ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

ナチュラルウーマン

2019-02-26 | 映画 ナ行


チリ、サンディアゴ。ウェイトレスをしながらナイトクラブで歌っているトランスジェンダーのマリーナは、歳の離れた恋人のオルランドと、愛犬ディアブラと共に暮らしていた。そんな日々での、彼女の誕生日の夜、突然オルランドが自宅のベッドで意識を失い、病院に運ばれるも、急死してしまう。突如、最愛の人を失い、深い悲しみの中にいるマリーナだが、彼の死に関して病院や刑事から疑いをかけられ、死を悼む暇も間も与えられない。また、マリーナがトランスジェンダーであるがゆえに、オルランドの元妻や息子たちからは、不躾で、差別的な容赦のない言葉を浴びせられてしまう。さらに、二人の想い出の詰まった部屋からも追い出され、愛犬も奪われたうえに、葬儀にも参列させてもらえないマリーナ。そんな中、どうにか愛する人に最後のお別れを告げたい彼女は、ある行動にでるのだが…。

ナチュラルウーマン 2017年/スペイン/セバスティアン・レリオ




最後は、ちゃんとお別れもできて、愛犬も取り戻せて、本当によかったと思いました。
マリーナが諦めずに頑張った結果なのが素晴らしいです。

亡くなったオルランドの家族や警察の対応が信じられないくらい酷いもので、マリーナはよく堪えたなーと感心しました。
といっても、最後はキレちゃうわけですけど。

ただ、マリーナが拉致され解放された後、どうして自暴自棄になったのかが理解できませんでした。
拉致されたことは本当に怖かったと思いますし、その気持ちがどうして自暴自棄になるのかが、うーん。

興味の湧くお話で、そのお話に引き込まれましたが、映画としてはちょっと物足りないです。

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