母恋

2005.3.5にすい臓がんにより天国へ旅立った母の手記や看病の記録、その後の生活などを書いてます。

また悲しい…

2006-01-19 01:19:11 | 母の居ない生活
前に、母が亡くなってすぐ、叔父さん(母の弟)が、大腸癌になったと報告したことがあります。
その後、抗がん剤投与、手術をし、回復に向っているという、冗談を交えた絵葉書が何度か送られてきたので、私もすっかり安心していました。
ところが、8日頃から体調を崩し、12日の15時13分、信じられませんが、天国へ逝ってしまいました。

土日にかけて葬儀がありました。
棺の中で眠っている叔父の顔は、母とそっくりで、倍悲しくなってしまいました。
母の死から1年も経っていないのに、本当に悲しいです。

母の骨を拾い、帰りのバスの車中では、お骨を持って寂しそうにしていた叔父の顔が目に浮かびます。
本当に癌が憎いです。癌はどうやったら無くなりますか?

叔父はイラストレーターで、とても綺麗な風景画や可愛い動物達を描いていました。
母が元気だった時には、個展が開かれると聞けば、一緒に観に行きました。
母にとっては自慢の弟だったのでしょう。その時は何だか嬉しそうでした。

生きるって何なんでしょうね?
この前、TVで自殺したいという若者が偉そうに語っていましたが、死にたい人が死ねばいいのに…。
世の中は、不条理な事ばかりです。何だか分からなくなってきました。