天皇の国史/竹田恒泰/PHP研究所/2020
皇室ネタの通史書。
他の通史書との比較となるが、時代的には古代史のウエートが高く、学説の紹介があるだけでなく、独自の視点からの検証もあり真面目に読もうとする人にはネタ豊富である。
皇国史観の通史書としては、平泉澄、渡部昇一のものがある。本書は、それに次ぐ価値がある。執筆に際しかなり調べて書いたことが伺える。
著者は本書を出したことで歴史家として田中英道、西尾幹二、百田尚樹の通史書よりも格上の存在となったと評価したい。年齢的に若く、伸びシロある方なので、皇室の広告塔の役割りを担いつつ更なる良書を発刊することを期待する次第。
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