ふろしき王子功

あたらしくて
かっこいい
風呂敷のつかい方を
伝えあるく、
横山功のページ

春の岐阜の恵み。

2009年03月09日 10時35分18秒 | ワークショップ案内
前日に床屋で前髪を短めに整え
日曜日、岐阜の輪之内町で
風呂敷使い方ワークショップ(体験講座)をしました。

家から着物とはかま姿で電車で2時間。
着いた岐阜は暖かい青空。
輪之内町は川に囲まれていて
田んぼの多い地域です。

太鼓も置いてある
町の多目的スペースのような部屋で
車座になって風呂敷を練習しました。

参加者は約50名で
ほとんどが女性ですが
ご夫婦で参加の方も。
あと、珍しく男子中学生が5人。
彼らは地域の川の清掃も行なっているようです。

僕は自己紹介の時に
その川も泳げるようにしようと言いました。
いつか、放ったままでも
掃除しないでもきれいなままでいる
川であってほしい。

2時間はあっという間です。
基本の結び方から応用まで
一通りのレパートリーを練習し
最後はお約束の水着。
僕は着物にはかまなので
モデルを募ったら
ふんどしは男子中学生
胸隠しには勇氣ある女性が名乗り出てくださった。

人数が多めですが
隣り同士教え合う雰囲氣で
何とか無事にお伝えしました。
復習、確認用に使い方を描いた
紙を配りました。

今後は今日の受講者さんたちが
地域に風呂敷の輪を広げてくださると嬉しいです。
お土産に、収穫したほうれん草と水菜と菜花
手作りクッキーをいただきました。
また、染め物作家の方から自作の風呂敷も。
嬉しいです。

僕が「つくしを食べたことはほとんどない」
と言ったら、主催者の浅野さんが
採りに連れてってくださいました。

皆で畑をシェアしたり、ビオトープを作っている
場所に、つくしが森のように生えていました。
新鮮な氣持ちで一緒に摘みました。

その後、今回お手伝いをしてくださった方の
お庭と畑にもおじゃましました。

裏庭のふきのとう
木を組んで栽培している椎茸
ブロッコリー
夏みかん
金柑

あふれるように実った金柑を眺めて
自然の恵みは無限であると感じた。
自然と謙虚に寄り添うなら
人の食糧は十二分に存在する。
自分の食べるものを自分の庭で得たり
人とシェアできる豊かさ。

帰りはたくさんの恵みで
荷物が重くなったけど
つくしたちをお裾分けするのが
楽しみでわくわくしました。

春のめぐみのいっぱいの旅でした。
風呂敷WSの感想のメールも届いていて
嬉しいです。

さあ、いよいよ今度の日曜日から
大井町のギャラリー「FIELD」で
http://www.field-oimachi.com/
絵の展示会が始まるので
今週は最後の作品群を描いて参ります。
つくしが登場するかもしれません。

神さまは粘土に
猿の血といるかの精子を混ぜて
人を作りました。
僕は白い紙に
水と墨と色をこめて
絵を生み出します。