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今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

「高田の馬場」での壮行会

2011年03月06日 | お酒

 業界新聞の仲間のセットした高田の馬場「もめん屋」。JR「高田の馬場」より5~6分、東西線の3番出口から1分の早稲田通りに面しているのだが、入り口が狭く一寸分かりづらく通り過ぎてしまう。明治通りの馬場口交差点まで行って気づき半分ほど戻る。地下に降りるが大きなガラスドアを手前に引いて入るのに戸惑う。カウンター中心のような店ではあるが、一つだけの個室に案内されると先着の仲間がすでに盛り上がっている。

 飲み会はメンバーの内、長年の民間会社から中国地方の大学の先生として赴任する仲間の壮行会が目的。オジンは単身赴任の同僚のナニワのドクターの金魚のウンコ、兼、案内係なのだ。とは言え、集まった飲み会のメンバーとは知らぬ間ではない。既に何回か飲んでもいる。

 掘りごたつ風の席に落ち着いた後、定番の生ビール。そして、話に盛り上がるほどに「〆張鶴」、「菊姫にごり酒」、「酔鯨 純米吟醸」、「黒龍 吟醸」などの銘酒リストから順番に注文。肴は豆腐料理メインの店で手作り豆腐は勿論、お造りの三点盛りなどを注文。升の中のグラスに注ぐ音は何時聞いても痺れる思いである。

 これから、社内留学で博士過程を目指すというメンバーの激励も含め、様々な情報交換やら世間話に盛り上がり時間を忘れる。数年ぶりの高田の馬場、学生街とチトアカデミックな雰囲気でもあり、山手線の下半分(親父居酒屋)を根城にするオジンには久しぶりに嬉しい飲み会であった。


下町酒場、門仲の魚屋「富水」

2011年02月11日 | お酒

 業界での定例会議も早くに終わり、帰社するにはあまりにも中途半端。他社ではあるが会議メンバーである駿河台同窓の大先輩と乗り換え駅の門前仲町で目配せ。五時前だが途中下車。魚屋の「富水」と思うが五時からという。数分でも待つのは面倒だ、永代通りを隔てた富岡のお不動さん参道の向かいの魚三酒場へ。

 既に1階は満席、しからば二階へ。二階に辛うじて二人分の席を確保。五時前にも関わらず背広姿がチラホラ見られるのもこの店の知名度か。荷物の置き場もない狭いコの字中通路スタイルの狭いカウンターに落ち着き、膝にコートを乗せて生ビール大を注文。メニューは上壁に所狭しとブラ下げてある。振り返りながらブリの刺身と蛸刺を注文。「魚三」は初めてのという先輩は、早い時間にも関わらず活気に溢れた店の様子に驚いている。ディープな下町の一面に驚いていた。

 ツブ煮を追加する中、約1時間近く大ジョッキとそれぞれ正一合の大関を飲む。二人で3千円ほどを支払い、永代通りを隔てた魚屋併設の「富水」に場所を代える。「富水」はお不動さんと八幡さんの間とあって正月も忙しく365日営業している。刺身や天麩羅定食のほか焼き魚、煮魚など魚のメニューが豊富、土日の昼時いつも開店していることもありで家族と昼食によく寄る店でもある。足が悪い義母と車で乗り付けてもいつも気遣ってくれたキップのいい女将に迎えられ店に落ち着く。「富水」では燗酒とキスなどの天麩羅を注文。やたら難しい魚篇の漢字メニューに、漢字に詳しい先輩も幾つかのメニューにギブアップ。いろいろ懐かしい話に花が咲き約一時間半、大徳利を4~5本ほどお替りして歌でも歌うかと話が早い。ここも二人で4千円弱、下町は安くて旨いのは当たり前である。

 そして、まだ八時前、帰りの通勤時間帯の東西線から日比谷線でアキバへ。如何にも飲んでいません風に地下鉄に乗るが相当に酒臭いかも。そして、秋葉原駅前東口の「Kyoへ。そして、ベサメムーチョランナウェー

 


金沢の想い出

2011年01月23日 | お酒

 前夜、仕事後の晩飯替わりの燕三条駅前ぜんてい」でのお酒の影響も多少残っている中、凍てつく朝の駅前。新潟から金沢の顧客先へと向かう。上越新幹線で越後湯沢まで行き、ほくほく線特急「はくたか」に乗り換え金沢が午前中に着く最短ルートのようだ。

