クルマにちょっといい話

岐阜県各務原市にあるトクイチオートから、知っておいていただきたいクルマに関する情報の切れ端をブログでお届けします

バッテリーのおはなし

2016-10-14 | 電気のおはなし

バッテリーは、電気を貯めておく場所。身近で例えるなら電気をためておく「ため池」のようなものです。

「ため池」にはそれほどたくさんの種類はないでしょうが、クルマのバッテリーの種類は、それこそ数え切れないくらい細分化しています。

近年では、さまざまなタイプのアイドリングストップの採用が増えた影響もあり、同モデルでも、仕様の違いで、違うバッテリーを要求するのなど、当たり前になってきました。

また、バッテリーを交換する折には、さまざまなことに注意を払わなければなりません。

手順や条件など、クルマのコンディションに直接影響がおよぶ、非常に大切な作業です。

バッテリーを日本語に訳しますと「電池」なのですが、「バッテリー交換作業」を「家電の電池交換」のようなイメージで捉えてしまうのは、間違えのもと。

「移植手術」程度の認識を持っていただき、ぜひとも、私たちプロにお任せください。


キーホルダーの功罪

2016-10-14 | クルマにちょっといい話

キーホルダー。アクセサリーとしてとらえる方もいらっしゃいますね。

ディーラーなどでも、ノベルティとして、よく配られるアイテムの代表格でしょう。

鍵の保護と紛失防止には便利なアイテムなのですが、クルマの車内では、Gがかかり、ほんの数10グラムの重さのものでも、状況によっては、負担になる場合があることをお忘れなく。

キーシリンダーや、思わぬ箇所に思わぬダメージがおよぶケースが多くみられます。

クルマのイグニッションキーには、重いものをぶらさげないでください。

また、落とすのも禁物です。

クルマに乗るときにも、降りるときにも必ず手にするものですから、つい、うっかり、ということになりそうですが、最新の注意をはらって扱ってください。

さらにズボンのポケットに入れたまま「洗う」なんて、もってのほか。

直後には、エンジンはかかるかもしれませんが、内部に水分が浸透した場合には厄介です。基盤が損傷したり、影響がクルマ側に及ぶ場合もあり、重大な故障をまねく事例が、多発しています。水分による腐食が進むのはある程度時間が経ってから、という事情もあり、故障の原因としては、気がつきにくいわけです。

金属を削って作った丈夫なカギはもう昔のおはなし。あくまでも精密電子機器としてのあつかいをお願いいたします。


スパークプラグの交換

2016-10-14 | 整備



スパークプラグの交換は、距離を経るごとに必要な整備です。

色々な装置がすき間なくぎっしり詰め込まれたエンジンルームですから、その制約も並ではありません。

プラグに直接コイルが取り付けられているのも、そういったスペース面での制約や、合理化に由来しているのです。

スパークプラグの整備では、エンジンの温度が40℃以下に下がってからプラグ本体にアクセスするのが肝心です。

これは、コイルを保護するため。

外気温との格差をできるだけ減らしてやるわけです。

コイルを守るためにプラグへのアクセスの条件を考える必要が出てきたわけですが、このようなことが常につきまとうのが現代の自動車整備です。

トクイチでは、このような細心の注意を払いつつ、基本に忠実な、あたりまえの整備を積み重ねています。