内申点制度がいまだに続いていると知って驚愕した。
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https://www.sankei.com/article/20250524-OUCRY3C6GBKWLNSVNYD223IOZY/
生徒会活動は内申点に関係ない
中学受験を希望する方の理由に「内申点重視の高校入試には向かない」「内申点の付け方に不満があるという話をよく聞く」というものがあります。高校入試は内申点があるためコツコツ勉強しなければならない、逆に中学受験は学力テストのみなので努力次第で何とかなる、という考え方です。
確かに一理あるとは思いますが、よく言われるように、中学校で生徒会長や部活のキャプテンをやれば内申点が上がる、という事実はありません。成績は定期テストだけでなく、授業への取り組みや提出物などすべての活動を評価し、点数化して表計算しています。
その成績が9割を超えたら「5」、8割で「4」などの評価基準は機械的に決められており、教員個々の主観や私情を挟むことができない仕組みになっています。
成績に不満がある生徒は開示請求もでき、その時に根拠を持って説明ができるように文科省や教育委員会から強く指示されています。そのため生徒会活動などが加味されることはありえないのが実情です。
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上記の記事にて、「授業への取り組みや提出物などすべての活動を評価し、点数化して表計算する」とある。
半世紀前とほぼ同じ。私の子供の時代、各科目とも表計算方式で評価結果を集計していた。
中学教師の人事評価も同様の手法で構わないのではないか。
自分の中学時代、中学教師たちは、内申点制度の運用について授業で詳細に口にした。私は抵抗を覚えた。私自身、授業中に態度が悪かったせいか、(授業態度でないことで)批判されたこともある。
試験ではクラストップなのに、態度が気にいらないという理由で成績が「4」だった科目もあった。その教師が、大学入学後、どこの大学に入学したか、親しげな顔をして私に聞いてきた。
偏差値的に教育学部の大学入試時の偏差値は、他学部よりも低い。本来は、教育という崇高な目的のために、教育学部の偏差値が低くていいはずはない。
内申点制度のせいで、職業としての公立中学教師の社会的評価が下がってしまったと認識している。国内的に話題となった重大いじめ問題で、当事者としてすべき対応をしなかった公立中学担任教師が続出したこともあり、私個人は、職業的価値として、大工の方が社会的に価値ある仕事をしていると評価している。
全国的に公立中学が避けられ、私立中学受験に親が熱心なのは、(半人前かもしれない)中学教師たちが、いい気になって(大事に育てた)他人の子供を評価し続けた結果である。
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