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お金と偏見 ~聖書

2019年09月08日 | 日記

 

『お金と偏見』


お金に対するゆがんだ見方を持っているなら,人を性急に判断してしまいがちです。
例えば,富んでいる人は,貧しい人が暮らし向きをよくできないのは怠け者だからだ,と思うかもしれません。
逆に,裕福でない人は,裕福な人のことを物質主義的で貪欲だと決めつけるかもしれません。リーアンは比較的裕福な家庭の娘で,そうした偏見に悩まされました。

こう述べています。

<お金に関する聖書の助言は,バランスが取れており,書かれた当時と同様,今日でも適切>

「わたしの父は高収入の仕事をしていることで知られていました。それで,わたしはよくこんなふうに言われました。
『欲しい物があれば,お父さんにねだればいいのよ』とか,『あら,わたしたちは皆が皆,お金持ちじゃないし,あなたの家族みたいに素敵な車を買う余裕はないの』。
わたしはとうとう,そんなことは言わないで,と友達に頼みました。そして,そう言われると傷つく理由を説明しました。わたしは,金持ちとしてではなく,親切なことをする人として知られたかったんです」。

 


『聖書は何と述べているか』

聖書は,お金もそれを持っている人も,とがめてはいません。たくさん持っている人もです。
問題は,どれほど持っているかではなく,いま持っているもの,あるいは得たいと思っているものに対する態度なのです。
お金に関する聖書の助言は,バランスが取れており,書かれた当時と同様,今日でも適切です。その例を幾つか挙げましょう。

聖書の言葉: 「富を得ようとして労するな,分別をもって,やめておくがよい」。(箴言 23:4)

「ナルシシズムの蔓延」という本(英語)によると,富を追い求める人は
「精神障害を抱えてしまう」傾向が強く,「さらに,喉の痛みや,腰痛,頭痛といった健康上の問題を訴えることも多い。
また,アルコールを飲み過ぎたり,違法薬物を使用したりする傾向が強い。財を築こうと躍起になると,惨めな思いをすることになるようだ」ということです。


聖書の言葉: 「あなた方の生活態度は金銭に対する愛のないものとしなさい。そして,今あるもので満足しなさい」。(ヘブライ 13:5)
満足しているなら,経済的な心配をしないで済むというわけではありませんが,その心配に対して正しい見方ができます。
例えば,経済的な損失に対して過剰な反応をしません。使徒パウロのような態度を持つよう努力します。パウロはこう書いています。
「実際わたしは,ともしさに処する道を知り,あふれるほどの豊かさに処する道を知っています。
一切の事において,あらゆる境遇のもとで,飽きるにも飢えるにも,満ちあふれるほど持つにも乏しさを忍ぶにも,その秘訣を学び取りました」。
(ピリピ・フィリピ 4:12)

聖書の言葉: 「富に依存する者は倒れる。神に従う人は木の葉のように茂る」。(箴言 11:28)


研究者たちは,お金の問題を,離婚の主な原因の1つとして挙げています。
また,お金の問題は,自殺の原因の1つでもあります。ある人たちにとっては,お金は結婚の誓いや自らの命よりも重要なのです。
それとは対照的に,バランスの取れた見方をする人たちは,お金に頼ることをしません。
イエスの次の言葉の知恵を認めています。
『それから群衆に言った。「じっと見張っていて,あらゆる貪欲に警戒しなさい。たくさんの物を持っていても,命は所有物からは生じないからです」』。
(ルカ 12:15)

 

あなた自身はお金をどう見ていますか へ続く>>>