『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『小泉今日子さんのことば』

2011-12-07 | ことば
nujdeの中の、
小泉今日子さんのことば。

『もともと私は、
 監督や演出家の方に質問したり話し合ったりするのが好きではないんです。

 ひとの感情をカタチにしようとしているのに、
 それを言葉をつかってズバッと、
 ああですか?こうですか?
 と聞くことほど色気のないことはないような気がしてならなくて。

 喜びや楽しさを表情や行動に大きく表さないひともいるし、
 すごく哀しくてつらくてもニコッと笑った表情をつくるひともいる。

 感情ってそういうものだから、
 それについて質問するってすごくデリカシーがない気がしない?

 私がテストで演じてみて、
 監督がジャッジして、
 『じゃあカメラ回しましょうか』って言ってくださったら、
 おたがいのなかで、”これでいいんだ”っていう会話ができたということでしょ。

 だからしゃべってはいないけど、
 たくさん会話はしているんですよね。』

 黒沢監督とは、黒沢清監督のことです。



 演者の中には、いろいろな人がいて、
 それぞれの、いろんな方法で、演じる『もの』に息を入れている。

 演者を動かす、演出家とのセッションの仕方も、さまざま。
 ことばを重ねることで形にする人もいれば、そうでない人もいる。

 面白いなぁと思いました。



そしてまた、小泉さんの言葉。

『私ね、今でも毎日、仕事辞めたいと思っているんです。
 もっと仕事したいと思うのと同じぐらい。
 
 自分には向いてないんじゃないかと思う反面、
 それぐらいがちょうどいいかもと思ったり。

 そういう自分に対する”疑い”のようなものは、
 ずっと持っています。』
 


「満足」って、
 どこから来るのかな、と思います。

 すごく大事で、必要なことだけれど、
 それぞれ、その人その人違うから、
 
 その「満足」さんを追いかけられる人が、
 輝く石を見つけた人のような気がします。

小泉今日子さん
素敵な大人さんです




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