奄美自然観察記

高のフィールドより

与論島海鳥調査(上)  キアシシギなど

2018-07-24 23:23:23 | 鳥類




この間(7/21)徳之島の海鳥調査を終えて、引き続き与論島に渡る予定でしたが、台風10号の影響で止むなく一旦奄美大島に引き返しました。台風も過ぎ去ったので、次の台風が来ないうち再び与論島へ向かいました。よく晴れた青空のもと、午前6時過ぎ、名瀬港を定期船で出発しました(写真1枚目)。9時30分頃に徳之島・亀徳港に寄り、さらに正午ごろ沖永良部島は西郷南洲伊延港に立ち寄って、与論島供利港に着いたのは、午後2時40分でした(写真2枚目)。早速レンタカーで島内海岸線を回って海鳥調査です。明日の与論島出発まで、約20時間ぐらいしかありませんので、できるだけ多く見て回ることにしました。かつて「ヨロン島ブーム」で大勢の観光客で賑わっていた大金久海岸(百合が浜)は閑散としていて、数名の若者たちがマリンレジャーを楽しんでいました(写真3枚目)。




夕方日が暮れる頃、海岸から離れた大きな岩礁に生えていたモクマオウの木には、周辺のクロサギ(写真1枚目)がねぐらにしているらしく、6~7羽集まってきていました。与論島は、奄美大島よりクロサギの白色型の割合は多いようです。かなり暮れかかってから、波打ち際で歩いていたのは、今回の短い時間内に観察できた唯一のシギ・キアシシギ(写真1枚目)でした。夜は陸地をできるだけ多く回ってみました。もちろん繁殖期ですので、アマミヤマシギやリュウキュウコノハズクの姿(鳴き声も)も確認できませんでした。よく見かけたのは、道路を横切るオカヤドカリ(写真3枚目)でした。

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