 Img_1757_3 前夜、駅みどりの窓口で「はくたか」の指定券を求めるが満席。乗り換え時間は7分、自由席は無理と言われ「大人の休日倶楽部」のグリーン優待券で僅かに残っていた席を予約。個人旅行分に大事に確保していた券である。チトもったいない思いがしたが雪景色の中、新幹線の横4列よりも広々とした横3列のシートで快適である。隣の指定席車両は満席で何故か窮屈そうに見える。

 金沢では、大阪から来た仕事仲間と待ち合わせ、客先での打ち合わせや挨拶回りを終えた後、夕刻に駅前のホテルにチェックイン。さて晩飯は何処でと考える。一昨年、元の職場の旅行仲間で飲んだ「ちょん兵衛」に行くことにする。石川の地酒のど黒が旨かったと思い出す。昨年春、手術ができない辛い体で退職間際まで職場で奮闘し、退職直後の入院一週間後に壮絶に他界した一緒に飲んだ旅行仲間の顔が浮かんできた。

 さて、凍り付いている路面に注意しながら店に着く。店の二階に上がり、貫禄のあるぶ厚い板テーブル席に落ち着くや否やのど黒を注文。残念、売り切れ直後とのこと。寒ブリとブリカマが店のお薦めを注文。その他、ご当地の肴を突っつきながら、地酒は当然に石川の地酒とする。「手取川」、「常きげん」、「萬歳楽」を冷酒や燗酒で順番に注文。自分の好みの味なので石川の酒は好きである。ただ「黒帯」を置いていないのは少し寂しい。お隣の富山の「立山」もついでに注文。

 楽しくも懐かしくもある時が過ぎ、早10時半ば近く。店を見回すと賑やかだった店も客は我々とあと数人。勘定を終えた後、一際冷える金沢の夜風に、飲み足りない仲間を残して一人ホテルへと向かう。前夜と続き、ほろ酔い気分でコケタラいかんと凍り付いた帰り道を注意深く歩く。

 翌朝、帰りの航空便の時間までと前回修復中で見られなかった金沢城門をいそぎ向かう。小雪の降り始めた金沢城は、雪の白さと静けさに際立っていた。


神仏混合お参りウォーキングと2K540

2011年01月06日 | 下町

 正月の4日の昼、奥方と娘を連れてタクシーで浅草の田原町の天麩羅屋「たけなわ」へ。昼時でもあり案の上混んでいる。初めての二階に案内される。天麩羅定食とあなご天麩羅の定食を待つ間に角煮とシラスおろしを肴にビール燗酒で一杯。

 「たけなわ」での昼食の後、ROXで買い物や書物の物色など各々自由行動。探した本も見つからず、久しぶりに秋葉原までのメタボ解消の纏めてお参りウォーキングとする。まずは西浅草の東本願寺から浅草寺へ、酉の市の鳳神社から入谷の鬼子母神と言問通り。そして昭和通りを東京方面に上り、アメ横を突っ切り魔利支天でのお参りしてウォーキングはひとまず成就。

 大晦日の神田明神で氏子である我が家の神棚へ祀るお札の購入から、元日の深川八幡と深川不動尊へのお参りなど、今年はご利益が沢山ありそうだ。巷では無節操とのそしりがあるが、神さんと仏さんは懐の広いところがところが神仏の由縁。悩み苦しみ、より良き未来を願う庶民の祈りには宗派を問わず受け入れるのが神仏のあるべき姿。多くの神仏にお願いしてもバチが当たるものではないことはオジンが請け負う。

 一先ず神仏めぐりも一段落。あとは浅草ROXで買えなかった日経ビジネスの12月号の「水ビジネス特集号」のためヨドバシアキバ7Fの本屋へ。途中、秋葉原までJR秋葉原と御徒町のガード下にアキバにはチト風変わりな店舗群が出現している。「2K540」という小店舗集団である。PCボンバーの前といえば、ネットでの買い物通は大体分かるだろう。この店舗群、コンセプトは「物作り」ということらしい。手作り中心の製品や窯元のアンテナショップもある。面白い店が多そうで興味が沸いてきた。毎週土日には近くまで寄っている。今度はゆっくり見てみようと思う。

 日経ビジネス、先月号で無くなるのが不安だったが無事購入。そのまま、ヨドバシアキバの向かいの「さくら水産」に入り、トリスのハイボールをチビチビと飲みながら改めて水特集を読了。浅い取材、「水ビジネス」そんな甘いもんじゃあないとの実感!!


