若いうちは、予算ある限り、手当たり次第あるいは欲しい本はすべて買うことはできた。
スペースに制約ない場合は、そのまま蔵書を増やし続けるのがいいだろう。
しかし、70歳を過ぎるとそうはいかなくなる。
介護が必要となる事態に備えて、生ある自分の最後の知的生産活動をイメージしなければならない。
たとえば、膨れ上がった蔵書は、自分の死後、いったい誰が管理あるいは処分するのであろうか?
70歳を過ぎて、マイカーを手放して、いったいどうやって処分できようか?
そう考えると、60歳代のうちに、蔵書の削減に手をつけ、最後の知的生産活動に緩やかに移行すべく準備しておく必要がある。
基本的には、蔵書を必要以上に増やさないことになるが、
本をスキャナーで読み込み、PDF形式あるいはJPEG形式で保管し、蔵書の電子書籍化を進めることも一法である。
また、気になった本は、すぐに書店に行って購入するのではなく、まず図書館で借り、どうしても手元に置いておきたい本のみ購入するという考えもある。
こうした小さな備えがあれば、万が一自分が歩けなったときでも支障なく思索活動続けられることに繋がるのではないか。
いつもありがとうございます。
札幌は快晴の水無月明けです。
今月もどうぞ宜しくお願い致します。
5月は図書館が閉鎖、仕方なく、庭仕事に没頭しておりました。