アイリーンとは、日本の赤坂のお店で初めて会ったのでございます・・。
海外出張を何度か経験いたしますと、何故か日本にいても外国人と仲良くなりたくなるものでございます・・。w
マレーシアのKLにある「カンガルー」という店の姉妹店が、赤坂にもあることを聞きまして、日本にいる時は赤坂の「カンガルー」に出入りするようになったのでございます。
その店の女性から紹介されたのが、マレーシアンとシンガポーリアンがいる「トロピカル」というお店でございまいて、この店もやはり赤坂にございました。 そこで最初に会ったのがアイリーンなのございます・・。w
アイリーンは中国系のマレーシア人なのですが、日本語も大変上手でもの凄く明るい女性でございます。 (中国系というよりも、フィリピン系に見える。w)
一度お店に行ってからは、しょっちゅう会社に電話してきて、店に来い、今夜も来いとしつこいのでございます。w
当時は、まだまだバブル時代でございましたので、私もついついクラブに入り浸りでございました。w
ある日、店に顔を出しますと、
「ムネオサンハKLニイツ行クカ?」と聞くもんですから、
来月には又、行くよと答えますと、
「私モKLニ帰ルカラ頼ミタイコトアルヨ・・。」
「KLカラ荷物ヲ日本ニ持ッテ帰ッテクレルアルカ?」
と言うので、酔ったはずみで私は気軽に「OK-la」と言ってしまったのでございます・・。w
マレーシアでは、英語とマレー語のごちゃ混ぜ言葉がありまして、OKとかNOとか言う場合に、語尾にla(ラ)を付けるのでございます。
OK-la、NO-la、Yes-laとかね・・。😅
そして日本人の英語が出来ない人は、英語と日本語のごちゃ混ぜ語で、ka(か?)を付けて疑問文にしちゃうのでございます。w (Kaもマレー語だという説もありますが。w)
例えば、OK?って言えば良いのに、 OK-ka?となるワケです・・。(笑)
でもそれで通じるのが東南アジアなのでございます・・。w
そんな話が日本でありましてぇ・・、 翌月KLに何度目かの出張をした時に、KLのトロピカルの本店にもたまに顔を出すようになったのでございます。w
KLのトロピカルでアイリーンにも再会出来たのですが、ある晩のこと、いつものように酔っ払って深夜にホテルに戻りますと、フロントの係員から荷物を預かっていると言われたのでございます・・。
何だろう?と思いながら、荷物を受け取ると、コレが大きな黒いカバンでございまして、又、ヤケに重たいのでございます。
部屋にカバンを持ち帰りまして、中を開けて見ますと、女性の服が5着ぐらいと、靴が2足にマレーシアのインスタントラーメンと焼きそばが各30個と、唐辛子が袋に一杯入っているのでございます。w
(葉っぱやクスリでも入っているとヤバイので・・。w)
深夜2時頃、部屋の電話が鳴りました・・。
「ドコニ行ッテイタカ?ワタシ、ズットホテルデ待ッテイタヨォ。」
「オンナデモ買ッテイタアルカ?www」
「Oh!アイリーン?Where are you now?」
「モウ、今、家ニ帰ッテキタトコヨ・・。」
「アイリーン、Come over my-room?ヘヘヘ」
「バ~カ、アンタ、スケベネ・・。www」
私が英語で話し、アイリーンが日本語で話すという変な深夜の会話でございます・・。w
結局、重い荷物を日本に持ち帰りまして、帰国後、直ぐにお店にわざわざ寄りまして、ルームメイトの女性に荷物を届けたのでございます・・。w
荷物の半分は、日本で一緒に暮らしている友達の物で、アイリーンは観光ビザが切れるので、3ヶ月に一度の帰国をしていたのでございます。
アイリーンは本当にビックリするほど頭の良い子でして、 日本語、英語、マレーシア語、北京語の4ヶ国語が出来るのでございます・・。エッ(゜Д゜≡゜Д゜)マジ?
結局、お店に客として来たらしいアメリカ人の軍人と結婚して、現在はアメリカのサンディェゴで暮らしております・・。
私が酔ったふりして、彼女を口説こうとしますと・・、
「結婚してくれるなら、いつでもOKよ!w」
と言われちゃいましたぁ・・。😵