石原信市郎です。

頑張ろう福島!!力を併せてこの国難を乗り切ろう!!

昨日保護観察所長さんと統括官と面談してきました。

2010年05月07日 06時35分37秒 | 日記
昨日は福島更生自立促進センターに反対する5名の方々と所長ならびに統括官と懇談してきました。

地域から遠い方だという事がよくわかりました。
合ってもらったのはありがたい事だけど、業務上、対話の姿勢をアピールせざるを得ないから会いましたという感じです。

保護司は地域に溶け込もう、地域の人に更生保護を理解してもらおうと努力しているのに、法務省側がこのような姿勢では更生保護の意義を理解しろ(あえて「しろ」とかきます。彼らは上から目線だから)という方が無理です。

昨日の懇談で確認できたことが幾つかあります。

更生保護の事業を推進する上で、地域や地方議会の声は全く関係ないこと。実際法的に配慮する必要はまったく規定はない←ポイント。国会議員はここを何とかしないとだめだよね。


大臣がちょっと待とうと決断すればいつでもやめられること。大臣が社会全体の中での更生保護に重点を置くか、社会全体のバランスを考慮に入れらる人なのか、ここで判断が分かれる。

統括官の話を聞いていたとき、彼ら自身施設の設置運営にそれほど期待していないのではないか、予算もつき、大臣の指示が下りたから淡々と事業を進めているのではないかとの印象を持ちました。

場所については全く考慮されるものではない、どこに作ろうとも一緒である。これは統括官が明言していました。

場所は全く関係ない、問題なんかおきっこないんだからどこでもいっしょであるという事なのか、対象者は移動するわけだからどこでもいっしょなのか、多分その両方なんでしょうけど、それであればなおさら現在地に立てる必要はなかったと思います。もっと配慮すべきだったのでしょう。私は賛成派でしたけど、私も含めアホだったなぁと思います。

もうひとつ重要な発言をしていました。

彼ら自身進め方に問題があったと認識したにも関わらず、問題認識を隠しそのまま事業を進めてしまったこと。役人のかばい合いだと思います。誰がその責任を取るのか、開所してしまえば問題ないという発想なのでしょうか。

私たちの側にも問題点がありました。

聞きたいことがありすぎて相手の回答を待たず次の質問をしてしまう事。
これは反省材料でしょう。
次の機会があればもっと上手に相手の言葉を引き出していきたいと思います。



差別と排除の論理?

2010年05月01日 22時48分39秒 | 日記

がっかりしてます (Unknown)
2010-04-30 23:04:57
今回の問題は石原議員がおっしゃるとおり、法務省の進め方の問題です。
それを、賛成派・反対派の問題にすり替えた法務省の官僚に本当に憤りを感じています。

以前から思っていたのですが、
①なぜ8万の署名がここまで無視されるのだろう
②地元選出の議員さんはなぜ何もしてくれないのだろう。
そこに真正面から取り組んでくれた石原議員には本当に感謝しております。
今後も問題の本質に切り込んで行って下さい。お願いします。
 伊達市の女性参議院議員、人権を擁護することは反対出しませんが、結果として、周辺住民の人権を無視していると思ってしまいます。千葉法務大臣と一緒に、石原議員の様にもっと深く切り込んで頂きたいと思うのですが・・・
地元の選出の議員として、自分の考えを押しつけるだけで無く、みんなの声を聞いてほしいと思います。


①なぜ8万の署名がここまで無視されるのだろう??
何故なんでしょうか?考え込んでしまうばかりです。
予算が付いているので淡々と執行している。署名を無視しているのではなく、予算が付いているから執行しなければ組織内での能力が問われてしまうから?
そもそも署名に対して配慮しなければならない理由がないから?もしそうだとすれば制度そのものに大きな欠陥があるはずです。
更生保護の意義の前には反対署名は配慮するものではない?
いろいろな憶測がなりたちます。
私が以前の書き込みで環境アセスメントを制度の中に取り入れ、建設・開所に向けたガイドラインを早急に設定すべきと主張したのはこの件にも関係あります。
今の状況では法務省は基本的に建築基準法、都市計画法に問題がなければどこにでも同様の施設を設置できるようになっています。

②地元選出の議員さんはなぜ何もしてくれないのだろう。
反対している市町村議員、県議会議員はいます。
その点については以前書き込みした通りです。

頂いたコメントにもありましたが、人権、そして差別と排除の論理だとの言葉を、推進している方は反対派の行動に対して使います。
正直申し上げ、住民や更生保護関係者に誤魔化しを行っている法務省が、その発言をすること自体おこがましいと思うのですが、賛成派に長らくいていまさら何をと思われるかもしれませんが、自分なりの考えを述べさせていただきます。


親や教師が自分たちが責任を持ち面倒をみなければならない子供たちの安全安心に気を配ることは当然の事です。動物でさえ自分の子供たちの安全を確保するのにわが身を省みません。

ご家庭にはそれぞれの事情があるのでしょうが、大方はそういう事だと思います。

簡単なことだと思いますが、動物でさえわが子の安全のためには身を呈する、人間も同じだと思います。本能であり、責務であるはずです。

その行動を差別と排除の論理という人たちはどのような感性をお持ちなのかお会いしてみたいものです。

さて、仄聞ですが、法務省が今回の福島更生自立支援センターの運営に関し設置した運営連絡会議でしょうか、そのメンバーが法務省のやり方に納得できず辞任したとかしないとかのお話が舞い込んできました。

更生保護の意義は理解できます。しかし、事業の進め方、地域住民に対する取り組みは到底納得できるものではないし、反対する人たちを悪と決め付ける手法には、ある種危うさをかんじます。

そしてその思いを抱いている方は私だけではないと確信を持って訴えさせていただきます。

ポリティシャンとステーツマン

2010年05月01日 21時43分03秒 | 日記
何年前になるでしょうか、当時はまだ自衛隊福島地方連絡部といった時代に、当時の連絡部長からポリティシャンとステーツマンの話を頂いたことがありました。それ以来です。議論をした彼はすでに自衛隊を引退。素晴らしい人でした。

その時の事を思い出しました。


ポリティシャン【politician】
政治家。ステーツマンより広義の意味で使われる。また、私利や党利を追求する政治屋。

ステーツマン【statesman】
政治家。大物政治家、特に、すぐれた識見をもつ政治家。


過去を知る人は功罪含め政治家も小粒になったとの表現をよくします。

ビスマルクは賢者は歴史に学び、愚者は経験に学ぶと言われたそうです。
物の本を読むと色々解釈はあるようですが、現代の政治家は歴史よりは自分が経験してきたことからの知識を優先するのかもしれません。

その政治家の方々の経験といったものが、永田町で得た経験のみであれば小粒になったとの表現はどのようなことなのか、想像には難くないところです。