今日は台風が接近中で、交通機関の乱れが心配されています。大きな被害とならねば良いのですが・・・・。
さて、将棋の話。
現行の将棋は、40枚の駒(玉×1枚・王×1枚、金×4枚、銀×4枚、桂馬×4枚、香車×4枚、飛車×2枚、角行×2枚、歩×18枚)と9×9マスの盤で戦います。この現行将棋は少将棋と呼ぶ事もあります。(小将棋は間違いと思われる。)
将棋のようなボードゲームは、改良・改造が非常に容易なため、その時代に様々な亜種が生まれ、亜種の中で生き残った将棋がさらに地方に伝わり、次の時代にそれを元にさらに発展させた亜種が生まれる。そう言った経緯を辿ります。
さて、将棋が生まれたのは何処かと言えば、印度であった事は間違いありません。それも紀元前の話であったろうと思います。
印度で生まれた将棋には、今の将棋と同じような対面式の将棋あったでしょうが、四人で回り将棋のように戦う将棋もあったとされます。(チャトランガ)
このチャトランガの最大の特徴は四人で行い、彫刻された立体的な駒であると言う事でしょうか。チャトランガが二人で指す将棋に変わったのは、タイであったかも知れませんが、もはや時の彼方です。
さて、当時、地球上でもっとも進歩的で、様々な発見・発明されたインドで生まれた将棋は、西へ東へ伝わって行きます。東へ伝わった将棋が、日本に伝わり現行将棋の元になります。西へ伝わった将棋はチェスの元になったと考えて良いわけです。
当時のインドはまさに先進地で、中国と互角かそれ以上の文化が栄えていたと思われます。インドで生まれた最大の発見は数字の0だと思います。
コンピュータは1と0で動いているわけですが、インドで0が発見されなければ、どうなった事か・・・・。もし0が発見されねば人類はコンピュータという魔法の箱は手にする事は出来なかったかも知れません。
日本の将棋では玉を中心に左右の駒数は同じ、それに対してチェスでは駒数が違います。つまり対称型ではないのです。ここに対称型を好む日本人らしさというか、日本人気質みたいな物が感じられます。
しかし、誰が考えたのか現行将棋が、日本国内津々浦々に伝わり、そのルールまで完全に統一されるまで、どれほどの時が必要なのか。考えるだけで気が遠くなりそうです。
さて、将棋の話。
現行の将棋は、40枚の駒(玉×1枚・王×1枚、金×4枚、銀×4枚、桂馬×4枚、香車×4枚、飛車×2枚、角行×2枚、歩×18枚)と9×9マスの盤で戦います。この現行将棋は少将棋と呼ぶ事もあります。(小将棋は間違いと思われる。)
将棋のようなボードゲームは、改良・改造が非常に容易なため、その時代に様々な亜種が生まれ、亜種の中で生き残った将棋がさらに地方に伝わり、次の時代にそれを元にさらに発展させた亜種が生まれる。そう言った経緯を辿ります。
さて、将棋が生まれたのは何処かと言えば、印度であった事は間違いありません。それも紀元前の話であったろうと思います。
印度で生まれた将棋には、今の将棋と同じような対面式の将棋あったでしょうが、四人で回り将棋のように戦う将棋もあったとされます。(チャトランガ)
このチャトランガの最大の特徴は四人で行い、彫刻された立体的な駒であると言う事でしょうか。チャトランガが二人で指す将棋に変わったのは、タイであったかも知れませんが、もはや時の彼方です。
さて、当時、地球上でもっとも進歩的で、様々な発見・発明されたインドで生まれた将棋は、西へ東へ伝わって行きます。東へ伝わった将棋が、日本に伝わり現行将棋の元になります。西へ伝わった将棋はチェスの元になったと考えて良いわけです。
当時のインドはまさに先進地で、中国と互角かそれ以上の文化が栄えていたと思われます。インドで生まれた最大の発見は数字の0だと思います。
コンピュータは1と0で動いているわけですが、インドで0が発見されなければ、どうなった事か・・・・。もし0が発見されねば人類はコンピュータという魔法の箱は手にする事は出来なかったかも知れません。
日本の将棋では玉を中心に左右の駒数は同じ、それに対してチェスでは駒数が違います。つまり対称型ではないのです。ここに対称型を好む日本人らしさというか、日本人気質みたいな物が感じられます。
しかし、誰が考えたのか現行将棋が、日本国内津々浦々に伝わり、そのルールまで完全に統一されるまで、どれほどの時が必要なのか。考えるだけで気が遠くなりそうです。
間違いであるとおっしゃっている『小将棋』ではなく『少将棋』と記されているのはどの文献でしょうか?
