閑雲孤鶴の日々  - Fire生活者の呟き -

Fire生活経験談のほか、世相世情 💹📆、知的生産技術💻📱、書評📒について、書き綴ります。⏳

芥川賞受賞の田中氏の本だけは読みません

2012年01月19日 | 悪書
受賞して当然などと言う方、悪態ついている方の本は読みません。
そういう発言をする人の本が良書だとはとても思えません。

さようなら、田中さん。

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/120119/ent12011909530009-n1.htm

芥川賞の田中氏、もう少し神経を使っては…
2012.1.19 09:50 [甘口辛口]
 一体この人は何様なのか、とテレビのニュースで感じた人も多かったろう。『共喰い』で、過去4度落選した芥川賞を受賞した田中慎弥さんの終始とんがらかった会見である。女優シャーリー・マクレーンがアカデミー賞に何度もノミネートされて受賞し「私がもらって当然」と話したことを引用し、「大体そういう感じ」と感想を述べた。

 報道陣から爆笑が起き、後は和気あいあいの会見かと思った。しかし、田中さんは選考委員の石原慎太郎都知事が「バカみたいな作品ばかり」と酷評したことが頭にきていたらしい。「(受賞を)断って(石原氏が)倒れたら都政が混乱する。都知事閣下と都民各位のためにもらってやる」。

 本人は冗談のつもりかもしれないが、ニコリともせずにいうから聞く方はそうとらない。感じたのは違和感だけだ。作家としては非の打ち所がないかもしれないが、こんなおめでたい席で終始不機嫌そのものだったのは、一人の大人として立派な態度とはとても言えない。私憤は別の所で晴らすべきだった。 

 かつて大御所たちが受賞者に名を連ねた芥川賞作品は、読まないと世間から遅れる、といった一種の“義務感”もあって多くの人が読んだものだ。しかし、本離れも進むこの忙しい時代、よほどのインパクトがないと世間の話題にもならない。前回の受賞者が誰だったかも覚えている人はごく少数だろう。

 ましてやこんな会見を見てしまうと、人はどうあれ筆者は受賞作を読む気は起きない。表現をセールスするのが作家で、書くときはそれこそ一語一語に心血を注ぐのだろうが、しゃべる方も、もっと神経を使わないと損するのではと老婆心ながら思う。(サンケイスポーツ 今村忠)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 現代語訳 風姿花伝 | トップ | メモは必要だが、活性化して... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