年末恒例、利き酒会

2011年01月05日 | インポート

 Img_1700 年末恒例の秋葉原しずか」での利き酒会。元の職場の日本酒好きの千葉や東京在勤の現役やOB連中が集まる会である。10数年続けてきたか。今年の酒は、地域に拘らず純米とする。酒の特徴が解りやすい純米は、酒量が嵩む会には飲み飽きしないし最適だとの判断。

 その酒、年末、長野への出張帰りに駅前で買った地酒「純米吟醸 若緑」、「純米 川中島」の四合瓶。メインは、「しずか」の近くの佐久間町に昨年から開店した地酒専門店「地酒蔵」で仕入れた日本酒5升と焼酎1升。会津大和川酒造の「伏流水仕込み純米 弥右恵門」、「純米辛口 弥右恵門」。日本酒南限の熊本の「純米 瑞鷹」肥後米と熊本酵母で作った酒はいかがと期待する。群馬藤岡市「純米 平井城ごろぴかり」、広島は山岡酒造の辛口+13度の「純米 ずいかん」。焼酎は宮崎のこがね千貫で作った芋焼酎25度「手づくり 八重櫻」など。

 各人の御用納めの後、東京勤務組を中心にぼちぼちとビールで始める。その後、千葉方面からの連中も到着、7時過ぎには勢ぞろいする。20人も入れば一杯の狭い店ではあるが盛況感がある。おでんやキンキ鍋などを突っつきながら5時頃から始まった飲み会は、9時過ぎに銚子近くまで帰る仲間のためにと一旦中締め。その後、近場の連中と残った酒で10時近くまで宴会の続き。いつものことだが「しずか」には世話になりました。感謝m(_ _)m

 


迷路の秋葉原とアトレ

2010年12月26日 | アキバ

 秋葉原の東口(昭和通り口)の駅ビル「アトレ・ヴュー」は数年前に和食居酒屋中心の飲食専門ビルとしてオープン。その後、電気街口の秋葉原デパートの後に新たな「秋葉原アトレ1」がオープンした。その際、先発のアトレ・ヴューは「秋葉原アトレ2」と改名したようだ。しかし、先発のアトレが居酒屋をしているのに対し、後発のアトレは女性専用のフィットネスをテナントにするなど女性中心の店構え。なんともオジサンには入りづらい。

 それにしても新旧のアトレは繋がってない。山手線と総武線の交差する秋葉原駅の構造が連絡を絶っている。外人は勿論、日本人も分かりづらい乗り換え構造。ツクバEX、日比谷線も一旦改札を出なければならない。初めての人には迷路だろう。地元小・中を卒業して郊外に住んでいる仲間も戸惑っているようだ。

 さて、暮定例の地元旅行仲間7人との飲み会はアトレヴュー5Fの「えん」で。自宅の水道と排水の修理でやや遅れて到着。当日の昼前に緊急入院した仲間を除いて全員が揃っている。料理は3700円のコース料理。酒はお好みとする。メニューは京都ポークの炙り焼きを中心にデザートを入れて12品、時間制限が無いため途中お好みの肴を2~3品追加する。酒の肴とすると満足できた。最近メモを取らないと銘柄は覚えられないが芋焼酎のボトルを二本注文。

 話題は飲み会当日に入院した仲間の話。具合の悪い体のアチコチの話や親の介護や入院の話でやや盛り上がりに欠けるのは致し方ない。二時間半過ぎてそろそろお開きにしようということになるが、親の病気など諸事情で次の旅行の予定は決めずに別れることとなる。 

 


新橋駅前の老舗居酒屋

2010年12月22日 | お酒

 オヤジのメッカ新橋。降ったり止んだりの何ともキッパリしねえ雨模様。長野での日帰り仕事を終え、新幹線車内でナンプレの「超極限超難問編の冊子」?で時間潰し。大宮を越えた当たりナニワのドクターからの飲み会の確認の携帯。奥方に晩飯の用意を言っていながら、すっかり忘れてまんねん(最近、大阪弁に毒されてまんねん)!!

