クルマにちょっといい話

岐阜県各務原市にあるトクイチオートから、知っておいていただきたいクルマに関する情報の切れ端をブログでお届けします

なんだか時々...?

2020-06-19 | 電気のおはなし

アクセサリーやあとづけパーツの中には画像のようなOBD(On Board Diagnostics)接続用のDLC(Data Link Connector)を使用して、アクセサリーの電源を取ったり、クルマのライブデータを表示させたりすることができるアクセサリーも普通に売られるようになりました。

輸入車に限った事ではありますが、場合によっては、DLCに電源を常時接続している環境や、不適切な場所からの電源の取り出しなどが原因で、クルマに不具合が起きることがあります。

クルマの設計時に想定されている電圧の確保ができていて、ハーネスの劣化やアース不良などがない状態での使用環境でしたら弊害も起こりにくいのですが、クルマの電気ほど不安定なものはありません。

さまざまなアクセサリーの取り付けを、以前のような感覚で現代のクルマにおこなうと、トラブルの原因になります。触らぬ神に祟りなし。急がば回れ(違うか)。

パーツの装着などを行って時々チェック表示がされるといった妙なことがあった場合には、後づけアクセサリーをいったん取り外して、様子を見てはいかがでしょう。


よいブレーキ、って?どんなものでしょうか?

2020-06-15 | 整備

ブレーキ性能は動力性能よりも重要である、と認識しているドライバーは少なくありません。高速道路を走行中や雨の日にクルマを減速させる時に「ヒヤッ」としたことがあるドライバーは多いと思います。

高速回転するディスクローターにブレーキパッドが押し当てられると、回転するディスクローターのごくわずかなブレなどにより、ブレーキパッドには押し返そうとする力が加わります。それでもブレーキを効かせるためドライバーはペダル操作を続けます。

そんな過酷な条件のもとでも、安定してブレーキを効かせるにはどうすればよいのか?をトクイチオートはかんがえました。

トクイチオートでは、ブレーキパッドとそれを油圧で押し込むブレーキキャリパーのピストンとブレーキディスクローターの関係性を根本から見直し、適切な組付け技術とM.B.G処理と呼ぶ、特殊な整備を行うことで、どんな時にも安定したブレーキ性能を発揮させるのを可能にしています。

どんな時にも安全に停止できる「信頼できるブレーキ性能」を提供します。


あなたのタイアはホイールにはまっていますか?

2020-06-07 | タイヤのおはなし

ドライバーには身近なはずの、タイヤの交換シーンを思い浮かべてください。どのようにタイヤとホイールは結合されているのでしょうか?簡単に言うとタイヤに圧縮した空気を充填しながらホイールとタイヤを結合させます。

はめ込んだ瞬間に「パァーンッ」という大きな音を聞いたことがある方も多いでしょう。

タイヤは実はとても複雑な製品です。そして精密なものです。また、ゴムについてもゴムの木から採取される天然ゴムと、石油から精製される合成ゴムがあり、それぞれ性質が違います。

ゴムに混ぜ配合される材料もさまざまです。オイル、硫黄、酸化亜鉛、シリカやタイヤが黒い理由のひとつでもあるカーボンブラックはゴムの強度や硬さを向上させます。

ゴムだけでなくポリエステル、ナイロン、レーヨンといった繊維素材、高炭素鋼など、多くの原材料から作られるのがタイヤです。

そんな複雑で精密なタイヤをホイールに結合させる瞬間に空気を充填し「パァーンッ」と張りをもたせて、はめ込むだけで精密にタイヤとホイールを嵌合させてタイヤの機能を100%引き出し、ドライバーの要求にこたえる事ができるのでしょうか?

トクイチオートでは、タイヤとホイールという精密部品同士の嵌合作業を「テクノフィット」と呼んでいます。

さまざまな条件を整え、タイヤをゆがみなく「ソフトに」最適な状態でホイールに装着する技術がテクノフィットです。

タイヤと路面との関係を最適化するにはタイヤ組付け時にタイヤにヒズミを生じさせないことが重要です。


整備と修理

2020-06-07 | 整備

 

クルマの調子が悪い、といって「整備」に出す人はいません。それは「修理」です。

整備とはクルマ本来の機能を引き出すためにおこなう、各種の調整作業をいいます。事前にクルマを構成する各種の部品が正常な状態であることが必要です。

修理というのは、破損した部品の交換のことです。クルマの機能全体としてみると、直したことにはなりません。

クルマのコンディションは整備が完了したあとドライバー自身が運転してクルマの正常値と特徴が理解できる性質のものです。毎日使うクルマほど、ドライバーにはわかりにくい領域もあります。

いつも乗っているクルマに対して、ドライバーは無意識にクルマの状態を受け入れてしまうのが普通です。

コンディションが落ちてゆくのは大抵の場合、急激に、ではなく、徐々に、というのが普通ですから、程度にもよりますが、いつの間にか状態に慣れてしまい、それとわかりにくいのも特徴です。

整備してみて初めて今までの状態が理解できる、とそんな順番です。


新車整備

2020-06-06 | 電気のおはなし

トクイチオートでは新車への「使用前」整備をごく普通に行なっております。顧客のみなさまは、ほぼ全員が新車を買った場合には、まずトクイチオートへ入庫なさいます。

クルマのあたりはずれの話はよく聞きますが、根拠のない伝説のような話ではなく、新車の場合は道路環境、使用条件、使用燃料の違いに合わせた事前調整作業をおこなった上で使用を開始すれば故障発生の頻度は半減します。

海外生産の輸入車の場合、生産からユーザーの手元にやってくるまでに3か月程度エンジンを掛ける環境がないため、事前にバッテリーをフル充電してから使用を開始するだけでクルマの初期トラブルは発生し難くなるのです。