ふろしき王子功

あたらしくて
かっこいい
風呂敷のつかい方を
伝えあるく、
横山功のページ

赤い春。アロエの花と椿と梅。

2009年03月03日 10時10分57秒 | 自然

寒い日もあるけれど、
もう庭にめじろの通う春です。
アロエの花の蜜を吸っているみたい。

屋上の花壇はよもぎやはこべで覆われています。
写真はじゃがいもの葉です。
小麦もずいぶん伸びました。

昨日、隅田川の河川敷を
ずっと歩きました。
浅草から桜橋、白鬚橋を超えて
千住曙町、千住大橋、三ノ輪まで
2時間半。いい運動になりましたが
革靴だったのもありくたびれたので
パートナーの働く三ノ輪のカフェ
むぎわらいで休憩しました。
「河川敷の女の子」という絵を描くので
実地体験として歩きましたが
川縁だからか風が強かった。
隅田川も変わらず透明度がありません。
生きているうちに、また泳げる川にしたいと
思っています。

帰りに寄った図書館で読んだ
東京湾の本には、戦後しばらくまでは
東京湾は
「恐るべき透明度と無数の魚たち」を
誇る海だったとありました。
当時漁師の子供だった著者の体験ですが
あまりに深くまで眺められて
かえって恐かったそうです。

東京湾がそれほどきれいなら
隅田川もきれいだったと思われます。
それでも現在、
東京湾の漁獲量のほうが
相模湾よりも多いようで、
まだまだ潜在的に豊かな海は
死んでいません。
子孫のために、味のある
海らしい海を創造していきたい。

話が変わりますが
住みたい家の条件として
僕はよく
・地震で崩れても生き埋めにならない家(コンクリートを使わない)
・火事で焼けても煙を吸って死なない家(化学建材を使わない)
なんて言っていましたが
もう一つ増えました。

それは「土間のある家」です。

今年も味噌作りを終え
6月には梅干しも作る予定ですが
部屋の中のでの作業は、
スペースを作る、作業する、元に戻すという
手間がかかります。
土間なら、作業だけです。

土間のある家は少ないと思うので
簡単に説明すると
玄関が広くて、台所までつながっている
と想像してください。

泥付きの野菜もそこにぽんと置いておけるし
靴を履いたままで
水仕事、手仕事、近所の人との交流など
色々と便利です。

今後新たに家を建てる方はぜひ
玄関を最低でも3畳の広さにすれば
土間的空間として活用できます。

大切なのは
何かをするための土間ではなく
土間があると自発的に
何かをしたくなる、
自分で生み出したくなるということです。
元々土間は文字通り一階にあって
地面は塩や土(にがりや粘土)を
固めたものですが
土間的空間という発想ならば
二階でも、アパートでも応用できます。
玄関が広いだけでもよいと思います。

土間については、
先日お逢いした建築家の方の
論文「土間再考」を読んで目覚めました。

土間最高。