石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

<里見香奈4冠>奨励会二段に

2013-08-02 23:59:59 | 趣味
 将棋の里見香奈・奨励会初段(21)=女流五段=が29日、大阪市福島区の関西将棋会館で行われた奨励会例会で連勝し、直近の通算成績が12勝4敗の規定に達し、二段に昇段した。女性の奨励会二段は史上初めて。
 里見は「女流棋士」で、女性だけが参加する棋戦の女王、女流名人、女流王将、倉敷藤花の4冠を保持。しかし、男性も参加する棋戦で争う「棋士」になるためには、奨励会を勝ち上がり、26歳まで(条件によって29歳まで)に四段になる必要がある厳しい道のりだ。里見は2011年5月、奨励会の編入試験に合格して1級に。昨年1月、初段となったが、今年2回、昇段の機会を逸していた。
 29日夜、同会館での記者会見で「大一番で負けるのは自分の弱さが出た証拠。時間がかかったが、今回は絶対逃さないと気持ちを強く持って挑んだ」と振り返った。また、「力強さを身につけ、もっと上を目指し、一日一日を大切に頑張りたい」と抱負を述べた。【最上聡】

 記事にもある通り、将棋のプロ棋士・・通常の棋士には男性しか居ません。女流棋士と言うのは全く違う組織であり、全く違う資格によるものです。
 しかし、将棋のプロ棋士に女性がなれないと言うのではなく、プロ棋士の資格を取れた女性が存在しないと言うのが、現状です。
 一般的に言えば、プロ棋士の元に入門し(後見人的なイメージですが、形式として棋士の弟子であることが要求されます)、推薦状を持って奨励会の試験を受けて、これに合格して奨励会の会員資格を得ます。奨励会への入門の条件は、奨励会の棋士だったか入門者だったと何番か指して、指し分け(互角4番なら2勝2敗)以上の成績(今はどうなっているか知りませんが)を上げる必要があります。
 今の奨励会が何級からか知りませんが、最低が6級であるとして6級で入門する場合、先輩の奨励会6級棋士と何番か指して指し分け・・となります。4級入門となれば、4級か5級の棋士か4級入門者と何番か指して・・となるわけです。
 推薦するプロ棋士がその棋士の力量を見て、何級受験か決める事になるので、それなりの実力判断されます。一般的に奨励会に入るにはアマでは四段か五段以上の実力が必要で、26歳以下である必要があります。
 それで6級で入門し、1ヶ月に何局かの将棋を指して、規定の成績を上げると5級に昇進し、次は4級に昇進・・と進みます。
 二段まではこの形で昇進して行きます。
 そして三段になると三段リーグ戦と呼ばれる総当たり(違うかも)戦のリーグ戦にエントリーして一年指し続け、1位か2位の好成績を取ると四段に昇進します。
 奨励会四段はすなわちプロ棋士なのです。

 里見香奈女流棋士は、女流棋士として将棋を指しながら、奨励会に入門して四段を目指していると言う事でしょう。これはそれほど珍しい事ではありませんが、奨励会二段まで昇進したと言う事が珍しいのです。
 是非、頑張って奨励会三段となり、三段リーグ戦にエントリーとなれば、それだけでも素晴らしい事です。
 里見香奈女流棋士は女流棋士最強の棋士と呼ばれるだけの事はあります。
 もし四段に慣れたなら・・・、女流棋士会がひっくり返るかも知れません。

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