葬儀の話 ２ お通夜の日

お通夜の日

親は朝から食事や花の変更で少々バタバタしてたようだけど、私はいつも通りグッスリ睡眠。
遺体が家にないから、弔問もないし時間まではほとんどやる事ないんだよね。ちょっとした雑用くらいで、ゆっくり出来て良かったよ。

時間になって斎場に行き、親戚などに挨拶などをし、簡単な湯灌の儀式。
これがまた嫌でさぁ。身内だからやらなきゃいけないし（←当たり前）、でも身の毛がよだつしで、顔をしかめないでいるのが大変だったわ。

大体父に触るのなんて、ライブ帰りに、道端に転がってるのを拾って帰る時くらいだし。楽しく帰ってきたのに、酔っ払いを拾って帰らなきゃいけない気分の悪さったらないんだよ。しかも酒癖は最っ悪だしさぁ。
だから私は、例え藤井だろうが享氏だろうが、酔っ払って千鳥足みたいなのを読むと激しい嫌悪感に襲われるんだー。酔っ払いなんて大っきらい。

その間チビどもはというと、棺の中の父に相変わらず興味津々。一緒に儀式をやったり。
何度も“死んじゃってるんだよ”って２人で言ってたけど、悲しいのと普段使わない言葉を発するのが楽しいのと、両方なんだろうな。
それから会場内を２人で走り回って鬼ごっこして、大爆笑してました(笑)。

それが終わって、親は手伝ってくれる方々に挨拶とか。坊主に挨拶とか。私や妹は親戚と話したりチビどもの相手。
そうそう、今回は従兄弟のイケメン３兄弟の内、１人しか来なかったんだよ。急だったから仕方ないけど、会いたかったわぁ。

そしてお通夜。
最初に坊主登場でお焼香の説明があったのね。ウチは浄土真宗で、お焼香が２回なの。そのやり方の説明。
したっけさぁ。坊主の話が終わった瞬間、親がコソコソと私に“どうやるんだっけ？”って聞いてきた。もうお客さんも入ってるってのに。
仕方ないからコソコソと説明して再び前を向いたら、今度は妹が“どうやるんだっけ？”ってコソコソ。ダメな２人だなぁ。聞いたばっかだろ。

あとはほぼつつがなく。
私は途中でお腹が空いて鳴りそうで困ったり、お焼香してくださった方々にお辞儀するのに、腰が痛くなってきたりして“マジか”ってなってたよ。
チビどもはというと、葬式は３回目だし○回忌とかで何度もそういうのには参加してるのもあって、ちゃんと大人しく座ってました。偉いわぁ。

最後の食事会、私はチビどものグループ。寿司はサビ抜きだし、サンドイッチもからし抜きにしてもらったんだ。どんなにバカにされようと、ワサビもからしも嫌いだもーん。
今回中トロを赤身に変えてもらったりしたので、こういった集まりで初めて満腹になるまで食べられた。

それから少々チビどもと遊んで、この日はお開き。