奄美自然観察記

高のフィールドより

実を食べた犯人は?  ホルトノキ

2015-01-09 19:46:43 | 植物






湯湾岳の林道で、ホルトノキの実がたくさん落ちているのに気付きました(写真1枚目)。上を見るとホルトノキがあり実が付いていて(写真2枚目)、ホルトノキの実に間違いありません。よく観ると、スアカアオバトが3羽いて(写真3枚目)、けんかしながらも実を食べている様子、何だ犯人はスアカアオバトか、と思ったのですが、落ちている実を見ると大半が割れていて、何者かにかじられた食跡がありました(写真4枚目)。ハト類ですと、消化力強いので、木の実は大半が丸飲みです。かじられていない実を持ち帰って、包丁で割ってみると、果肉の内側にものすごく硬い殻(種子)があり、そのなかにデンプン質の実が詰まっています(写真5枚目)。食べてみると、シイの実のような感じですが、しばらくして苦みがありました。実を食べた犯人は、硬い殻をかじり割って、なかのこのデンプン質の実だけを食べているので、ハト類ではなく多分哺乳類だと思われます。哺乳類だとすれば、アマミクロウサギやネズミ類が思い浮かびます。木に登って実を食べていることから、多分ケナガネズミの仕業だと推理しました。

5年前の今日

【島口バージョン】(キシゆむた)
長くなりましたので、省略いたします。すみょうらん。

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