 ごめんなさいとの一報を入れ、東京駅から新橋は汽車ポッポの広場へ直行。

 メンバーは首謀者のドクターほか大阪からのお客人と、ドクターの後輩である霞ヶ関のじゅうみん。ところが停泊地も決めてない気配。さても烏森の金曜日、人気店は空いている店がある訳ねえ。そこで、烏森では、身分相応な比較的席がありそな目の前の親父居酒屋の老舗「酔心」へ直行。

 ぴったし当たりで二階の4人席に落ち着く。生ビールの後、日本酒は酔心酒造の旨そうな「吟醸生酒」のボトルを注文。店のお薦めボトルは「純米酒」だが、メニューにある旨そうな純米吟醸から始める。「酔心」は広島の酒蔵の経営で八重洲に2件、新宿辺りもう一軒あるという。八重洲店は地下街で昼間からやっているので土日などにブラリと寄ることもある。少し甘口だが呑み口が優しい酒である。

 さて、ナニハの話題と最近の業界事情で花が咲く。大阪府と市の戦争問題を刺身に本物の刺身と串の定番などを注文、おでんや少し脂っこいのも注文。牡蠣のメニューをすっかり忘れている。酒はというと店のお薦めも併せて3本、十分にいい気分。飲み語るうちに、店は二階まで十分混み始めてきた。どっかで宴会を済ましてきて、もう一杯というお客さんに席を空けてやるのが粋というもの。チト早えが席を立つ。

 ナニハの皆さんにゴチになり駅前でお別れ。オジンはヨドバシアキバ極近、極小の赤提灯に。近頃のアキバも、変な連中も多く物騒だ。僅かな時間だが店の閉店10時までは客(兼)用心棒!!

 


両国チャンコとアキバのカラオケ

2010年12月18日 | お酒

 両国は土俵際での食事が売りの「吉葉」。二回目だが前回は少人数のため土俵の四隅に設置した席だった。今回は20人近くの集まりで二階の広間での宴会。チャンコ屋さんの風情は控えめな相撲甚句のバックグラウンド。宴会では多くのメンバーは焼酎だが、自分の周りだけは燗酒を注文。大振りのぐい飲みでさしつさされつ盛り上がる。チャンコは何時出たのか定かではなかった。

 Img_1641 忘年会の始まる前は、両国第一ホテル隣のファッションビル会議棟での会議と講演。この地は元墨田区役所跡地で第一ホテルが買収、バブルの最中ファッションの発信地を目指して開発。国内外の客などを当てにして開発を目指した。第一ホテルの経営危機で当て外れとなる。この通り学生時代には都電が月島から向島方面に走っていたことを思い出す。今は大江戸線の両国駅が至近にある。青空と下町を背景に会議棟の上層階から見る建設途上のスカイツリーは遠くの筑波山を左奥に配置して見ごたえがある。

 さて、吉葉の飲み会も現地解散、カラオケ大好きな仲間とアキバまで行く。まずはガード下の真澄「真澄吟醸生酒」で一休みの後、以前、地元仲間と2回ほど利用したことのある秋葉原東口前の「Kyo」に入る。相棒は得意な横文字カラオケを熱唱。感心するほどうまい。彼の後は歌いづらいが、身振り手振りのいつもの「ランナウェイ」は「チャンコ」のカロリーオーバーの消費に欠かせない。アキバでのスナックは久しぶりだが、「Kyo」は居心地が良くリーズナブルである。


アキバ近すぎる居酒屋

2010年12月07日 | お酒

 学生時代の暮の同期会もここ数年続いている。夏には同期連中と十勝でラフティングなどを楽しんできた。暮の飲み会のメンバーも序々ではあるが寂しくなっている。現役を終え第二の就職か専業主夫など多彩である。いずれオジンも、今の仕事場からサヨナラする時に濡れ落ち葉にならぬようにとは思っている。

 さて、同期会の幹事役をおおせつかる。前回は地元仲間と8人で宴会で使ったことがある「千人同心」をセッティング。秋葉原の東口改札すぐ横のアトレビューにある。最初は25人程度と予想、最終は20人を切ることなった。時間過ぎても改札が近すぎ昭和通りまで出てしまってウロウロする輩が多い。携帯電話で改札まで戻れと何人かに指示する。

 鰻の寝床のような掘りごたつ形式の座敷。いつもの個々の現況報告を皮切りに飲み会は佳境に入る。仲間との久しぶりの会話は楽しい。仲間との話は年金、持病、楽しい話題では旅行や孫の話、中にはまだ幼稚園の子供の話。最近は奥さんの話も多くなってきたのも分かるような気がする。

