チベット紀行1~西寧へ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 世界遺産のポタラ宮、ジョカン寺、バザール・・・ 野生動物、聖なる都ナムツォ、標高6000m級の山々・・・ チベット族との交流、チベット料理、歌にダンス・・・ そしてラサ空港閉鎖・・・!! いつ帰国できるの?と思われたサバイバルゲームでしたが、 1日遅れで我が家に帰ってまいりました。 ●というわけで、思い出の「チベット紀行」を綴っていきたいと思います。 チベット紀行1~西寧へ~ まずはチベットへの入り口、青海省の西寧へ。 ここですでに標高2000メートルを超えています。 ↑ホテルはなんと5つ星! 西寧銀龍酒店はアメニティも充実☆☆☆ これが最初で最後の安眠の夜になろうとは・・・(^^; そのときは思いもしませんでした。 ↑翌日、結団式がありました。 団長の上甲塾長がお話をされます。 親中でも嫌中でもなく「知中」をテーマとして、 10年プロジェクトで始められた、中国理解講座。 今回で7回目。できるだけ環境の厳しいところは、 参加者が若いうちに行ってしまおう・・・とのことでした。 ↑青海大学の僑教授より講義を受けます。 テーマは「民族文化とチベット仏教」 非常に上手な日本語を話されるので、 よくわかりました。 今回の理解講座では初参加の方が20名を超え、 全体では40名以上の参加者となりました。 観光客の一段としては、 チベット初の多さらしく、 バスも2台に分けて走ることになりました。
チベット紀行2~イスラム料理~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 イスラム教といえば豚肉を食べない宗教です。 そのことを意味する「清真」レストランへ向かいました。 実は、一日目、航空会社の不手際で西寧に入れず、 北京で一泊しなければならない方々が、 5名も出てしまいました!! ここで、その方々とようやく合流。 安全は確認できていましたが、 ほんとにヒヤヒヤ・・・ 食事といえば、シルクロードへ旅したときも思ったのですが、 このあたりの羊のお肉はあっさりしていて、とても美味しい! 草を食べているからでしょうか。 旅行中の「食事リーダー」を仰せつかった私は 「健康を維持するためアルコールは禁止で~す!腹六分目でお願いしま~す!」 と叫んでいましたが、それもここが最後となりました。 高地で叫ぶと、酸欠になり、 本当に大変なことになるのです(笑)
チベット紀行3~イスラム寺院~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 シルクロード~空の道~ 青海省最大のイスラム寺院、東関清真大寺にやってきました。 明の時代に立てられたというこのモスク。 ちょうどお祈りが終わった時間に到着したため、 回族(イスラム教)の人たちであふれかえっていました。 西寧市(シーニン)は青海省の省都で、 人口約200万人、漢族や回族、チベット族などが住んでいます。 空気は薄いですが、まだまだ元気・・・ 高所の厳しさを味わうのは チベット自治区のラサについてから。 ======================== 明日は道教のお寺、民族博物館をご紹介します。 特に民族博物館は彩り豊かで驚きの連続でした。 西蔵鉄道で行くおよそ2000キロの旅もこの後に控えていま~す☆☆
チベット紀行4~民族博物館~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 ↑モスクを出て西寧の町へ。 活気があります。 その後、青海省の民族博物館に行きました。 ↑ここは「馬氏」という軍閥の邸宅を改装したものです。 ↑孫文の作品です! ↑こちらは邸宅の中のサウナ室。 ↑それから、これは大きなひとつの根っこなのです!! 驚き!すごい生命力を感じます! 座っているのは、今回ご一緒させていただいた松村さんです。 次は、チベット族の展示室に入ります。
チベット紀行5~7人の愛人~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 ↑民族博物館の中をどんどんと進んでいきます。 7人の愛人と暮らしていたという馬氏。 一つ一つの部屋が民族資料館になっています。 ↑装飾も素晴らしい。 こんなお屋敷で、 女性たちはどんな毎日を送っていたのでしょうか。
