建築設計について

建物を建設するときに何が大事かということを考えてみました。

信州松本でマンションを自由設計で取得!

2012年07月13日 | 共同住宅をつくる

マンションの部屋数や住宅設備機器、部屋の仕上げ等が区画の中で
自由に決められれば素敵ですね!

私たちはそんなマンションを北アルプスを一望できる長野県の松本市で計画しております。松本駅から徒歩6分の松本中心市街地の直近に位置した非常に便利なところです。姉歯事件に端を発した建築基準法の大改正で構造的には厳しい状況となりましたが、建物内部の間仕切りの変更については、設計事務所で予めどんな間仕切りになっても基準法に抵触しないという検討がされ、審査機関で認定を受けて建築確認ができることになり、区画内の間仕切りを建築確認時に決めなくてもよい状況になったことは、マンション購入者にとっては朗報です。

分かりやすく言えば、部屋の間仕切りを決めないでも建築確認ができるようになったということで、多少の制約はありますが、区画を決めてから購入者が自由に間取りを決められるようになったということです。これは購入者が独自の個性あふれる「住まい」をマンションの中でもライフスタイルに合わせてオプションなしでつくることができるということです。

技術的には多少厄介な問題はありますが、設計者が協力することで今までできなかったマンションの自由設計ができるようになったことは喜ばしいことです。
この建設方式は共同住宅の共有部分と各戸の内装部分が分離されますが、従来のマンションは階高さを抑えてあるため排水管の横引きができないことによって水回りの部屋位置が変えられない為に間仕切りが固定化してしまっていましたが、今回の計画は水回りを含めて自由に平面計画ができるようにしています。

内装を後から作るためには構造躯体と分離させる必要があり、分離させることで内装のリフォームも躯体とは関係なくできます。このため、中古で転売するとき、購入者は部屋の間仕切りを自身の好みに合わせてそっくりリフォームできるようになるため、内装を新しく作りかえることもできますから、環境と立地条件が良ければ、資産価値が大きく低下しないメリットが出ます。また、自身のライフスタイルに合わせて部屋数の増減も使い勝手も変更が可能です。躯体に損傷を与えないことで建物の寿命も格段に延びてきます。
このような建設方式を建築界ではスケルトンインフィル方式と呼んでいます。

また、建築確認が済むまでに時間がかかった上にその後内装設計を実施することになれば、時間がいくらあっても足りなくなってしまいますので、全体計画を含めて入居者が設計にかかわり、組合をつくって購入するというコーポラティブ方式をとることで時間も短縮でき、デベロッパーが関与しないことで、経費も抑えることが可能になります。

自分独自の個性あふれる「住まい」を一緒に作ってみませんか? 
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