 だがしかし、飲み放題の酒の注文後の追加が遅い。酒を飲むことは教官並みの現・元の土木屋集団、酒を切らしている場面がやたらと多いのはいただけない。ようやく見つけた担当の女性に遅いというと半分むくれている。外れたかなと思う。コース料理は同ビル内の他店との比較ではチマチマしてチト貧弱か。食が少なくなったお年頃の集まりで店は助かったか。酒出しが遅い割りには1時間30分キッチリでラストオーダーには「まいった」の一言。

 


千葉の銘酒の売り方

2010年12月03日 | うんちく・小ネタ

 今夜の飲み会は千葉の富士見「すし波奈本店」、千葉のすし屋チェーンではメジャーである。館山出身の社長の千葉市での成功のきっかけとなった店だそうだ。最近、丸の内の帝国劇場の隣のビルに出店し、カツや割烹にと地方にも出店して元気がいい。

 千葉で仕事をしていた数十年前からたびたび利用している。2~3ヶ月前に創業者の社長を招いた講演会で苦労談を聞いたところだ。まったくの寿司のズブの素人が夫婦で館山ですし屋を開店し、まずいと文句を言われたなどの苦労話や人との出会いとの大切さなどの話だった。シャリの握り方も習得しないまま開店した勇気には呆れたが、成功したことで笑い話となったのだろう。それも一つの人生だろう。

 さて、店では海鮮料理のコースを注文。個室でゆっくりと千葉の地酒三昧といく。「梅一輪」、「木戸泉」などいい酒がある。いつものことだが楽しい飲み会は早く終わる。

 前にも書いたが千葉県の知事や某部の幹部は、千葉の酒のはなから宣伝をする気が無いのか熱心でない。折角のいい酒を県外に宣伝することの仕方を知っていないのは残念である。私だったらとは歯がゆい思いがする。意見を聞いてもらいたいものである。

 今年の暮も近い。例年、恒例の年末の利き酒会の酒を、あれこれ考える時期だが今年は例年になく忙しいのが辛い。


錦秋の蔦温泉

2010年11月19日 | お酒

 11月初旬、東北の秋は過ぎ行く直前にある。いつもの仲間七人と東北の秘湯「蔦温泉」。「蔦温泉」は奥入瀬と八甲田の間にあり、青森と八戸を結ぶルートの中間点近くである。奥入瀬渓流と八甲田山の両方を一泊で回る強行軍である。

 新幹線の終点八戸へ。青森までの新幹線開通間近の八戸は単に通過駅となるのか、今が正念場のようだ。便利になって青森から支店や営業所の撤退も危惧されている。ストロー現象と云うそうだ。はるか沖地震の調査に八戸へ来た時以来である。

 まず、八戸駅前でレンタカー2台に分乗し八食センターへ。昼食と地酒購入の目的だ。 寿司のいちば亭に入り、店お薦めのいちば亭海鮮丼や三色丼に併せてせんべい汁を注文。せんべい汁が初めての仲間が殆どで、出てくるものが待ち遠しい。このセンベイよく煮ても芯がモチモチとして歯ごたえがある。

 買い物も終わり一路「奥入瀬渓流」へ。思ったよりも奥入瀬は混んでいない。路端にも駐車できる。これならと一挙に十和田湖まで足を伸ばす。奥瀬の桟橋から見る御蔵半島の錦秋の十和田湖は美しい。奥入瀬を戻りつつ車中から紅葉鑑賞。蔦温泉へは4時前に到着。別館にチェックイン。カメ虫の潰し方と館内説明を聞きながら50段以上の長い階段を上った先が部屋。Dvc00061

 仲居さんの玉虫の潰し方と風呂などの案内を聞く、ついでに食事時の持ち込みの酒について聞くと「まったく構いません」と快く了解してくれる。お客あっての旅館業、当たり前のようだが嬉しいことだ。当館自慢の掛け流しの内湯、足元の湯船の床板の隙間からプクプクと温泉が沸き出てくる。温泉は無色透明の塩化泉で湯温も適度だ。宿の帳場や部屋、風呂場も相当の歴史を感じる。食事の質と量、山奥の秘湯とは思えないくらい充実している。Img_1271 夕食時に、宿のメニューから「純米ぶなのかおり」、購入してきた青森の地酒、五戸の「純米吟醸生 如空」、八戸の「特別純米なまちよ八仙」ほか2銘柄で気持ち良く酔いながら満腹感。Dvc00075