チベット紀行6~チベット族の暮らし~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 ↑チベット族の資料室に入ります。 ↑日光が強いチベットでは、 鮮やかな民族衣装がとても映えるのでしょう。 早くラサに行ってみたい!・・・と、 これを見ながら思いました。 ↑チベット独特の文化「マニ車」 一回、時計回りにまわすと、お経を一度唱えたことになります。 ↑インテリアもカラフルです★★ さらに、チベット民族のご紹介は続きます・・・
チベット紀行7~チベット族の暮らし2~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 ↑テント(パオ)の中も広くて快適です。 ↑立派なヤクの頭蓋骨。 遊牧をしているチベット族はヤクの乳を飲み、肉を食べ、 その皮や毛で布を作ります。 チベット族にとって、ヤクはなくてはならない存在なのです。 ↑真ん中にあるのは、少女の大腿骨で作られた楽器(バチ)。 チベットは「鳥葬」が有名ですが、 これは「鳥葬師(社会的地位は低いそうです)」が、 遺体を団子にし、鳥に食べてもらうことで、 魂を天まで運んでもらうという儀式です。 鳥葬された18歳未満の少女の大腿骨は、 音が良く、優れた楽器になるそうで、 鳥葬師の人たちは遺体の骨で様々な楽器を作っていたといいます。 天に近いチベットだからこそ、 このような考え方が生まれたのでしょう。 小学生の頃、この「鳥葬」と「五体倒地」のことを知りって、 「いつかチベットにいってみたい」と思っていました。 ↑こちらは床暖房になっている、 高機能でハイセンスなベッドです。
チベット紀行8~モンゴル民族~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 ↑チベット族に続いて、モンゴル民族の資料室へ。 ↑なんてかわいらしい、インテリアでしょうか。 今まではヨーロッパの色使いが一番好きでしたが、 改めてアジアの色彩の豊かさに気づき、大好きになりました。
チベット紀行9~西寧の駅~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 時間がおしていたので、予定していた北禅寺には行かず、 そのまま鉄道の駅へ向かいました。 ↑さあ、いよいよ天空の旅! 胸が高まりますっ! 駅には漢民族、僧侶、チベット人・・・ たくさんの人でごった返しています。 ↑この駅のトイレには、扉がないので要注意(^^: ↑待合室には水や食料が置いてあります。 出稼ぎの人は、お金がないので食堂車は利用せず、 カップ麺などを食べる人もいるのだとか。 ↑高山病によく聞く「紅景天」を見せていただきました。 実はこのとき、すでに高山病を発症してる方がおられました。 追い討ちをかけるように、ここで2回目のアクシデントが! ※1回目のアクシデントは、初日に北京で5名の方が飛行機に乗れず、 取り残された・・・という事件です。。。 続きは次回・・・
チベット紀行10~北禅寺~ 2007年08月17日 | ★チベット紀行 ~前回のつづき~ 「さあ、天空の列車に乗るぞ!」と意気込んでいたら・・・ 何と「3時間半、電車が遅れます」とのインフォメーション!! 理由は説明されず・・・ そんなわけで空き時間を有効に活用するため、 私たちはもう一度、バスに乗り、 当初行く予定だった北禅寺に向かいました。 ↑北禅寺は北魏時代に築かれた道教のお寺です。 山の斜面に作られているので(階段は約300段!) 上るのがとっても大変!! 高知トレーニングだ・・・といって、 何人かの方は、最後まで上っていかれました。 私は自重・・・(^^: 勝負はラサについてからですから! 寺の中にはお坊さんが修行された洞があり、 シルクロード「敦煌」の莫高窟を思い出しました。 見学も終わり、「今度こそ駅へ!2000キロの天空の旅へ!!」 ・・・と胸を膨らませていたら、3回目のアクシデントが・・・ この続きは次回です(^^;