ゆみ子は12歳の時に祖母が失踪するという過去を持つ。
25歳になったゆみ子は夫・邦夫と息子との平和な日々を送っていたが、ある日突然夫が列車に飛び込んで自殺してしまう。
5年後、愛する人を次々と失った記憶と引き止めることができなかった悔恨を胸に秘め、ゆみ子は奥能登の小さな村に住む民雄の元へ嫁ぐ。
新しい家族に囲まれて平穏な日々を送っていたが、やがて前夫の死の陰に次第に引き寄せられてゆく・・・。
1995年/日/是枝裕和
テンポがないので退屈でした。
私今、映画モードから読書モードになっているので、イマイチ集中できていなかったって事もありますが・・・。
テーマはきっと “生と死” なんだと思いますが、重さが伝わってこなかったです。
テンポがない分、訴えてくるテーマが強烈であれば良かったんだと思うのですが、これは雰囲気がメインになってしまったような気がします。
宮本輝さんの原作を読んでいないので何とも・・・ですが、でも、原作を読んで自分でイメージした方がテーマというものをきちんと把握できたんじゃないかなぁ?と思いました。
主演の江角マキコさん、これが女優デビューだそうですが、なかなか良かったと思います。
説明しないという表現をつかっているので、確かに意見の分かれる作品だと思いますよ。
江角マキコはこの一作だけです、いいのは(断言)
TB&コメント、ありがとうございます~。
なるほど~、という事は、割と原作に忠実だったりするのでしょうかね~?
江角マキコ、他に何か出てましたっけ??テレビドラマの印象しかなかったりします・・・。
『ディスタンス』も買ったので、近々観る予定です。ちょっと長そうですね。
是枝裕和監督の作品の中では、これは私の中では三番目に位置します。『ワンダフルライフ』と『誰も知らない』は、全くタイプが違った作品なので、どちらの方がいいかというのはちょっと難しいのですが、その次、ということ。最後が『ディスタンス』。これはizumiさんが見てからまた話しましょう。
『幻の光』ですが、私は宮本輝の小説の方を先に読んでいたので、映画を見て自分が思い描いていた世界とはちょっと違うという印象を受けました。しかし、そもそも小説と映画を比較することに無理があるので、それだけの理由で映画の質を判断するのはフェアではありませんね。映画としては、受け取り手の裁量範囲が大きい作品なので、その人の感性に訴えれば好きになるでしょうし、波長が合わなければ進行が遅いつまらない作品でしかないのではないでしょうか。私は、ああいう表現方法わりと好きなので、嫌いな作品ではありませんでした。映像がとてもきれいなどころがありますよね。
江角マキコ、映画出演はこれを入れても5本ほどだと思います。私が一番好きなのは、『命』(篠原哲雄監督)ですね。柳美里の同名の小説が原作になっているものですが、この役には彼女のイメージがぴったりだと思います。『ピストルオペラ』(鈴木清順監督)は、作品自体がそれほど好きではなかったので、彼女の活躍ぶりもあまり評価できなかったかな。
毎度、お疲れ様です。体調とか大丈夫??
幸ちゃんとのご対面、嬉しかったでしょ~?
そうなの、『ワンダフルライフ』と『幻の光』、観たんだ~。Mayumiさんに報告に行こうと思ったんだけど、きっと追い込み(勝手な想像)だろうなぁと思って、出張から帰って来てからでもいいかなと思ってね。
ん?って事は、『ディスタンス』は4番目って事になる??う~む、ま、一応、観てみるね~。
私は『誰も知らない』が1番かな~。監督の意図が伝わったのが1番の理由かな。
『幻の光』は、うむ、何が言いたいのかが分からなくて、ただ雰囲気だけしか印象に残らなくて。
原作本の映像化って確かに無理はあるけど、映画を作るうえでオリジナルの脚本がない以上、原作本を脚色しなければならないワケだから、そうなると、脚色した作品はどうしても原作と比較しちゃうよね。
それこそ、監督の裁量次第で映画の良し悪しが決まっちゃう。
原作に思い入れのある観客はどうしたって映画に満足しないだろうし、原作を読んでいない人は満足するかもしれないし。
映画ってのは、観る側が全てだしね。観る側のその時の状況ってのも左右しちゃうし。
監督さんってのは大変なお仕事だわね~とか思っちゃうね。観る方は勝手な事言っちゃうしね。
江角マキコ、私、これしか観てないわ~。
あれ?『命』って、豊川悦司??またまた共演だったんだ??違ったらごめん~。
機会があれば是非観てみるね。
う~ん、Mayumiさんと映画の話するのは楽しいわぁ~~。うふふ~。