森さまのご都合にて、棚ぼたのように降ってきたクリエミュージカルコンサート。ミュージカルファンにとってはファンの集いのようななつかしうれしの企画でした。
最初は「マリーアントワネット」のボーマルシェこと山路さんが司会者として登場。、「ドイツのブレーメンで上演されたMAはいろいろな修正が入り…わたくしの役ボーマルシェはカットされました…」には笑いました。帝劇の初演当時から、ボーマルシェの立場がわか . . . 本文を読む
うれしいです。オモテ家主が真面目にレミモードになり、ブログがそれ一色になっているとは。
舞台の役者さんたちのブログの醍醐味ですね。(お~い!坂健はどうしたあ~)
いつも岡さんの楽屋裏舞台中継的書き込みにはわくわくです。
なのにまだMAの歌が鳴り響いているわたくしのアタマの中。
♪あっすのパンも無い あたしたち 見殺しで 贅沢なくらし♪
♪どこまで 何処まで行く 人間よ♪
♪真実を語れ~♪
最初は . . . 本文を読む
もう店頭には無い「Top Stage」No45にいちゃもんつけるのもなんですが、マリーアントワネット特集は読み応えがあります。特に栗山さんの2ページにわたるインタビューは、2000円の劇場プログラムに気取ってお答えのものよりずっと面白い。
岩城京子さんという若いライター相手に思わず本音とうっぷんがびりびり出てしまった。
「感傷的なメロドラマミュージカル」、「安易なお涙頂戴もの」「凡百なミュージカ . . . 本文を読む
マリーアントワネットでカリオストロさまのアフタートークショーがあると聞いた時は我が目我が耳を疑いました。去年のレミゼ「祐さま楽」のカテコでのshyなご様子を目撃しましたわたくしにとって、生身でトークするなどあり得ない!しかもオルレアン公と!!(+お二方と)。
さっそくその日のチケットをテレリザーブで聞きましたら二階XAつまり脇最前列がありました。奇蹟です。
先週観劇した方の証言では、土曜日なのに . . . 本文を読む
去年あれこれ文句つけまくったMAの演出はどう変わったのでしょうか。ひとことで言えば…
(ここからすべてしゃべります!)
後味の悪さがかなり軽減されました。
観終わったあとの印象が、「なんだかマリーアントワネットをみんなでいじめ殺したようないや~な気分…」だったのが、
「最後まで誇り高く死んだマリーアントワネットに感動した」の王道にやっと乗っかってくれました。
昨年12月に…「例え定番と言 . . . 本文を読む
マリーアントワネットの舞台でのボーマルシェはかなりわからない事だらけの人物です。
プロローグで祐さまをもったいぶって紹介するし、ところどころで解説に出てくるほどえらそうにするわりにはオルレアン公の使いっぱしり、千里さんいわく「卑小な太鼓もち」(まさに)をするような設定になってしまってます。
マルグリットの一貫性の無さは、原作遠藤本のマルグリットとアニエスの分裂合体の苦肉の策のためと考えられても、原 . . . 本文を読む
MAの来年公演、祐さまのカリオストロが活かされ、マリーアントワネットに素直に同情でき、マルグリットの生き方にも共感し、カテコで観客が人間と愛の勝利を高らかに歌い上げたこの舞台にこころからの拍手を捧げる!と言う風になるにはどうしたらいいか…と大胆にも改作をしてみます。
カリオストロ伯の神秘的なご登場で幕開けします。前奏曲は充分ムードを盛り上げます。
♪私はカリオストロ 歴史を操る錬金術師…とボーマ . . . 本文を読む
最後まで意味ありげに気を持たせて結局何も語られないあの子守唄はなんだったのでしょうか。あの子守唄の意味をどなたかわかりますか?
マルグリットがだれか高貴の人の落胤であると舞台では匂わせてますが原作ではどうなんでしょうか…ウィーンから来てあの子守唄を歌ってくれたというその父親のことをアニエスは知っているような知らないような。
後に幽閉先でマリーアントワネットが「父が歌ってくれた」と同じ子守唄を歌うの . . . 本文を読む
まず最初に言えるのが栗山さんはけっしてマリーアントワネットの生涯を描きたかったわけではなく、ましてや彼女に魅せられたわけでもないのですね。
11月15日にアップいたしました「マリーアントワネット 映画と舞台の違いの続きに燃えました」についで叫びますが、「あなた~マリーアントワネットが嫌いでしょうがっ!」
月刊ミュージカルのインタビューでの「マリーアントワネットについてどんな印象をお持ちですか?」 . . . 本文を読む
この舞台を観た後、「観てよかったあ~」「また観てこの幸せな気分を味わいたい」と思った人は皆無だったはず。
「なんか暗かった」「こわ…」「でも歌がよかった」「ヨッシーフェルゼンの歌はもう一度聞きたい」こんな感じではないでしょうか。
だれもがこの舞台観たあと感じる心がざわざわとささくれる気分。
悲劇ならば最後に主人公が死ぬ「レミゼラブル」も「モーツアルト」も同じはず。とくに絶望的に追い詰められて死ぬモ . . . 本文を読む
明日の「バーン」初日を前にこれでしばらく打ち止めのMAの話題。
最後のMAの裁判の場面で、息子への性的虐待の告発を受けるくだりがあります。
エベールの発言の後、MAは憤然として「これはあらゆる母親に向けた侮辱です。このような告発に対する返答は自然がそれを拒むのです!」と訴え、一瞬まわりの女性たちの共感を呼んだとか。
このMA物語の最後の見せ場を、今回の舞台は「…息子のためすべて耐えよう」みた . . . 本文を読む
歌はいい、お金掛かってる(衣装やセットや配役)、題材も申し分ない、なのにいまひとつ乗り切れないのはやはり…主人公に魅力が無く、最後まで「死なないで~」と気分が盛り上がらないからです。
これは涼風さんのせいではないです。主人公を見つめる原作者脚本家の視点のせいです。
クンツェおじさんも周作おっちゃんもベルサイユでのマリーアントワネットが嫌いですよね。
馬鹿な女だ…という心情みえみえで書いてます。栗 . . . 本文を読む
これから行ってまいります。
誠に賛否両論、悲喜交々、意見わかれる今回のMAですが、「否定意見いっぱい聞いて観に行けばすごくよかったと感動する」というわかったようなわかんないような忠告をメインに行きます。
ヨッシーが良い!という意見が多いのですが、期待を極力理性で抑え、「あのヴロンスキーだったからな~」というスタンスでまいります。
でもそうだとすると来年の今さんのお立場が案じられます。ジャベさまでは . . . 本文を読む
ベルバラに東宝ミュージカルと、他国人とは思えぬほど日本女性におなじみなマリーアントワネットですが、来年早々にあらたなマリーアントワネットの映画が来ます。
「ロストイントランスレーション」で名を上げたソフィアコッポラの新作です。
コピーに「最も愛され、最も憎まれた王妃を、ひとりの無邪気な少女の女性としての成長物語としてとらえる」とありますが、これって池田理代子さんの功績により日本でのマリーアントワ . . . 本文を読む