ムネオの厠

後期高齢者の平凡なブログですが、何か…?

§310 続・浪花の恋物語・・!

2006-01-22 00:35:48 | 日記・エッセイ・コラム

19XX年3月12日に山口の小郡で出会い、3月24日に大阪で再会し、3月26日にお別れをした「浪花の恋の物語」の続きです・・。w

4月から私は某大学に入学いたしまして、理工系学生でありながらも、体育会クラブを中心に学生生活を始めました・・。😅

試験の直前は出来ない者同士がボロアパートに集まりまして、クラブの先輩から回ってきた昨年の試験問題を、今回も類似した問題が出るであろうと勝手に決め付けて、ただひたすらにそれだけを暗記したり勉強したり、酒飲んだり・・。w  

私はそんな学生でございました・・。w😅

まぁ、一応留年しないで4年で卒業が出来たワケですから、クラブの先輩には感謝しなければなりませんな・・。w

ところで、3月に大阪のH子と出会ってから、その後も1ヶ月に2度ぐらいの頻度で手紙のやり取りが続いておりました・・。😅

現在ならメールを使うでしょうが、その頃は唯一文通するしか連絡の取りようがないのでございます・・。w

電話は相手のアパートの大家さんの電話で呼出しになるし、大変面倒な時代でございました…⁉︎w

H子と文通している中で、夏休みに入ったら又、大阪に遊びに来て欲しいと再三書かれていましたので、私もそのつもりで夏休みを楽しみに待っておりました・・。w

(:.;゜;Д;゜;.:)ハァハァ

7月20日から7月末までクラブの夏季強化合宿がありまして、合宿が終了した後、旅費を稼ぐ為にバイトを始めました・・。😄

3週間ほどバイトをして、どうにか大阪までの新幹線の往復キップと宿泊代、小遣いを少々を作りまして、待ちに待った大阪へ出発する準備が整いました・・。w

(:.;゜;Д;゜;.:)ハァハァ

(キップはもちろん学割ね・・。w)

19XX年8月25日でございました・・。

大阪へ夕方到着する新幹線に乗りまして、H子が働く心斎橋の”不○家”へ勇んで出掛けたのでございます・・。😅

約5ヶ月ぶりの再会でございます・・。

(:.;゜;Д;゜;.:)ハァハァ

文通を続けていたお蔭で、かなり親密な関係になっていたつもりでしたが、やっぱり直接会うのは緊張しますね・・。w

「どっかホテルは決めはったの…?」

「ううん、まだ・・。」(´ヘ`;)

「ほなウチに来はる?」

「う、うん・・。」

(((;-д- )=3ハァハァ

ってな感じだったでしょうか・・。w

心斎橋から御堂筋線に乗りまして、天王寺で乗り換えて2つか3つ先の駅だったと思います・・。w

(さすがに駅の名前はもう忘れました・・。)

駅から歩いて7、8分ぐらいだったでしょうか・・?

木造の古い2階建てのアパートで、炊事流しやトイレは共同の昔ながらの○○荘の感じでございました・・。

靴を脱いで、手に持って急な階段を登りまして、2階の片隅に4月から一人で暮らし始めた小さな部屋がございました・・。

部屋の広さは4畳半一間だけ・・。     

(日当りも悪く薄暗い感じの部屋でしたね…。) 

部屋には小さなお化粧台とファンシーケース、それと小さなタンスが置かれただけの実に殺風景な部屋でございました・・。😵

16歳で四国から大阪に出て来て、3ヶ月ほど前に会社の寮から引っ越して、アパート暮らしを始めたばかりでした・・。

部屋にはテレビも無く、小物入れが付いたオルゴール形の小さなラジオだけがありました・・。

部屋に入るとH子はラジオをつけながら、手紙に書かれていたような日常の生活の話しをはじめました・・。

寮生活は楽しくなかったことや、やっと親がアパート暮らしを許してくれたこと・・。

ウェイトレスの仕事の話しやY美さんがお店でトップから2番目の古株で、自分は6番目になるとか・・。

・・・・・・・・。(R18指定)

寝る前にお風呂屋さんに行こうか…?     

オレ汗かいちゃったから・・。w       

ワタシモ・・。ウフ

じゃぁ、オレの方が多分早いから、外で待ってるな・・。

はらへったな、何か食べるものある?

「トーストぐらいしかあらへんよ・・。蜂蜜つける?」

ラジオから流れていた音楽は、今でも忘れません・・。

当時流行していたのでしょう・・。

花が女か 男が蝶か~

蝶のくちづけ うけながら花が散るとき 蝶が死ぬそんな恋する 女になりたい♪

花の命は みじかいけれど蝶の命も はかなくて花が散るとき 蝶が死ぬそんな恋する 二人になりたい♪

森進一の「花と蝶」の曲でございます・・。

自分はビートルズやグループ・サウンズの世代ですから、それまでは森進一を好きだと思ったことはなかったのですが、その日を境に森進一のファンになったのでございます・・。😅

カラオケのレパートリーも森進一の歌を好んで歌います・・。

(普段は歌いませんが、どうしてもの時だけですが・・。w)

翌日、東京へ帰る時、遅番で仕事に向かう途中、新大阪駅まで送ってくれましたが、ホームで彼女はポツリと言いました…。

「やっぱり無理よ・・。」

「エッ、何が・・?」

「だって貴方は東京だし、大学生なんだからこれからも素敵な女性にも出会う機会が多いだろうし・・・。」

・・・・・・・。

「・・・・・・。じゃぁ帰るね、又な!」

帰りの新幹線の中で、彼女の最後の言葉をどう捕らえたら良いのか、私はかなり動揺してしまいました・・。

その後にも、手紙を送ったような覚えがございますが、結局、彼女と2度と会う機会は訪れませんでした・・。

「浪花の恋の物語」の完結でございます・・。😅

コメント
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