奄美自然観察記

高のフィールドより

10個のオシベ  デイゴ

2019-05-16 23:50:58 | 植物




朝は曇っていたのですが、昼前からは雨が降りました。林道脇のまだ樹高が2mほどの小さなデイゴの木に、真っ赤な花が結構たくさん咲いていました。デイゴの仲間には、サイハイデイゴやヒシバデイゴ、アメリカデイゴなどがありますが、これは本家本元の大木になるデイゴです。マメ科で落葉高木のデイゴは、インドやマレー半島が原産で、日本では沖縄県が北限とされていますが、もちろん奄美にもたくさんあります。せっかく低い位置に咲いているので近づいて観ると、穂状に咲いている花のひとつずつからは、10個のオシベと1個のメシベが出ていて、メシベは先端が小豆のように丸く、すぐに判ります(写真3枚目)。デイゴの花がたくさん咲くと強い台風が来るとの言い伝えもあるので、今年はすでにあちこちで結構たくさん咲いているようで、ちょっと心配になったりします。

5年前の今日  10年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
ひかんまや曇とぅりょうたんじゃが、ひんまむぇーら、あむぃぬ降りょうたっと。林道ぶちぬまだたーさや2mべりぬいなさんデイゴぬきぃじ、真っ赤しゅん花ぬてーげいっぱい咲しゅりょうたっと。デイゴぬしじょや、サイハイデイゴんきゃヒシバデイゴ、アメリカデイゴんきゃぬありょんじゃが、くれぃだいばんきぃなりゅんむとぅむとぅぬデイゴだりょっと。マメ科あてぃ落葉高木ぬデイゴや、インドんきゃマレー半島ぬ原産あてぃ、日本じや沖縄県ぬ北限ちしらっとぅんじゃが、わきゃ島じだかいっぱいありょっと。せっかく低さんどろじ咲しゅんかな近ゆてぃにしゃっとぅ、いっぱいぶすなてぃ咲しゅん花ぬちいちぢちらや、とぅうぬオシベとぅ、ちいちぬメシベぬいじとぅてぃ、メシベぬ先や小豆にし丸かしゅかしゅてぃすぐ判りょっと(写真3枚目)。デイゴぬ花ぬいっぱい咲くぃば、ちゅーさんてーふぬきゅんちいゅん言い伝えだかあんかな、くぅとぅしやきっさあまくまなんてぃてーげいっぱい咲しゅんにししゅりょてぃ、なありっくゎしわなたりしゅりょっと。

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