。）

今回の同行者は筋金入りプログレ好きな学生時代からの友達。コンサート前に、お互いの最近のライブ成果や懐かしいロック話で盛り上がり、すっかり感覚20代くらいに戻って（笑）、気持ちも身体も「ASIAのライブ！」に向けて最高のコンディション、という感じ。

会場到着18時半。回りは同年配前後。＜同志たちよーｗ
とはいえ、男性が圧倒的に多かったのはちょっと意外。

座席は1Fの中央よりやや後ろのほぼ左端（うーん；プレリザーブの方が端や二階席が多いように感じてしまう。プロが暗躍してるから？）。東京厚生年金会館自体、大きな会場ではないので（アリーナ等と比べてという意味で）、さほど遠さは感じません。ただ、音のバランスの偏りは避けられないかな、と覚悟を決めて・・・。

コンサートはほぼ開演時刻通りスタート。
で、開始と同時に1Fはいきなり総立ち。
おおっ！なんか気合いはいってる！！！

左すぎる座席の影響も多分にあると思うのですが、ドラムスとギターの音が目立つ(シンセが弱く聞える）のはうえりく様が書かれていた名古屋公演の初日の状況と変わらないかも。楽器の音がぴったり揃う気持ち良さ、これは正直いえば曲によってすごく差があった(特に前半部分）。AISAタイプの非打込系・プログレライブにCDと同じグレードを求めるのは無理があるとは思いつつ。

コンサートそのものはすごく楽しめました♪

最初の2曲はとにかく動いてる（！）4人に感動。「Wildest Dreams」ののびやかなボーカルで、「ジョン、調子よさそうだな」とちょっとほっとしました。で、スティーヴ、意外によく動くんだなぁ、と。
「Roundabout」が紹介されると、どわーっという感じの歓声が。
ASIA版、想像してたよりよかったです！コーラス部分はかなりしんどいところもあったけど、まぁ愛嬌で＜え？。
「Without You」くらいからジョンも本調子に声が出てきて、ギターに負けないパワーで聞かせてくれました。

スティーヴのソロ。うーん、とうなってしまう深い音。
なんというか、このままソロコンサート1時間くらいやっちゃってください、
という気持ち良さ。正直もっと聞いていたかった。

で、個人的に感激した「Fanfare For The Common Man」。やっぱりカールのドラムスはすごくいい！これもまたこのままEL&Pメドレーやってください、という思いに・・・。（浮気性；）これはもう言っても仕方がないけどシンセはキースで聴きたかった。
それにしてもよくよく器用でテクのあるオールラウンドプレイヤー4人が集まったのがASIAなんだな、と実感。この4人でけっこういろいろとカバーできてしまいそうな勢い。ｗ(コンサート後、友達とのおしゃべりで、ジョン・アンダーソンでも、キース・エマーソンでも、ロバート・フリップでも今回の4曲のカバー構成はこなせないよね、と）。

えと、今回当時のASIAのPVとライブのメンバーが重なって3枚のバックスクリーンに写ったりするのですが、ビジュアル的なギャップがすごくて（汗；）、メンバー自身はどんな気持ちでPVを見てるんだろう、と思っちゃいました。
あ、「Don't Cry」はアレンジが大幅に違って、しっとりとアコースティックな感じで別の曲のよう。で、カール（この人だけビジュアルやたら若い；）はタンバリンをもってウロウロ。なんかコイツ可愛い！

期待と不安の「In The Court Of The Crimson King」。
感想としてはよかったです。やっぱりこの曲をこの面子でライブで聴ける、ということ自体が感動かも。ジョンのボーカルもキレイにきまっていたし、ジェフリー君のシンセもよかった。で、ここでもカールのドラムスがよくって、聞きほれてしまいました。
このあたりになるとASIAなのか、往年のプログレ名曲大集合なのか、もうなんでも楽しければいいや、という心境にー。＜オイオイ

で、「Video Kills The Radio Star」ジェフリー君、いきなりジャケット着替えてサングラスで登場♪ジョンも拡声器を手にして、なんか笑える雰囲気。流れはさておき（え？）文句なしに楽しい！4人も楽しそう。

今回なる＠的には、生スティーヴがかなりお目当てだったのですが・・・一番印象に残ったのはカールだったという・・・。や、うまいだけでなくすごくお茶目で「こんな面白いことやっちゃう人なのか」という感じ。基本はお腹に響く重さ、そこに軽やかに自在に遊びが入る。なにより本人が自分の力量を楽しんでるって感じ。いやーーー本当に見ても聴いても楽しいドラムソロを聞かせてもらえました。←思わずカール！！とか叫んじゃってるヤツ。

「Only Time Will Tell」「Sole Survivor」と1STからの曲が続き、ASIAらしさを満喫したところで本編終了。で、さほど間をおかずにアンコール。
アンコールの「Ride Easy」はしっとりと聴かせるバラード系で、さすがにギターが美しい。スティーヴだけで考えれば、こういう曲ももっと聴きたかったかな。
そして「Heat Of The Moment」。ここはちゃんと客席とのかけあいコーナーがあってみんなでサビ部分を歌いました。こういうのはライブのお楽しみだから嬉しいっすね。けっこうノリのいい観客多かったみたいだから、前半にもそういうのがあってもよかったかも（それこそ「Don't Cry」とかで）。

いやー、70-80年代プログレファンには嬉しいコンサートでした。
欲がでてしまって、YES、EL&Pを聴きたいと、思ってしまった。
なんか、プログレバンド大集合フェスとか、やってほしい気分なのです。

1.Time Again
2.Wildest Dreams
3.One Step Closer
4.Roundabout（YES）
5.Without You
6.Cutting It Fine
7.Clap（YES）
8.Fanfare For The Common Man（EL&P）
9.The Smile Has Left Your Eyes
10.Don't Cry
11.In The Court Of The Crimson King（King Crimson）
12.Here Comes The Feeling
13.Video Kills The Radio Star（The Buggles）
14.The Heat Goes On
15.Only Time Will Tell
16.Sole Survivor
アンコール
17.Ride Easy
18.Heat Of The Moment

エイジア（wiki）

関連：
ASIA★ALL FOUR ORIGINAL MEMBERS OF ASIA/初日

ASIA★誰が殺したラジオスター？/それは私、とビデオが言った

ASIA★3月来日決定！

80'S ROCK PV 特集　1★JUMP/Livin On A Prayer　他