『tokotoko』

Fortune comes in at the merry gate.

『まほろ駅前 多田便利軒』

2011-05-20 | 立ち直っていく、という時に。
『まほろ駅前 多田便利軒』を観てきました



監督・脚本/大森立嗣
原作/三浦しをん

キャスト/

瑛太、松田龍平、片岡礼子、鈴木杏、本上まなみ、
柄本佑、横山幸汰、梅沢昌代、大森南朋、松尾スズキ、麿赤兒、
高良健吾、岸部一徳



いい映画でした。

観はじめたときの印象と、
終わってからの「残った感」が少し違う映画でした。

それは、どこかな?と思ったら、

観はじめたときは、
そこにいたのが瑛太さんや松田龍平さんで、

終わったときは、
まぎれもなく、多田と行天だった。
ということのような気がします。

よかったです。



人間は、みな、なにかの「傷」を持っていたりする。

それが小さくて見えにくい人もいれば、
大きくて手におえない人もいる。

でも、その「傷」をどう治したらいいのかわからない。
あるいは、わかっていてもどうしようもないことの方が、多い。

多田も行天も、そんな、つかりたくないぬるま湯に足をつっこんでいる。



ふたりが出会って(再会して)ぬるま湯から出ていく。

それは劇的なものというのではなく、
日常(映画の中の)の中の様々に「傷」をおったひとを通して、

自分たちの「傷」を口に出せたり、
相手の「傷」を知ってしまうことで。



松田龍平さんの行天、妙だけど、すごくいい。
おかしいけど、すごくやさしい。

行天の投げたナックルボールを、
瑛太さんの多田が、キャッチャーミットでちゃんと受けるかんじの、
そんな空気感が、よかったです。



世の中にある、様々な雑事を引き受ける便利屋から眺めた『今』
愛されない子供や、薬の売人・・・

はみ出た人たちを、
はみ出たふたりが、
さりげなく、やさしく、押し戻していくかんじが、よかった。

無理矢理じゃなくて、少しだけ横にいたりするかんじが、よかった。
こういうことかな。やさしさって・・・と、思いました。

ゆら公を演じた男の子も、よかったです
松尾スズキさんには、笑わせていただきました。
大森南朋さん、麿赤兒さんも、よかった。

クスクスのとこと、
心の奥をノックするところの、バランスのいい映画でした。



原作は2006年の直木賞受賞作品です。
音楽はくるりの岸田繁さんです。





Bruno Mars の『Doo-Wops & Hooligans 』

2011-05-20 | 音楽
今日は、
Bruno Mars の『Doo-Wops & Hooligans』を聴いています



もりだくさんの1枚、サービス満点なので、
『気合い』の必要な日にはピッタリです



1. GRENADE
2.JUST THE WAY YOU Are
3. OUR FIRST TIME
4. runaway baby
5. THE LAZY SONG
6. MARRY YOU
7. TALKING TO THE MOON
8. LIQUOR STORE BLUES (feat. DAMIAN MARLEY)
9. COUNT ON ME 10. THE OTHER SIDE (feat. CEE LO GREEN & B.o.B)



『GRENADE』『Just The Way You Are』は、
全米で1位を獲得しています。

グラミー賞、最優秀男性ポップ・ヴォーカル賞受賞。

デビューアルバム