 翌朝の朝食後、蔦沼五沼一周ハイキングへ日和見を決め込んだ3人を残して4人で出発。15分も歩くと突然静粛な秋色とはこんなもんだと主張しているような蔦沼が現れてきた。ハイキングルートは落ち葉の敷き詰められた小一時間Img_1284の小さな上り下りの連続。日頃の運動不足の足が笑い出す。休憩舎のある菅沼の素晴らしい風景でほぼ一時間の山の散策を終点近くに「熊・野犬注意」との看板でぞっとする。

 蔦温泉を出発、時間の関係で谷地温泉入り口をやり過ごす。城ヶ倉大橋や白樺の林を途々休みながらレンタカーの利点をフルに生かして酸ヶ湯温泉に到着。昔の鄙びた温泉の風情は既に無い。せめてはと思いつつ大風呂に入るが湯の泉質は変わらないが昔のイメージと大きく違う。違う理由は大風呂の湯船の中に新たに造られた仕切りのようだ。覗かないでくださいとの注意書きが何とも無粋だ。巷に名が通る程、そうなるのだろうと実は納得。

Img_1338  酸ヶ湯温泉を早々に八甲田ロープウェイの礼儀正しい女性従業員に送られて山頂駅に。山頂は残雪で泥沼状態。少ない置き長靴の中、空いていたXLを履き30分の山頂コースの今朝からの二度目のハイキング。生憎の曇り空で景色はいまいちだが山頂のカルデラの湿原はしっかり視界に入る。寒い山頂を早々にロープウェイ麓駅の食堂でめいめい昼食を注文。当然にビールを注文するが運転担当はウーロン茶。運転手さんご苦労様です。

 限られた時間、新幹線の時間まで土産を漁りに再度八食センターへ。青森までの新幹線開通後も、八戸の健闘を祈るばかりである。

 1泊の強行軍に帰りの車内の盛り上がりはなく、帰り用に仕入れた酒も余り気味、皆さんおつかれの様子。さもありなん。 


日本橋で島根の鯛めし

2010年11月03日 | お酒

 日本橋のコレド、かつて白木屋と言われていたことを知っているのは相当な年のお方だろう。その昔、火事の際に和服の女性が救助の梯子から恥ずかしく降りられずに焼け死んだのは有名な話だ。今では馬鹿な話と片付けられるが、昔はそうはいかなかったのだろう。今は、白木屋から東急百貨店となり、そして日本橋コレドと落ち着いた感がある。

 このコレド4階のレストラン街の一角の島根料理の「皆実」での夜の会席。以前、業界団体の会合で利用したことがある。今回、急な会合で日本橋近くで個室で落ち着いたいいとこがないかと思案し予約した。この「皆実」松江の宍道湖が本拠の割烹旅館で落ち着いた和が基調の店だ。松江というとシジミが有名である。

 今回も旨い日本酒を期待する。メニューには、やはり島根の地酒が並んでいる。飲まない理由(わけ)はない。「李白」、特別純米「やまたのおろち」、純米酒「月山」を順に注文、和の料理に合っている。

 いい気分で会話も弾み、最後は蜆の味噌汁と鯛めしでの〆である。ここの鯛めしは松江藩七代目藩主で名君と言われた「不昧公」の発案とも言われているようだ。鯛蒸しや卵などのそぼろにお出汁をかけて食す。なかなかに美味である。実はこれが忘れ難いがための店選びでもあった。

 余談だが、土日に奥方と日本橋「三越」へ寄った際に、目の前の島根館に立ち寄ることがある。日本酒の「李白」や「七冠馬」が購入できる。


四国「松山」4日間・道後温泉

2010年10月28日 | お酒

 四国は松山、坊ちゃんの故里である。愛媛は2年前に四国中央市に仕事で立ち寄り、帰りに梅錦酒造の本社で「梅錦」を四升買って帰った覚えがある。

 今回の松山は業界団体の総会参加と業界主催の展示会の仕事が主である。羽田から松山空港へ、そこからJR松山駅までリムジン、懐かしい市電の走る駅前の食堂だか飲み屋で昼うどんを食べて坊ちゃん球場にタクシーで直行。坊ちゃん球場の隣の立派な武道館が総会場、運動広場が展示ブースの会場でどこも準備で大忙しである。夕方近くまで展示ブースの仕事を済ませ、これから3泊世話になるホテルへ直行、まずはチェックイン。