ちなみに、『平安将棋』が原形で、後に『小将棋』と呼ばれ、現在の形になったという認識を私は持っています。
いろいろ説はあると思うので、参考までに教えてください。
小将棋と少将棋ですが、これに関しては確か、故大山名人が詳しく調査されておられました。その中にあったと思います。
また、その内出て来ますが、つのだじろう氏の「5五の龍」にも紹介されていた思います。
小将棋は取り捨てルールで、現在の将棋の駒に猛豹4枚、酔象2枚を加えます。猛豹は後ろに下がれる銀、つまり両横に進めない駒です。酔象は後ろに下がれない玉。
配置には2種類の説があります。酔象の位置は玉前ですが、猛豹の位置が金前と銀前の2種類で、金前が正しいのではないかと言われます。
ちなみに猛豹は敵陣で成ると、角になります。これが又不思議で、ハッキリ言えば角より猛豹の方が役に立ちます。
話が進むと出て来ますが、朝倉館から出土した酢象と言う駒が1枚あり、猛豹が出てこない事から、玉の前に酔象がある小将棋と言う説もあります。
小将棋という名称ですが、これは大将棋・中将棋に対する小将棋です。この小将棋より駒が少ないので、少将棋となったのではないかと思われます。
小将棋は何度か指しました。現行ルールである駒を再利用するルールでも指した事があります。この場合は酔象は外しました。
小将棋が取り捨てルールである事は、酔象と言う駒がある事でハッキリしています。酔象を再利用出来ると、勝負は付きません。
中将棋に関しては、統一された駒配置・ルールがありますが、小将棋はまだほとんど研究されていない将棋であると言えます。
将棋に関して謎はまだ幾らでも残っています。将棋の話の中でそれらに触れていきますので、楽しみにしていて下さい。
小将棋については、故大山名人が中将棋などを研究されておられ、その中に小将棋に関する配置や駒について触れていました。
また、こちらは漫画ですが、つのだじろう氏の5五の龍でも触れています。
小将棋に関しては色々な説があります。現行将棋に酔象を二枚加えた形、この形に猛豹と言う駒を四枚加え、金の前に置いた形と銀の前に置いた形の二種類です。
中将棋では猛豹が成ると「角」になりますが、小将棋では猛豹が成った場合の動きは、今のところ不明です。
猛豹は左右に動ける金将、つまり後ろに真っ直ぐ下がれない玉、猛豹は後ろに真っ直ぐ下がれる銀将です。
これから書き進める予定の「将棋の話」でも触れますが、酔象という駒は、越前の朝倉館で1枚だけ見つかっています。
これが中将棋の駒か小将棋の駒か、ハッキリしないのですが。小将棋の駒ではないかと想像しています。170枚もの駒が出土されていますが、それがほぼ現行将棋の駒とおなじです。こうなるとやはり小将棋であると考える事になりましょう。
『少将棋』というのもあるのですね。ご解説を聞いてて、知らないことが少々ありました。勉強になります。
それでも「(小将棋は間違いと思われる。)」というのは言いすぎでは?と、思ってしまいます。
ただ、ハッキリいえることは「不明点が多い」ということですよね?謎だらけということですね。
石野真琴さんの将棋の話の続きを楽しみにしております。
あと、個人的には、『チャトランガ(4つの軍)』から『マークルック・タイ将棋』に言及されてたのが、ちょっと嬉しかったです。
このマークルックから、平安将棋も8マス×8マスではなかったか、と考えられているみたいです。
我々の仲間内(10名ぐらいでしたが)では小将棋と現行将棋は、べつものと考えて良いと思っています。
駒の取り捨てルールと再利用ルールで、全く別のゲームになってしまいます。
特に小将棋の真ん中に酔象や猛豹があると、振り飛車といった手は考えられません。
小将棋から酔象や猛豹を抜いた少将棋こそ、最も洗練された将棋であると言えます。