伊東家のデスク

オタクの備忘録など

暑い頃について

2023-05-06 23:46:58 | 雑文
・『ひろがるスカイ!プリキュア』
 13話目。とりあえずヒーローアニメとしての「ひろプリ」で語ることはあまりないかな。箸休めのちょっといい話、といったところ。
 一つ指摘しておくならば、ヒーローの力をどの領域まで使っていいかという点だが、ここはかなり難しい問題なのよね。
 今回、キュアスカイとキュアプリズムがやったことは、一つの家族の結末を変えた、これだけである。倒すべき敵はなく、ただ少しの痛みを感じた婦人がいただけ。その心をそっと、というよりはめちゃくちゃに後押ししてあげただけ。それでいい。それもまたヒーローの姿の一つ。
 さて、ここで着目すべきは、今回「敵」はいなかったものの、人間のままでは太刀打ちできない概念として「距離」と「時間」が立ち塞がっていたということである。これはそのまま、スカイランドへ戻るソラたちとましろの間にもあったものである。それを打ち倒すのが、今回のプリキュアのお仕事であり、婦人の心を救うことで当人たちもまた問題に真っ向から向き合えたわけだ。が、これを整理すると、普段戦っている「敵」と「距離・時間」がイコールで表現されたということでもある。より正しくは、「ヒーローの力によって打ち倒せる存在」と「そもそも人間が立ち向かえる概念」が同格として結ばれた、と見えるのだ。更にシンプルにするなら、「非日常の中の奇跡」と「日常の中の奇跡」となるか。ここが実はとても難しいのよね。このあたり、例えば『おジャ魔女どれみ』みたいな魔法少女ものやらの作劇と通じるところがあって、その流れもくむプリキュアだと…とややこしくなる。今回の一件がのちにどう尾を引くか、一応心に留めておいておきたい。

・『王様戦隊キングオージャー』
 9話目。ああ、なるほど、こういう仕掛けでくるのか。バグナラクとシュゴッダムの二大悪役の仕掛け仕掛けられ、といったところだが、この流れはどこで断ち切られ、どう展開するのか。
 デズナラク様に早々と死亡フラグが立ったようにも思える。あまり深く描写できる様子は今のところ見られないが、さて。

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