さて、アゲアゲエブリ騎士に乗せて練習した投球フォーム。
実際のグラウンドで、どれだけ塾生や選手達が意識しているか検証してみましょう。
まずはケイゴのスローング。
驚くべき肘の低さ。
更には腕が振られる前にボールがリリースされている出鱈目さ。
女の子が「ちょっと何言ってるのよぉ」なんて言いながら相手を軽く叩いているかのような投球フォームでございます。
これでは思った所にボールが行く筈が有りません。
これは本人が直す気が無いと、1年や2年では直りませんね。
相当重症でございます。
あれほど言ったにも関わらず、体重移動の前に投げ始めるバージル。
しかもバックスイングの際の肘の低い事。
何も話しを聞いていなかった事を見事に露呈していますね。
このままだと、6年生の途中で肘を壊す事になるでしょう。
少しまともなチュウタ。
ここへ来て、やっと言いつけを守っている選手がおりました。
この形で投げ続けてくれれば、どこも故障する事無くだんだんと球も速くなりそうです。
力任せに投げるユウヤ。
右手の形はまあまあとして、左手の使い方がなっていません。
また体重移動が終わる前に投げ始めているのがよく解ります。
せっかく強い肩を持っているのだから、今の内に正しいフォームを覚えてね。
地味に言いつけを守るジェッター。
言われた事に注意しながら投げているのが解ります。
今はぎこちないけど、正しいフォームで投げようとしている姿勢は立派。
良い肩を持っているので、フォームが固まった時が楽しみです。
何気に体重移動ができているタチャモ。
膝の使い方といい、わりとセンスが有るかも。
野球を始めてから1ヶ月、わずか数回の練習でここまで来れば立派です。
意外と早い段階で上手くなりそうな予感。
左手の使い方が抜群に良いタンタン。
並み居る塾生や選手の中で、もっとも上手に左手を使います。
教えた事はともかく、教えていない左手の使いが良いってどうよ。
ともかく、左手の使い方が上手いので体重移動もスムースですね。
最近伸び悩んでいるナオキ小。
右肘の高さは良いのですが、体重移動が終わる前に投げ始めています。
この投げ方だと、上半身が投げ終わる頃に下半身が投げる体勢になりません。
結果、後ろに体重が残った状態となり、速いボールが投げられないのです。
上半身は完璧のミキ。
右肘の高さ、腕の曲がる角度、左手のたたみ方、胸の張り方など、上半身は完璧なフォームです。
けど、腰が開いて下半身は体重移動ができません。
このままだと、投げる方向とは違う方向に体重が移動してしまいますね。
投げる直前までは綺麗なフォームのユウタ。
ここまでは完璧なフォームです。
後はボールさえ投げなければ、とても綺麗なフォームに見えるんですけどね。
最も体重移動を覚えて欲しい塾生の一人。
さて、塾生と選手諸君。
自分の投球フォームを写真で見た感想は如何ですか?
思った通りに投げていましたか?
それともこんな筈ではと思ったのでしょうか。
日頃、指導陣から言われている言葉をもう一度思い起こして、じっくりと自分のフォームを矯正して下さいね。