ドライバーには身近なはずの、タイヤの交換シーンを思い浮かべてください。どのようにタイヤとホイールは結合されているのでしょうか?簡単に言うとタイヤに圧縮した空気を充填しながらホイールとタイヤを結合させます。
はめ込んだ瞬間に「パァーンッ」という大きな音を聞いたことがある方も多いでしょう。
タイヤは実はとても複雑な製品です。そして精密なものです。また、ゴムについてもゴムの木から採取される天然ゴムと、石油から精製される合成ゴムがあり、それぞれ性質が違います。
ゴムに混ぜ配合される材料もさまざまです。オイル、硫黄、酸化亜鉛、シリカやタイヤが黒い理由のひとつでもあるカーボンブラックはゴムの強度や硬さを向上させます。
ゴムだけでなくポリエステル、ナイロン、レーヨンといった繊維素材、高炭素鋼など、多くの原材料から作られるのがタイヤです。
そんな複雑で精密なタイヤをホイールに結合させる瞬間に空気を充填し「パァーンッ」と張りをもたせて、はめ込むだけで精密にタイヤとホイールを嵌合させてタイヤの機能を100%引き出し、ドライバーの要求にこたえる事ができるのでしょうか?
トクイチオートでは、タイヤとホイールという精密部品同士の嵌合作業を「テクノフィット」と呼んでいます。
さまざまな条件を整え、タイヤをゆがみなく「ソフトに」最適な状態でホイールに装着する技術がテクノフィットです。
タイヤと路面との関係を最適化するにはタイヤ組付け時にタイヤにヒズミを生じさせないことが重要です。