 Img_0994 夕刻、翌日のOB飲み会の居酒屋の下見。松山中心街の大街道の「三越」の近くだ。下見は場所の確認のみ、仲間がタクシーの運ちゃんから魚が旨くて安いと云われた「壺々炉」へ。魚料理がメインである。なるほどに魚が旨い。酒は当然に愛媛の酒である。ご存知四国中央の「梅錦」、志津川の「小富士」、松山の「雪雀」。辛口とは云っても大体に濃醇なので甘口に感じる。〆は鯛めしと決めていた。鯛めしには鯛の刺身を乗せ、お出汁をかける「宇和島風鯛めし」と、鯛のそぼろにお出汁をかけて食べる「北条風鯛めし」とがあるそうだ。タクシーの運ちゃん談によると「宇和島風」がお薦めだそうだ。店に入る時に確認したら宇和島風とのこと。まずは安心。そして、〆の鯛めしは旨かった。その後、皆と別れ、仲間の一人とホテル近くの焼き鳥専門店「秋吉」へ。カウンターで洒落た感じの焼き鳥屋である。客層は若く値段はまあまあである。

 翌日は、いよいよ総会の始まりと、二日間の展示会。総会の合間でも、全国からの顧客の応接に結構忙しい。二日目の夜は予定の「なが坂」での約30名の宴会。ここのシステムの追加は、ビールにしても燗酒にしても空にした器との交換である。聞くところによるとこれが関西では普通とのこと。極めて合理的だが無粋ではある。馴染めない。

 宴会も終わり、大街道近くの「ひなた」での我社の飲み会の後半戦に参加する。うなぎの寝床のような会場で小半時後、先ほど別れた元同僚から再三のTEL(SOS)。先ほど終えたOB宴会の仲間等と近くのスナックで「なが坂」での流れとのこと。社の宴会では料理の大半を残して殆ど飲む間もなく中座。

 3日目は、一時の忙しさの後、ブースは落ち着きを取り戻す。総会も終了し道後温泉近くの「ひめぎんホール」での閉幕のレセプション。ホテルへ戻った後、松山市電でのんびりと出向く。閉幕セレモニーも早々に名物の「じゃこ天」を頬張りながら「梅錦」を立ち飲み。適当なところでブースの準備・応対をしてくれた社員の待つ、打ち上げ会場の二番町の「酒八」に直行。会場では地元松山の地酒の純米酒「伊予の薄墨桜」、飲みやすいやさしい酒を堪能する。

 Img_1086 翌日は、レンタカーを借りて内子町へ。先般の牛肉騒ぎの真っ最中に開催された宮崎市での関連業界の全国総会で知り合った方へのお約束の訪問である。ついでに歴史を感じさせる内子の町並みと、今なお健在な内子座を見学。奈落を地下に入り直に見て、舞台に立つ。半纏を着て仲間とポーズの記念撮影。

 Img_1124 内子町も早々に、今までいた松山の道後温泉へ舞い戻る。そうです、松山に来て道後温泉に入らないなど一生の悔いを残すところだった。道後温泉では二階での1400円の浴衣とお茶のセットコース。ただし、1時間限定で結構忙しい。二・三階客専用の風呂の後、一般客用の大風呂へと移動。いずれも石造りの歴史を感じる風呂だが一般用の風呂のほうが、開放感や風情がある。時間ギリギリに皇室専用の玉座・風呂・厠を見学、漱石お気に入りの部屋などを見て早々に退館。2時も過ぎ、福山までの「しまなみ海道」経由には十分な時間がない。今治までは一般道を走り「しまなみ海道」へ辿り着く。ICから入りばなのSAで来島海峡を望んだきりで、ゆっくりするまでも無く福山へ直行。

 福山駅でレンタカーを乗り捨てた後、東京までの約4時間の新幹線の旅。途中、大阪で同行の仲間二人と別れてビールをチビチビの一人旅。ここんとこ、囲碁の定石本をほったらかし。代わりに挑戦しているナンプレ(超難問・秀逸編にようやく到達)にも些か疲れて居眠りをする内に東京駅のコール。疲れたの実感。


