純平、考え直せ
奥田 英朗 著 光文社 / 2011.1
坂本純平、21歳。新宿・歌舞伎町のチンピラ。
心酔する気風のいい兄貴分の命令は何でも聞くし、しゃべり方の真似もする。
女は苦手だが、困っている人はほうっておけない。
そんな純平が組長から受けた指令、それはヒットマン(暗殺)。
決行までの三日間、純平は自由時間を与えられ、様々な人びとと出会う。
そしてネット掲示板では、はからずも「噂の男」になってゆくのだが──。
どうする、純平?
久しぶりの奥田さ~ん♪
奥田英朗さんらしく、とても楽しく読めました。
純平の人気が解りますね~、若いのにちょっと古くて、でもって、素直。
だから、本当は考え直せばいいんだろうけど、でも、純平を一人前(?)にさせたいし、う~~~ん。。
と、思わず悩みましたね~。
で、最後の日のシークレットパーティとやらとネットの掲示板は必要だったのかな~?と思いました。
しかも、純平までドラッグをやってしまって・・・。
無銭飲食のセンセイとコインランドリーのゴローだけで充分、お話は膨らむと思うし、純平にはドラッグなんてやって欲しくなかったな~。
純平のキャラと同じくらい、私はセンセイのキャラが好きでした!
これはぜひ映像で観てみたいなぁ~と思います。
センセイは誰がいいかな~(笑)。