◆MH氏 2000/08/18
ishiinbrさん、
おっしゃるように、気の問題を軽視して、心理学的説明に終始するのが、トランスパーソナルの物足りないところですが、これはそもそも、禅やヴィパッサナ瞑想などの「生体エネルギーを使わない技法」をモデルとして作られた理論ですから、当然でしょう。 そこで、「使う技法」を視野に入れて理解を拡大していくというのが、私の問題意識ですね。
一つだけ、
<これは私は少しだけ引っ掛かっていたのです。上位のレベルが、下位のレベルを引きずっている、ましてそれをコントロールできないのは奇妙だという疑問があったのです。>
霊的次元のエネルギーが「動く」ということと、霊的次元で覚醒している、ということは全く別種です。 どの次元でもそうですが、はじめに「無自覚的な動き」から始まって、断片的にその次元がわかりはじめ、それが最終的に、完全なコントロールを達成する「覚醒」に至るには、動き始めてから長い時間を要します。
ですから、物質や気の次元の現象がコントロールできずに起こるというのは、まだごく初期の段階に見られることです。コントロール能力は一気にではなく、徐々についてきます。
◆ishiinbr 2000/08/19
MHさん、ありがとうございます。
<気の問題を軽視して、心理学的説明に終始するのが、トランスパーソナルの物足りないところですが、これはそもそも、禅やヴィパッサナ瞑想などの「生体エネルギーを使わない技法」をモデルとして作られた理論ですから、当然でしょう。
そこで、「使う技法」を視野に入れて理解を拡大していくというのが、私の問題意識ですね。>
わたしは、まさにその心理学的説明を一生懸命やっていたんです。
(その中のいくつかは論文集の中に順にアップします。)
その中で、心理学的説明では説明のつかない事例にいくつか出会って、
それと臨死体験者の生体エネルギーの活性化の事実などが重なって、
これは一体どう捉えるべきなのかと興味を持っていたのです。
それでまんだら浩さんにいくつか質問させていただいたのですが、おおよその見取り図をお見せいただいた感じで、目が開かれるような思いでした。
ケン・ウィルバーが、東洋の瞑想の英知と西洋の心理学とを統一的な視野のもとに把握したことは、学問の領域を拡大する、視野を広げるという意味でたいへん功績のあったことだと思います。
さらに、生体エネルギー、気をも包括する形で説明できるようになれば、これはまた、たいへんな視野の拡大になることでしょうね。
ただしこれは心理学領域だけにおさまらないので、さらにさらに険しい道程という感じもしていますが。
MHさんの探求に期待します。私も少しづつ勉強をして行きたいと思います。
ところで、生体エネルギーのコントロールの件ですが、ご説明はよくわかりました。ありがとうございます。 ただ、けっこう一流といわれる気功師が電気器具を壊したりしているので、やはり不思議でした。エネルギーをコントロールすることは、それだけ難しいことなのでしょうね。
ishiinbrさん、
おっしゃるように、気の問題を軽視して、心理学的説明に終始するのが、トランスパーソナルの物足りないところですが、これはそもそも、禅やヴィパッサナ瞑想などの「生体エネルギーを使わない技法」をモデルとして作られた理論ですから、当然でしょう。 そこで、「使う技法」を視野に入れて理解を拡大していくというのが、私の問題意識ですね。
一つだけ、
<これは私は少しだけ引っ掛かっていたのです。上位のレベルが、下位のレベルを引きずっている、ましてそれをコントロールできないのは奇妙だという疑問があったのです。>
霊的次元のエネルギーが「動く」ということと、霊的次元で覚醒している、ということは全く別種です。 どの次元でもそうですが、はじめに「無自覚的な動き」から始まって、断片的にその次元がわかりはじめ、それが最終的に、完全なコントロールを達成する「覚醒」に至るには、動き始めてから長い時間を要します。
ですから、物質や気の次元の現象がコントロールできずに起こるというのは、まだごく初期の段階に見られることです。コントロール能力は一気にではなく、徐々についてきます。
◆ishiinbr 2000/08/19
MHさん、ありがとうございます。
<気の問題を軽視して、心理学的説明に終始するのが、トランスパーソナルの物足りないところですが、これはそもそも、禅やヴィパッサナ瞑想などの「生体エネルギーを使わない技法」をモデルとして作られた理論ですから、当然でしょう。
そこで、「使う技法」を視野に入れて理解を拡大していくというのが、私の問題意識ですね。>
わたしは、まさにその心理学的説明を一生懸命やっていたんです。
(その中のいくつかは論文集の中に順にアップします。)
その中で、心理学的説明では説明のつかない事例にいくつか出会って、
それと臨死体験者の生体エネルギーの活性化の事実などが重なって、
これは一体どう捉えるべきなのかと興味を持っていたのです。
それでまんだら浩さんにいくつか質問させていただいたのですが、おおよその見取り図をお見せいただいた感じで、目が開かれるような思いでした。
ケン・ウィルバーが、東洋の瞑想の英知と西洋の心理学とを統一的な視野のもとに把握したことは、学問の領域を拡大する、視野を広げるという意味でたいへん功績のあったことだと思います。
さらに、生体エネルギー、気をも包括する形で説明できるようになれば、これはまた、たいへんな視野の拡大になることでしょうね。
ただしこれは心理学領域だけにおさまらないので、さらにさらに険しい道程という感じもしていますが。
MHさんの探求に期待します。私も少しづつ勉強をして行きたいと思います。
ところで、生体エネルギーのコントロールの件ですが、ご説明はよくわかりました。ありがとうございます。 ただ、けっこう一流といわれる気功師が電気器具を壊したりしているので、やはり不思議でした。エネルギーをコントロールすることは、それだけ難しいことなのでしょうね。