門前仲町デビューの相棒

2010年10月15日 | インポート

 久々の専門業界の会議も五時近くに終了。

 ノビノビになり気にはしていた、今年から茅場町の財団法人に再就職したOB仲間N氏にTEL。即OK。六時に門前仲町で待ち合わせ。何処にお連れ申すかと迷う。串煮込みの「大阪屋は生憎の休み。人気に溺れて客扱いが乱雑で気に入らないが、門仲デビューの友人にと「魚三」へ行く。外に客が並んでいるので即パス。それではとまっつぐ通りの向かいの「富水」へ直行。

 表は魚屋だが店の横から入ると新鮮な刺身などを出してくれる居酒屋がある。焼き魚、煮魚、天ぷらなど魚メニューは豊富だ。オジンの奥方と昼に食事に寄ることが多い。富岡八幡や深川不動尊があるため365日開業しているので心配が無いのと魚が新鮮で旨い。足の不自由な母を連れてきたときも、店前にワゴン車を止めさせてくれる気遣いしてくれる女将がいる。めっぽう元気で明るくなる。向かいの「魚〇」とは天地違いだ。

 しかし、居酒屋ブースは一杯である。そこで店の前の座敷の別館に案内されるが、今まで数回入ったことがある。別館最初の客である。相棒の再就職後、久しぶりの二人での飲みである。最初の一杯は生ビール、後は刺身を肴に燗酒。二合徳利を注文する。銘柄は多分大手メーカーの「〇鶴」か。仲間と飲むのが一義で入る店の出す燗酒はいつも旨い。旨い酒は銘柄を聞くのは野暮である。

 テーブルに燗酒が運ばれるなり空になる。久しぶりの話に花が咲く。刺身をつまみ気が付かないうちに6回ほど追加注文したようだ。いささか飲みすぎたか。久しぶりの楽しい時間が過ぎ、別館、最初の客で最後の客のようだ。店を出て門仲初めてという相棒を連れて「辰巳新道」別名「しょんべん横丁」を案内する。相棒は千葉から隣町「茅場町」に解職のご沙汰の後、処替えとは云え新たな発見に目を白黒し、ときめいていたようだ。


江戸幕府の盛衰と土曜の新橋

2010年10月04日 | お酒

 Img_0761 今回の東京散策の会、増上寺と愛宕山までの江戸幕府の盛衰を歩く。年に1~2回の将軍家墓所の開門に合わせて江戸幕府の盛衰を見るハイキングとなった。この将軍墓所は二代将軍秀忠ほか、六人の将軍や和宮など、正室や側室などが浄土宗に帰依する係累が祀られている。

 実は今回の見学には含まれなかったが、黒衣の宰相といわれ豊臣家に寺の鐘銘「国家安泰 君臣豊楽」へ「いちゃもん」の知恵をつけ、大阪冬の陣の立役者と言われる坊さん「以心崇傳」の寺「金地院」が東京タワーの真下にある。いまでも、全国すべての各宗派の坊さんについての管理簿「僧簿」を管理しているといわれている。雨模様の中、残念ながらパス。

 その後、東京タワーで食事をし、初期の淀橋浄水場の玄関が移築されている芝給水所から、歴代増上寺住職の墓所「天光院」、井伊直弼襲撃の集結の地「愛宕神社」を巡る。年配の先輩には厳しいが小雨降る新橋までブラブラと20分。Img_0784

 4時過ぎで大人数の30人、大型チェーン店で融通が利くと「天狗」へ。料理は二時間の飲み放題の安いメニュー。ちと寂しい感じはするが、先輩諸氏を早く新橋から送り出さないことには、何かあると困るという思いがある。

 送り出した後は、新橋烏森口の飲み屋街での幹事での二次会。人気店は何処も一杯。桜田公園通り四丁目のの「とうりゃんせ」へ落ち着く。20~30人が入るカウンターとテーブルの店の奥へ、まずは落ち着く。「牛煮込み」が人気メニューというので生ビールと合わせて注文。駅近くの混雑する他店と比べると落ち着いて飲める。一次会での飲み放題もあり、この店ではそれぞれに単品で注文。愛想のいいママさんらしき女性は常勤なのかは不明だか、気持ちがいい。朝からの快い疲れの酔いで気持ちが良い。土曜の夜も新橋の賑わいは変わらない。呑ん兵は多いものだ。