コンサートは、”ナマモノ”。

2023-11-03 22:48:13 | HR/HM

 私は洋楽のロックが好きで、
コンサートにも随分と行きました。
年齢だけからすれば、
IRON MAIDENの「POWERSLAVE」の来日に
顔を出していても不思議ではありませんが、
初めての洋楽のライヴは、
KISSの「CRAZY CRAZY NIGHTS」のツアーでした。
AEROSMITHとWHITESNAKEとKISSが復活した頃で、
巨大なロゴの電飾を配したライヴ風のPVが話題でした。
大阪城ホールの舞台の幕が開いた時に、
そのロゴの電飾が無い事に、
「あ、無いんだ。」と思った覚えがあります。
ライヴ慣れした友人は、
「フツーのライヴだったな。」と申して居りました。

電飾を持って来なかった事は、残念でした。
IRON MAIDENが「SOMEWHERE IN TIME」の来日時、
アメリカでのライヴ一回の収益を丸々、
日本への舞台装置の輸送費用に充てた事は、語り草です。
アリーナ用とシアター用の大小二種類を用意して
ツアーをしていたそうですが、
京都会館にあの舞台を持ち込んだというのも、
やっぱりメイデンだなあと思わせます。

メイデンで言えば、
ブルース復帰後の初来日?では、
それ以前のバンドの状況が影響して、
大阪ではZEPPでのライヴでした。
メイデンをこの規模で観られるとは!!と、
良い方向に解釈して感激していました。
当然、”IRON MAIDEN”での巨大エディは無し、
それどころか、床が汗や湿気で濡れて危険だとして、
のっぽエディも出づ。
つまりは、会場に合った大人し気な照明と音楽のみの、
メイデンとしては極めて貴重な?ライヴになったのでした。
”IRON MAIDEN”に至っても何も出ないと判った時、
観客の盛り上りは凄まじいものになりました。
一切の装飾を排したライヴは、感激を呼びました。

集客の具合によって奏者の気持ちが変わる事は、
普通と思えます。
GUNS N’ ROSESを抜けたイジーが来日した際、
IMPホールだったか、ライヴハウス規模で超満員になり、
調子に乗った日本の関係者は、
一年を待たずに呼び戻し、それも又、満員に。
更に調子に乗って、次のアルバム発表時には、
厚生年金会館に会場を移しました。
しかし、普通に考えて下さい。
”元ガンズ”の影響力が、何時までも続く訳がありません。
アルバムの内容のまったり感も手伝って、
会場を御存知の方は想像して頂きたいのですが、
集まった観客の数は、
三階建ての客席の、一階の半分程でした。
前から三列目、ダフの正面に陣取った私は、
彼が如何に不機嫌かを、手に取るように感じたのでした。
怖かったです、本当に。
明らかに、怒ってましたから。
イジーは御機嫌で、
「君達は本当のファンだ!」と申して居りました。

~その二に続く。~



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