NPO奄美野鳥の会主催の「フォレストポリス自然観察会」に参加しました。上天気のもと、水辺の広場に集まり、池の周辺を散策しながら観察しました。主にトンボ類が多く、撮影できた一部のトンボを紹介しますと、まずは額の青いアオビタイトンボと赤いタイリクショウジョウトンボ(写真2枚目)、腹部先端が大きく膨らんでいるタイワンウチワヤンマ(写真3枚目)、べっ甲のような色合いのオキナワチョウトンボ(写真4枚目)、奄美以南に生息しているコシブトトンボ(写真5枚目)など。そして、日本でもこの周辺にのみ生息している貴重なトンボ・ハネナガチョウトンボ(写真6枚目)です。交尾している雄雌の個体が目の前に来て止まったのですが、慌ててしまってみんなボケ写真になってしまい、そのあと雌が産卵をしているこの不鮮明な写真のみになってしまいました。
トンボ類のほかにもいろいろ観ましたが、特に印象に残ったのが、このリュウキュウヒメミズスマシ(写真2,3枚目)でした。本州、九州、四国などに生息しているヒメミズスマシとは別種で、琉球列島に生息しており、限られた池などでしか見られなくなっているようです。体長が4~5mmと、とても小さく、くるくる回っているので何枚も写真を撮って、何んとかみられるのがこの写真です。水面には小さい黄色の鮮やかな花・イトタヌキモ(別名ミカワタヌキモ)の花(写真4枚目)なども咲いていました。