遊女~asobime~色街道中探訪記

遊廓、赤線、青線があった場所、古い温泉街や町並み、看板建築、古い旅館や旧遊廓などの建物内も画像付きで紹介しています。

旧遊廓「新陸奥楼」新むつ旅館

2013-02-19 03:08:22 | 日記
旧遊廓「新陸奥楼」新むつ旅館は、明治31年(1898)創業、当時のたたずまいを今に残し、かつて花街として栄えた小中野新地をしのばせる…
2006/10/21 (東奥日報)より

商取引も盛んで船宿や船乗り相手の女郎屋も数多く軒を連ねた。
明治維新後、小中野新地に遊廓が開業したのは明治28年~全盛期には、33軒の遊廓が建ち並び120名もの芸妓がいたらしい。


この「新むつ楼」は、楼主、建物の設計者、共に女性だった様です。当時、この地域の決まりで、火災などの心配から、遊廓は2階建てまで。と決められていたらしい。


厚い格子窓と唐破風(からはふ)玄関



見事な空中渡り廊下。



空中渡り廊下と階段。


2階の空中廊下へと続くY字階段。


2階段にあるお座敷。現在は宴会などに使われています。


各部屋がこの細い廊下でつながれています。


明治34年1月と書かれた帳簿。
客の住所、服装、滞在時間、接待した芸妓の名前まで細かく書かれています。


当時の芸妓さん達の写真。


欄の透かし彫り装飾。


中庭。



釘隠し「折り鶴」



釘隠し。コチラは桃の花…でしょうか?


客間。


宿泊した部屋に飾られていた帳簿。


大福帳。


玄関に飾られていた芸妓さんの絵画。


屋根にある、丸「さ」の文字。


屋根の装飾。


新陸奥楼「新むつ旅館」
青森県八戸市小中野6-20-18

2009/11/23 撮影