石野真琴のなんでもあり?

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小数のかけ算・割り算、小6の半数近く理解せず

2012-09-27 22:32:29 | 趣味
 文部科学省の国立教育政策研究所が、全国学力テスト4回分の傾向を分析した結果、小学6年生の半数近くが、小5までに学ぶ「小数のかけ算・割り算」の意味を理解していないとみられることが分かった。
 同研究所は、小6と中3が参加した2007年度から10年度までの4回分のテスト結果を今回初めて一括して比較調査した。全国学テでは同一問題は出題されないため、同種の問題を比較した。
 深刻な課題が見られたのは、小6の算数。小数が絡む「□×1・2」や「□÷1・3」など四つの計算式のうち、式の答えが「□」に入る数字より大きくなるものを選ぶ問題の正答率が45・3%など、類似した小数に関する問題の正答率がいずれも低く、最高でも55・7%だった。
 「5×1・2」のような単純な計算の正答率は高い傾向にあるという。
 同研究所では、「低学年で学んだはずの小数やそのかけ算、割り算の意味が理解できておらず、指導方法を再検討する必要がある」と指摘。全国学テの検証が学校での指導の見直しに役立てられていなかった面があるとして、全国の指導的立場の教員を集めて説明することを決めている。

 問題は以下の通りです。
1,下に上げた4つの式で、□は、0でない同じ数を表しています。計算の答えが□の表す数より大きくなるものを、下の①から④までの中からすべて選んで、その番号を書きましょう
 ①□×1.2 ②□×0.7 ③□÷1.3 ④□÷0.8

1.ある会場に小学生が集まりました。集まった小学生200人のうち80人が女子でした。女子の人数の割合は、集まった小学生の何%ですか。下の①から④までの中から1つ選んでその番号を書きましょう。
 ①0.4% ②2.5 ③40% ④80%

 自分の頭が悪い為か、1.の問題を読んだ瞬間ですが、問題を理解出来ませんでした。
 問題が理解出来れば簡単で、答えは①と④です。2.の問題は読んだ瞬間に分かるものでこれは③です。
 1.の問題で、その問題を作った作者の意図は、ある数字に1未満の小数点ありの数字を掛けた場合と割った場合、1以上の小数点ありの数字を掛けた場合と割った場合、元の数字と比較して増えるか減るかを聞いているようです。
 例えば□に数字を当てはめると簡単です。□=5とすれば、①式=6、②式=3.5、③式=3.846・・・、④式=6.25となり、元の数字である5と比較すると、①=5<6で○ ②5>3.5で× ③5>2.846・・・で×、④5<6.25で○となります。
 解っている人は直ぐに意味が分かると思いますが、1未満の小数点ありの数字を掛けると元の数字より小さくなり、割ると大きくなります。1より大きな数字ではその反対になります。1では元の数字と変わりません。

 自分などが思うには、この問題を解く鍵は、問題を読んでその意味を理解する読解力で、数理公式の意味を理解する事ではないような気がします。

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