既存マンションの実例平面計画
上記実例平面計画を見て何かかんじていただけたでしょうか?
どの平面計画を見ても似かよった計画で、生活者の意見をとりいれる余地のない形になっております。その理由は建物全体が長方形建物であり、羊羹を縦横に切った形で各住戸の区画ができていることと、建築基準法で居室の面積に応じて採光と換気のための窓が必要になってるためで、バルコニー側と外廊下側に居室を配置せざるを得なく、土地がどんな形をしていても、建物全体の形が長方形となっていれば、どんな優秀な設計者でもほぼ提示したような平面計画になってしまいます。
また、開発業者が十分な利益を上げる為に、建物外回りの表面積をできる限り小さくすることと、決められた容積率の中でできるだけ多くの戸数を確保する必要があるため、余裕をもった建物形状を考えることができないことと、分譲マンション購入者にできるだけ安価に提供することで、完売を目指して営業活動をしているため、買い手は平面計画についてこだわりを捨てて、価格につられて購入することになってしまうため、「すまい」としては不満の残る計画となってしまっています。
このような平面計画を打破するように新たな平面計画を提示した実験住宅を建設する計画です。
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