遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

遊廓カフェギャラリー「旧ゑびや旅館」

2017-03-05 01:15:43 | 日記
宮城県 塩竈町にある旧遊廓「旧ゑびや旅館」は、一階がカフェ、二階と三階がギャラリーになっていて明治初期の遊廓建築内部を見学する事が出来ます。
※営業時間.曜日.確認必要
一階「カフェ はれま」
カフェ隣の「まちかど博物館」入口から階段を登って遊廓内部見学へ♪
二階内部
この襖を閉めた壁に…
当時の客が書いたと思われる落書き
船底天井と水色の壁
当時の港、街の様子の模型も展示されていました。
波と思われる小壁の装飾
貝殻の帆掛舟と島影の象嵌装飾が施されたフナクイムシ食害材の長押
泡と思われる小壁の装飾
船底天井の間の小壁にも泡の装飾
各部屋の小壁にも色々な装飾が
フナクイムシ食害材の欄間
いよいよメインの三階部分へ
階段を登ってすぐ見えるステンドグラス。コチラは後から造られた様です。
三階の廊下。真っ赤な絨毯
左側に見えるのが竹の間
松の間
松の間、横の廊下
縁の化粧屋根裏の虹梁
竹の間
床の間の装飾にも竹細工が
塗籠梁の向こう側に格式の高い部屋が
昔はここに格式の高い空間を仕切るための暖簾が掛けられていたとか
梅の間
梅の花型の貝殻製釘隠し
いよいよ桜の間へ
桜の間。この部屋だけ唯一、竿縁が床の間と並行。吊床にもなっています。
立派な黒塗りの箪笥が
満開の桜の絵が描かれた天井
改装工事前はもっと鮮やかに色が残っていたらしいです…
桜の間にある戸棚裏…改装前の住居として使われていた跡が…マリリンモンローが渋い。
戸棚の装飾
かつて遊廓街があった通り。右側が旧ゑびや旅館。向かいが御釜神社。
二階の手摺越しに見える御釜神社
三階の塗籠梁の横にある謎の扉…
物置きかと思ったのですが、上部奥を覗き込むと謎の空間が…
画像だと暗くて分かりにくいのですが、奥か少し広くなっていて人が入れるスペースがある様でした。
ガイドさんに聞いても分からないらしく、怪しい空間。
最後に…塩竈港は、2011年3月11日の震災で震度6強と4mの津波による浸水の被害をうけ「旧ゑびや旅館」も解体の危機に…
NPOみなとしおがまでは、建物保存の為、学術調査と緊急シンポジウムを開催、参加者から塩竈市民の宝として、この建物を残したいとの意見が出され、保存活用のための募金活動と補助金、市内各団体の協力により「カフェはれま」「まちかど博物館」として生まれ変わる事ができました。
入館希望の場合、各店舗の定休日と営業時間が異なるので要確認。




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