(写真はsankei.comから)
二代目玉男の襲名披露にいってきました。最近の文楽公演は人気が高くなって、チケットが取れにくくなってます。住太夫さんの引退公演は全くダメでした。
今回は運よく取れましたが・・・。
玉男さん、吉田和生さん、桐竹勘十郎さん。なんども見て、見慣れてくると、人形だけでなく遣い手の動きに見とれてしまうこともあります。
この日は、「新版歌祭文」に出演された吉田一輔さんをお知り合いの方に楽屋で紹介いただきました。
人形遣いが抱くと人形はとても大きく見えるのですが、支えに立てかけているときは小さな物体です。遣い手が生命を吹き込むのだと実感しました。
国立劇場(小劇場)の第191回文楽公演(平成27年5月9日~25日)
第一部
・五條橋
牛若丸と弁慶が五條橋で出あった故事の舞踊劇です。
・新版歌祭文-野崎村の段
お染久松の物語り。お染を吉田一輔さん。
・襲名披露口上
文楽の口上では、襲名した玉男さんが言葉を発しません。歌舞伎との違いです。かなり驚きでした。
・一谷嫰軍記-熊谷桜の段、熊谷陣屋の段=襲名披露狂言
平敦盛の身替りに息子の小次郎の首を主君義経に差し出す熊谷直実の忠義を描いた時代物です。
歌舞伎、文楽、つまり義太夫節で語られるのは、わが子や縁者を身替りにする忠義ものが多いのです。
を観ました。
内容は国立劇場の特設サイトで。
http://www.ntj.jac.go.jp/kokuritsu/h27/4bunraku.html