弘法大師・空海と、弁才天 (弁財天) さま。
なんの資料がなくても、カンだけで、「密接な」関係があると感じる。
守護神と、守護される大師と言う御関係。
一応、資料もあるので記します。
高野山教報、平成30年12月1日号。
「空海は、若き日からたくさんの修行を行いました。空海伝を語るとき、もっとも有名なエピソードの一つに、四国・室戸は御厨人窟 (みくろど) での虚空蔵求聞持法の成就があります。
中略
当時、多くの優秀な沙門 (出家者) ・私度僧が山林を駆け巡りつつ切磋琢磨していて、吉野~大峯と同様、深山幽谷に包まれた高野山もまた「山藪に住む」行者の棲処 (すみか) ・舞台だったのです。
そんな中、空海が大峯・天河で千日行を成満した際、生身の宇賀弁才天を感得したと言うお話があります。
天河社付近に、かつて琵琶山白飯寺という寺院が存在したという口伝があり、空海が感得した弁天さまはこの寺の本尊として祀られたと言う話も残っています。弁天さまは、天河社の奥之院にある、大峯奥駈道 (おおみねおくがけみち) の行場の一つで有名な弥山 (あるいは水山=みせん) の主としての女神さまです。 中略
天河は「天の川 (あまのかわ) 」。高野山上の水の道上に七か所、お祀りされている高野七弁天のルーツもまた「天の川」かもしれません。
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