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英国王室流教育の極意 エイザベス女王からジョージ王子まで

2021年11月16日 | 書評 国際・日本論・國體

英国王室流教育の極意 エイザベス女王からジョージ王子まで/小野まり/河出書房新社/2015

 

小室圭との結婚を実現すべく、皇族の立場での慣例や国民の声を聞かず、一時金も貰わず、強引に私人となり結婚、アメリカ移住した眞子様の教育に関して、問題はなかったかとの視点で読んでみた。

本書の著者は、英国留学の専門家で、英国王室、貴族の学歴や成績に詳しい。
王族、貴族が入る名門校の学業上の競争が生半可なものでないことが伝わってくる。英国の国力の源泉が名門校での教育システムにあるのではないかとしている。
基本的には、18世紀移行の王室教育がメイン、女性では、ダイアナ妃、キャサリン妃について、男性ではウイリアム王子について好意的スタンスで書かれている。
キャサリン妃については、「ロイヤル・ファミリー歴代のプリンセスの中でも、最高位の学歴を誇り、スポーツも万能、さらに芸術にも造詣が深い知的な女性です。しかも一般家庭から嫁いだ未来の王妃は、英国、英国王室の長い歴史のなかでも実に351ぶりでした。」(P154)とべた褒めである。

対照的に、ヘンリー王子はやんちゃであり、学業的に振るわなかったため、英国陸軍士官学校に入学したとある。ジョージ王子、シャーロット王女については、英国王室の教育改革の視点から分析がなされている。ちなみに、ジョージ王子のベビーシッターは、「できるだけ普通に育てたい」とするキャサリン妃の希望により、産後すぐには宮殿で暮らさず、キャサリン妃の実家で一時期育てたそうである。

本書は、「これから英国留学を目指す方々、またすでに英国に留学されている方々、そして教育にかかわる方々はもとより、子育て真っ最中のママやパパたちのお役に少しでも立つことができれば幸いです。」で終わっているが、私は、眞子様があのような形で皇籍離脱することになったことから、再発防止の視点から、宮内庁関係者が読むべき本と言いたい。


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