テーマ
既存事業の経営改善と生産・技術戦略
第1問(10点)環境経営分析(内部環境)
好業績をあげている理由2つ
<採点基準>
■1つ目:営業的視点(5点)
<実施施策>
・得意先数を増やす(2点)
・得意先の幅を広げる(2点)※両方できたら3点
・販路を拡大する(1点)
<効果>
・稼働率の向上(1点)
・利益率の向上(1点)
・主要取引先依存度を下げる(1点)
■2つ目:生産的視点(5点)
<実施施策>
・全自動ライン(1点)
・単一加工(1点)
<効果>
・低コスト(2点)
・短納期(2点)※両方できたら3点
第2問(25点)経営戦略(企業戦略)
Y社への増産要請に応えることへの経営への影響
<採点基準>
結論:着実な発展に悪影響を及ぼす。(5点)
影響①:事業集中により経営リスクが高まる。(5点)
影響②:Y社以外の売上に影響を与える。(5点)
結論①に対する理由:Y社への依存度が高くなると、Y社の業績の影響を大きく受けるから。
(事業リスクが集中するから)(5点)
結論②に対する理由:Y社へ生産が集中することで好業績の要因である幅広い得意先への
要求に対応できないから。(5点)
第3問(25点)経営戦略(成長戦略)
国内生産のみで発展し続けるために強化すべき点とその理由
<採点基準>
強化すべき点①:(C社の表面処理技術を応用できる)他業界の開拓をすべきである。(5点)
理由:自動車業界のみに売上を依存すると、海外生産の進展や業界の景気動向に経営が左右されるため。(3点)
強化すべき点②:環境対応技術を開発すべきである。(5点)
理由:三価クロメート処理への転換が急務になっているから。(3点)
強化すべき点③:生産の効率化を行なうべきである。(5点)
理由:①得意先が価格対応を強く求めているから(3点)
②2工場の要員・装置の配置状況から(3点)
③手作業部分に効率化の余地があるから(3点)
第4問(20点)オペレーション(設計開発)
三価クロメートの技術開発に対するアドバイス
<採点基準>
結論:技術開発体制・技術開発要員を増やすように強化。(4点)
必要な要素:他部門を巻き込んで(+1点)
:全社的な(+2点)
理由①:三価クロメート処理への転換は事業機会獲得ために急務だから(4点)
理由②:顧客へのコスト面での要求対応が困難だから(3点)
理由③:現在の兼務しており体制が不十分だから(4点)
理由④:転換スピードが遅くなるから(4点)
理由⑤:解決すべき課題が数多く残されているから(4点)
第5問(20点)オペレーション(生産管理)
生産の平準化と小口輸送のための管理すべき重要なデータ項目
<採点基準>
現在の不具合:生産の割り振りが複雑化している(2点)
理由①:2工場の状況把握が甘いから。(2点)
理由②:実納期にばらつきがあるから。(2点)
理由②:小口納品・輸送が増えているから。(2点)
管理すべきデータ項目:①生産計画と内示情報(2点)
②受注案件ごとの進捗状況(2点)
③時間帯別の操業状況(2点)
④得意先の工場とC社の2工場との搬送時間(2点)
⑤受注書情報(加工品のサイズ、形状、ロット数、納期)(2点)
⑥受注残(2点)
⑦生産コスト・搬送コスト(2点)
改善内容:精度の高い生産割り振りの実現(4点)
生産の割り振りの効率化(4点)
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